AMラジオ1242 ニッポン放送
 
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2001年10月16日(火)開催
第249回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送役員会議室
出席者
(委員) 澤岡昭委員、大内順子委員、石川弘義委員、米長邦雄委員、福田宏之委員。
(放送局)亀渕昭信社長、宮本幸一常務、小笠原徹常務、甲田秀臣技術局長、田村光広編成局長、森谷和郎デジタルメディア局長、佐藤隆彦報道部長、本郷純二制作部長、吉田雄生編成部長(事務局長)
議 題 ラジオと商店街  ニッポン放送の商店街連動について
 第249回ニッポン放送番組審議会が、10月16日、ニッポン放送会議室で開催さ れた。冒頭事務局から、ながら聴取の特性を持つラジオとしては、商店街いわゆる商工 自営層は非常に重要なカテゴリーで、仕事をしながら聴いてらっしゃる方にとっても重 要なメディアであることが説明された。また、現在首都圏の商店数は10年前に比べて 2割程度減少し、商店街復興という視点から商店街との連動を行っていることが報告さ れた。
 具体的な例として、「お早よう!中年探偵団」など4つの番組と連動した「ニッポン 放送商店街・レシート宝くじ」や、「山田邦子ワンダフルモーニング」内の人気コーナ ー「クイズ・各駅停車」、それに番組に出ていただいて応援チームにメッセージなどを 寄せていただくショウアップナイター加盟店キャンペーンなどが紹介された。
 さらに、アメリカのアフガニスタン空爆で一部縮小せざるを得なくなった、10月8 日放送の「1日まるごと商店街放送局」が取り上げられ、荒川区の藤澤志光区長が出演 した荒川小台大通商店街からの「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」や、のべ500人以 上が企画に参加した浅草かっぱ橋道具街からの「テリ―とうえちゃんのってけラジオ」、 雨の中200人以上のリスナーが集まったアメ横商店街の「鶴光の噂のゴールデンアワー」などが紹介され、審議に入った。
 冒頭社長は、「一番大事なのは、聴いてらっしゃる方とコミュニケーションをとって、 お客様の体質とか気質とかを知ることだと思うんです。そういう意味でも商店街という のは私どもの聴取率や、一体どんなものが売れているんだという情報の宝庫だというこ ともできるわけです。ニューヨークのテロ事件で、ニューヨークのラジオは大きく変わ り、聴取者にさらに近くなったと言われています。今ニューヨークの多くの人たちが、 ラジオは心、エモ―ショナルな媒体だということを再認識しているそうです。実は日本 のラジオもそれを忘れてはいけないわけで、ちょっとケースが違いますが、情報源の大 もとがこういった商店街にあるんじゃないかと思うんです」と述べた。
 (委員)商工自営層のラジオ各局の聴取状況の比較で、文化放送が午後の時間帯でニッ ポン放送を抜いているところがありますが、これはどういう事でしょうか。
 (事務局)この時間帯で現在、「テリ―とうえちゃんのってけラジオ」と文化放送の吉 田照美さんの番組が競い合っていますが、商工自営層では、若干吉田さんの番組がリー ドしているということです。
 (社長)商店街でも、はやっている店とそうでない店があるわけですね。どこに違いが あるのか、いろいろありますが、やっぱりお客さんとの対話だと思うんです。「奥さん、 今日は一段ときれいだね」という一言、そういうエッセンスが多いと番組の数字が上が るし、ないと下がってしまんじゃないかと最近思うんです。
 (委員)ラジオはチャンネルを決めたら、その局を変えることはほとんどないものです か。
 (社長)そうですね。テレビは番組を作りますと、1〜2週間でバーンと数字があがっ てくるんです。しかしラジオは、1〜2週間ではどうやっても数字が上がらないんです ね。そのかわり4ヶ月、6ヶ月たつと、おお上がってきたなとわかってくるんです。逆 にテレビは、落っこちる時は早いんですが、ラジオはそれがないんです。つまり、結構 チャンネルが固定されていて、なかなか他に回さないんですね。
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