上柳昌彦 ラジオの人

上柳昌彦
(うえやなぎ・まさひこ)
誕生日:1957年8月1日
星座:しし座
血液型:B型
出身地:大阪府
趣味:スポーツジム通い

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2016年12月11日

統合型リゾートなぁ。
「金曜ブラボー。」の1時台の中継は、銀座6丁目界隈の路地を探索しました。

ラジオリビングでもおなじみのとんかつの名店「銀座梅林」
の脇から幅が1メートルほどの路地裏を歩くと突然という感じで自動ドアが出現します。

「通り抜け出来ます」という張り紙を信じてドアを開けると、
そこは銀座のおしゃれなコーヒーショップです。店の真ん中の通路を通って再び自動ドアを開けると、再び電線が頭の上を這いまわり、エアコンの室外機が左右からせり出す路地裏に戻ります。

瞬間的にワープした感覚を味わえるこの細い通りをタモリさんがTVで歩いていた記憶がありますから、それは「ブラタモリ」か「タモリ倶楽部」だったのでしょう。

中継前に中央通りによってみると、ビアホールの「銀座ライオン」が見えてその並びには中国からの観光客の「爆買い」でおなじみの「ラオックス」があります。

夏前にやはり「金曜ブラボー。」で中継に来た際には、松坂屋跡の工事現場から新橋のほうまで中国人観光客を乗せた観光バスが10数台とまっていました。

バスの運転手さんにどのようなスケジュールで動いているかを聞くと、関西空港から入り京都へ、そこから世界遺産の白川郷を回ってからディズニーランドへ寄って最終日に銀座で買い物して成田から帰国というハードなものでした。

「ラオックス」の店前は、大量の家電製品を抱えた人々の中国語が飛び交っていました。

あれから数カ月、中国政府が日本から持ち込む家電製品等に高い関税をかけるという政策に転換したこともあって、停車していたバスはマイクロバスが一台。店前にはほとんど中国の人はいませんでした。

たまたまその時間がそうだったのかもしれませんが、それにしてもであります。

今国会ではカジノ法案の是非が話し合われています。ギャンブル依存症に関しての議論がなされていないと反対の声も多いのですが、すでに日本には「アミューズメント施設」と呼ばれるほとんどカジノですよねという場所が駅前の一等地を中心にたくさんあって、そこで依存症になってしまった人への対応はどうするんですかと素朴に思います。

そして新たの統合型リゾートの中にカジノを作って海外からの(おもに中国からの)お客様目当てに展開しようということですが、この爆買いブームの極端な去り方を見ると、なんだか相当にあぶなっかしいなぁと感じます。

また、シンガポールのカジノは統合型リゾートの中の3%なのだそうで、そうなると他はテーマパークとホテルと劇場とレストランとということになるのですが、ディズニーランドやUSJに匹敵するテーマパークの在り方をどう模索するかが大きな課題になります。

やっぱりディズニーに比べるとちょっとねぇなんてすぐに言われそうですもの。

私は80年代と2000年代に2回ラスベガスに行きましたが、カジノ中心だった80年代に比べ、2000年代はテーマパークやショーなど家族で楽しめる場所になっていましたが、あの雰囲気を作るのは相当に大変なことでしょう。

比べちゃいけませんが、なにせ国立競技場の跡地でもその他オリンピック施設についても築地と豊洲市場の問題でも、こんなに揉めてしまう国なのですから。

正直申し上げまして、テーマパークで遊んだ後でショーを見て食事をし、それからカジノに行って楽しむことが出来る方々が国内外にどれほどいるかはわかりませんが、法案が通った暁には超富裕層の方々に頑張っていただくしかありません。

我が家はちょっと教育費などのこともあって、行くとしても内覧会の取材で、「へーなるほどねぇこういうところなんですねぇ」で終わってしまう可能性が大なもので・・・