上柳昌彦 ラジオの人

上柳昌彦
(うえやなぎ・まさひこ)
誕生日:1957年8月1日
星座:しし座
血液型:B型
出身地:大阪府
趣味:スポーツジム通い

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2021年8月27日

パラリンピック開会式にて
5年前の春から「あさぼらけ」5時台のオープニングとエンディングは、超テクギタリストの堀尾和孝さんのギターに乗せて毎朝トークを展開しています。

番組開始の時にお願いしてオリジナル曲「あさぼらけ」と「STRAIKE」を作っていただきました。(レコチョクで購入可能ですよ!)

松本秀夫さんとのトークライブ「松の上」などで、
堀尾さんのギターに乗せて朗読したこともありますが、
これは滅法気持ちがよかったです。

先日、堀尾さんから「パラリンピック開会式で感動することがありました!」とメールが届きました。

内容は大坂曹平さんという36才のギタリストの方のお話でした。

数年前に堀尾さんが茅ヶ崎のライブハウスで知り合ったギタリストの大坂さんは20代の頃に骨肉腫のために右腕を切断した方でした。

大坂さんは小学生の時からギターを弾いていたギターキッズです。ですから義手になってもギターは続けたいと思い義手の先にピックを取り付けて練習を続けます。

そんな大阪さんのギタープレイを茅ヶ崎で聴いた堀尾さんは「ブルースやソウルの名曲をグルーブばっちりで演奏している!」と思ったそうです。

以来、堀尾さんは何度も大坂さんの演奏を聴き、堀尾さんのライブ「酔弦」で共演もしました。

そしてパラリンピック開会式当日に共通の知り合いから「大坂君がこれから開会式で演奏するよ!」と連絡が来ました。

それだけで泣けた堀尾さんだったそうです。

そして坂本美雨さんと「パラ楽団」のギタリストとして国立競技場で共演する白い衣装の大阪さんの姿をテレビで観て、また泣けて泣けてとメールにはありました。

開会式後に、大坂さんから「堀尾さんとの出会いがあったから前向きに自信をもって演奏ができるようになりました。本当は一番初めに伝えたかったのですが、様々な制約があって事前にお伝え出来ませんでした。」とメールが届きました。

堀尾さんそれを読んではまたひとしきり男泣きに泣いたそうです。

この話を金曜日の5時オープニングで堀尾さんのギターに乗せて紹介したところ、大坂さんから「腕をなくしてもやめられないほど楽しい音楽を通し、様々な出会いがありました。障がいのあるなしに関係なく、この楽しさを共有できればと思います」というお礼のメールが番組に届きました。

堀尾さんとは鶴瓶さんとのご縁で出会うことが出来ました。

そして今回は堀尾さんとのご縁で素敵な物語を番組でご紹介することが出来たのでした。

あの素晴らしいパラリンピックの開会式に参加した方々には、きっとこのように様々な物語があることに思いを馳せながら5時台の番組を始めた金曜日の朝なのでした。