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飯田コージ |
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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11月23日 |
香港国際レースの出走登録馬紹介、まずは香港カップと香港マイルです。
まずは、香港カップから。
このレースを連覇したのは、2011年と12年を制したカリフォルニアメモリーのみ。
その難関に、去年の覇者タイムワープが挑むということになります。
そこに立ちはだかるのは日本勢。日本勢はこのレースを得意にしていて、近年でも2015年のエイシンヒカリ、16年のムーリスが頂点に輝いています。
今年は、サングレーザー、ディアドラ、ステファノスの3頭が参戦。
サングレーザーは前走天皇賞秋でレイデオロの小差2着。
一方のディアドラはG2府中牝馬Sでリスグラシューを下して優勝。
そのリスグラシューはその後エリザベス女王杯を制し、今回香港ヴァーズに登録しています。
また、2004年にアレクサンダーゴールドランでこのレースを制しているアイルランド勢からは、アガ・カーン殿下の持ち馬エジラが参戦。
主な勝ち鞍としてはアイルランドのG2止まりですが、今年の凱旋門賞ワン・ツーのエネイブル、シーオブクラスといずれも小差のいい勝負をしていて、エネイブルとは去年の愛オークスで、シーオブクラスとは今年のヨークシャーオークスでいずれも3着に入っています。
迎え撃つ香港勢は、タイムワープの他に往年の年度代表馬、今や大ベテランのウェルテルの名前があります。
ウェルテルはこのレースを勝つと、香港の2000mG1を全制覇することになるそうです。
次に、香港マイルについて。
このレース注目は何と言っても地元香港のディフェンディングチャンピオン、ビューティジェネレーションですね。
前走、前哨戦のG2ジョッキークラブマイルであのグッドババのレコードを破る驚異の走りを見せました。
グッドババは2007年〜09年とこのレースを3連覇しています。
コースレコードのみならず、この連覇レコードも更新することが出来るのか、真価が問われる一戦となりそうです。
というのも、立ちはだかるライバルたちも決して一筋縄ではいかぬメンバー。
日本からは春に安田記念を制したモズアスコットが参戦。
前走マイルチャンピオンシップは不運も重なりいいところなく13着と惨敗しましたが、香港のファンは警戒を解いていません。
また、同じマイルチャンピオンシップを去年制したペルシアンナイトが今年は2着でしたらそこから香港に回ってきます。
むしろ前走勝たなかったからこそ、この12月に照準を合わせてきているのではないかと香港勢は警戒しているようです。
また、去年のドバイターフ馬で今年は同レース2着のヴィブロスについても、筋層不振ながら海外遠征は得意なのではないかとこちらも警戒しています。
と、日本勢に関してマークがきつくなっていますが、一方で欧州勢にも油断できません。
イギリスのワンマスターは10月にフランス・ロンシャン競馬場のフォレ賞(G1)を制したトップクラスの牝馬ですし、このレースを2着した、名伯楽アンドレ・ファーブル師が送り出すインズオブコートも要警戒。
ちなみにワンマスターは前走ブリーダーズカップマイルで5着に入っています。
香港勢はビューティジェネレーションばかりが目立ちますが、一昨年のこのレースの勝ち馬でG1香港クラシックマイルやG2ジョッキークラブマイルも勝っているビューティオンリーや、今年のG1香港クラシックカップを勝ったシンガポールスリング、5月にシンガポールのG1クランジマイルを制したサザンレジェンドなど、穴狙いで妙味がある馬が揃っています。
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