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ニッポン放送 (FM93 AM1242)

2016.09.01コラム

防災の日~あなたの街のハザードマップを見たことがありますか?~ 【ひでたけのやじうま好奇心】

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9月1日は「防災の日」。
1923年(大正12年)に関東大震災が発生した日で、自然災害に対する認識を深め、防災意識を高める日となっています。

そんな中で、きょう取り上げるのは「ハザードマップ」。
自然災害が地域にどの程度の被害を与えるのかその危険度を示した地図です。
地震・洪水・火山・土砂災害など、各自治体が過去の経験を踏まえて作っていて、その地域が、地震が起きたらどれくらい揺れやすい地盤なのか、川が氾濫したらどれくらい浸水するのか等がわかるようになっています。

地図には、被害の大きいところは「赤」、被害の少ないところは「青」など、被害想定が一目でわかるように工夫されていたり、避難所の位置があわせて書かれていたり、「人命第一」の視点から、各自治体が住民に配布したり、HPで公開するなどして周知が図られています。

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【画像】千代田区ホームページより 『災害情報マップ(千代田区)』

ただ、このハザードマップ、名前は知っていても、実際に活用している人は意外と少なく、認知度は3~4割程度だそうです。
昨年9月に、関東・東北豪雨で鬼怒川が氾濫する被害がありましたが、被害にあった常総市では、その後の調査で、「ハザードマップを知らない、見たことがない」という人が61%もいたそうです。

もちろんハザードマップ自体が命を守ってくれるわけではないですし、地図に記されている被害想定がピタリと一致するわけではありません。
また想定を超える災害が起こる可能性も否定できません。
ただ、せっかくあるんだから、有効に活用しない手はないです。

私も実際に自宅周辺の洪水のハザードマップを見ましたが、浸水被害の想定が、私の自宅のすぐそば、ギリギリのところまで来ていました。
これで大丈夫…というわけではないですが、自分の住んでいる地域が自然災害に対してどのような環境下にあるのか、よくわかりましたね。

では、ハザードマップを有効に活用するにはどうすればよいのか。
まずは入手して、よく見てみることです。

例えば、ニッポン放送のある千代田区の「洪水ハザードマップ」も見てみました。
千代田区では、神田川・日本橋川・隅田川が大雨で増水した場合にどうなるのか、過去の大雨の経験を踏まえて作成されています。

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【画像】千代田区ホームページより 『千代田区洪水避難地図(洪水ハザードマップ)』

ニッポン放送のある有楽町1丁目は、浸水深(しんすいしん)1m~2m。
大人の腰の高さからビルの1階の軒下まで浸水する程度となっていましたね。
放送スタジオは4階なので大丈夫そうですが、1階の警備員さんは大変です。

ニッポン放送の場所を例にあげましたが、ハザードマップを有効に使うなら、自宅のある地域、そして会社や学校など、日頃過ごすエリアのハザードマップも入手する方がいいです。
その地域でどんな被害が想定されているのかを確認するだけでも心構えが違います。

またほとんどのハザードマップには、避難所の場所が記載されているので、地図をみて、自分の居る場所と最寄りの避難所のルートも確認しておきたいですね。
建物が壊れて道が通れなくなっていたりする場合も考えられますので、避難所までのいくつかのルートを確認しておくといいです。

さらに言えば、実際にハザードマップを手に自宅や会社から避難所までのルートを歩いてみることです。
実際に歩くことでで「この建物は古そうだから危ないな」とか、「このあたりは交通量が多いから、地震のときは交通事故が起きて、車が炎上しているかも」という自分なりの想定ができます。
そういったことを自分なりに考え、書き込みながら歩けば、ハザードマップはどんどん「防災に役立つツール」になっていきます。
せっかくある地図なのですから、有効に使わないと損です。

またハザードマップは、自分の住む地域の被害想定を知ることで、どのような災害への備えが必要かも考えることができます。

もし自分の住んでいる地域が、地震になると揺れやすいとなっていれば、家具の固定をしっかりしておこう…という気持ちになりますし、地震の保険に入っておいた方がいいかな…という考えにもなりますよね。
浸水被害を受ける可能性のある地域なら、一般的な備えに加えて、長靴や雨合羽を用意しておこう…となりますよね。
そういった防災意識の向上にもハザードマップは役立つんですね。

ハザードマップ自体は命を守ってくれませんし、自然災害は何が起こるかわかりません。
でも、せっかくハザードマップがあるんだから、使わない手はないです。
見たことがないという人は、きょうを機会に一度確認してみてください。

9月1日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心

気になるしゃべりを掘り起こす「ニッポン放送 しゃベル」より引用
http://www.1242.com/lf/articles/15639/

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