飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
11月22日
レース直前の追加登録申請が締め切られ、香港国際レースに出走する馬たちが確定し発表されました。
今年は12月9日(日)に香港・沙田競馬場で行われる4つのG1を総称して、香港国際レースと言います。
“ターフワールドチャンピオンシップ”(芝コースの世界一決定戦)と銘打たれたその内訳は、2000mの香港カップ(賞金総額2800万香港ドル)、1600mの香港マイル(同2500万香港ドル)、1200mの香港スプリント(同2000万香港ドル)、2400mの香港ヴァーズ(同2000万香港ドル)の4レース。
この4レースに、最終的に50頭の馬が登録し、そのうちの23頭がG1馬となっています。
半数の25頭が海外からの参戦で、その中には日本からNo.1スプリンター、ファインニードルやサングレーザーなどが名を連ね、“JAPAN”は現地メディアからもかなり注目されています。
日本馬はこの香港に積極的に遠征してきた歴史もあり、去年途切れはしたものの、それまで9年連続で国際レース制覇を遂げてきました。
近年でもムーリスやエイシンヒカリ、サトノクラウンといった日本馬たちが香港の競馬ファンの脳裏に焼き付いているのです。
それゆえ、今年はどんな馬を出してくるのか、報道は過熱しています。

というのも、去年は香港馬のための香港国際レースであったと言っても過言ではない躍進を遂げていて、今年はディフェンディングチャンピオンとして国際レースを迎えるからです。
去年は香港マイルのビューティジェネレーション、香港カップのタイムワープ、それに香港スプリントのミスタースタニングと4分の3が香港馬。
唯一取り逃した香港ヴァーズはアイルランドのハイランドリールが制しましたが、この馬はその後引退しましたから、ディフェンディングチャンピオンはこの3頭のみが現役で、今回3頭とも出走することが決まっています。
さらには、スプリントには香港が誇る層の厚い短距離界に彗星の如く現れた新星、ホットキングプローンも参戦します。
前哨戦を勝ち続けているこの馬が世界を相手にどういった競馬をしてくれるのかも、香港のファンにとっては重要な要素です。

海外勢も日本からだけでなく、G1サンクルー大賞を勝ったフランスのエース、ヴァルトガイストや今年と去年のアイルランドダービー馬、ラトローブとカプリ。イギリスからは今シーズン頭角を現したG1フォレ賞馬ワンマスターなども参戦します。

香港ジョッキークラブのレース担当役員、アンドリュー・ハーディング氏は、
「今や香港国際レースは世界の競馬関係者に完全に周知・認識されてきた。それは賞金の高さもさることながら、その素晴らしい雰囲気や最高のホースマンたちが織り成すハイレベルでエキサイティングなレースがここまで押し上げてくれたもので、ある意味年末の世界競馬の総決算的な位置づけになっているわけです。毎年繰り返していますが、今年もまさに世界レベルにふさわしい素晴らしい馬たちを迎えることが出来、光栄に思っています。世界中から最高峰のレベルの馬たちが集結し、素晴らしいレースになることを期待しています。地元香港からもビューティジェネレーションなど、日本からはファインニードル、ヨーロッパからもヴァルトガイストやラトローブといった馬たちが参戦します。12月9日の午後が今から待ちきれないというのが本当の気持ちです」
とコメントを発表しました。

明日からは、レースごとに注目馬を見ていきます。


 
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