上柳昌彦 ラジオの人

金曜日、都心の猛暑を逃れるように箱根彫刻の森に行きました・・・という訳ではなく、このコロナ禍の中、様々な工夫を凝らしながらこの難局を何とか乗り越えようとしている箱根の方々のお話を伺うためにです。

私はやはり「今は『Go to travel』より医療従事者の皆さんのためにその予算を使うべきでは」という意見に「そりゃそうだよなぁ」と思っています。

ですから「今、箱根にどんどんお越しください！」とはやはり言えませんので、例年の公開放送はやめて「この状況が落ち着いたらその時はぜひ箱根にね」と繰り返し申し上げました。

しかしやはり「DAYS」のツイッターに「Go to travel批判しておいて箱根かよ！」とありました。

まぁそうかもしれないのですがねぇ・・・

放送開始１３時には一角をひっそりとお借りしていたレストランは小さなお子さんを連れた家族連れと若いカップルでかなりにぎわっていました。

皆さんそれぞれがしっかりと判断して旅に出て、施設側は可能な限りの対策を取ってお迎えするということを少しずつ続けて行くということなのでしょう。

昨年１０月の台風９号で倒木・土砂崩れ・一部線路の流失などの被害で運休していた箱根登山電車に乗ることも、今回の箱根行きの目的の一つでした。



当初の復旧は今年の秋の予定でしたが、なんと３カ月の前倒しで７月２３日に無事復旧しました。



堆積物を撤去し崩れた斜面をコンクリートで補強し、鉄道橋の復旧と、それはもう大変な作業の連続だったでしょう。

現場にはまだ巨大なクレーン車を乗せた作業台が設置されていて、真っ黒に日焼けしたヘルメット姿の関係者の方々が作業をしている姿には頭が下がりました。

帰りは自分へのご褒美として、あえて新幹線ではなく在来線のグリーン車の座席を思いっきりたおして缶ビールを飲みなが流れる車窓を楽しみながら、行きの箱根湯本駅で小田急から箱根登山鉄道に乗り換えたとたんにスマホがないことに気が付いて慌てて小田急に戻って探してもなく、絶望的な気持ちになって登山電車の戻る途中、ホームに私のスマホ片手に立っていた駅員さんに「それ私のです！」と叫んだことを懐かしく思い出したのでした・・・文章長ぁ！

あっ！箱根は昼間はやはり暑いです。ただし朝夕はクーラーはいらないそうです。

この事態が落ち着いた際にはぜひ箱根に！