AMラジオ1242 ニッポン放送
 
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2000年6月20日開催 
第236回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送役員会議室
出席者
(委員)浅田敏委員長、長沼健委員、石川弘義委員、猿田亨男委員、大内順子委員 、澤岡昭委員      
(放送局)亀渕昭信社長、高柳和彦専務、小笠原徹編成局長、宮本幸一事業開発局長、甲田秀臣技術局長、佐藤隆彦スポーツ部長、田村光弘報道部長、本郷純二制作部長、永渕啓デジタルコンテンツ部長、森谷和郎編成部長(事務局長)
議 題 ニッポン放送のBSデジタル放送
 第236回ニッポン放送番組審議会が6月20日に開催され,今年12月1日にスタートする「ニッポン放送のBSデジタル放送」について審議が行われた。
現在,日本で行われている放送は、「地上波アナログ放送」「BSアナログ放送」そして「CSデジタル放送」の3種類に分けられる。  BSデジタル放送は、衛星を中継するため、日本全国に放送が届くという特長をはじめ、 デジタルの高品質という基本的なメリットから、音声と同時に静止画などの送信が可能となります。  
 488チャンネルでスタートするニッポン放送のBSデジタル放送「LF+488」の編成の3つの基本的な考え方は、1つ目が、「LF+488」独自の放送である双方向性、映像、データ通信などBSデジタル放送が持つ機能を最大限に活かしたオリジナルプログラム。 2つ目は、ニッポン放送と同じプログラムの同時放送、いわゆるサイマル放送で、ニッポン放送が普段放送している番組をBSデジタルラジオに乗せることによって、聴取可能地域が、首都圏から全国に広がり、さらにCD並みの音質で聴くことが出来る。 3つ目は、プレミアム再放送で、過去にニッポン放送で放送した名番組、そして生放送の時間に聴くことの出来ないリスナーのための時差放送などとなっていることが、事務局から説明された。  
 このあと審議に入り、亀渕社長は「今年の12月,いよいよBSデジタル放送がスタートします。そして3年後には地上波デジタル放送が予定されています。テレビをはじめ、ほとんどがデジタル化する中で、AMとFMのアナログのレシーバーが果たして車に乗るかどうか非常に疑問です。 これからのことを考えると、デジタルレシーバーの普及が当然見込まれます」と述べた。
 委員 「大変なことですね」
 社長 「まったく初めてのことで、画面も考えなければなりません。まさに手探りでやっていかなければなりません。電波はデジタルですが、ハートはアナログのような放送をやっていかなければと思っております」
 委員 「静止画を流す場合,1秒に何枚ぐらい出せるものですか」
 技術局長 「パラパラです。画面を出さないときは、壁紙状態にしょうと考えています」
 委員 「電話とラジオが一体化することはありえますか」
 社長 「ラジオがついている携帯電話はすでに販売されています」
 事務局長 「既に、今オールナイトニッポンの2曜日は、携帯電話で聴く事が出来ます」
 委員 「ラジオ局の免許で、画像を改造して良くしていくと、テレビ局が文句を言うことはないでしょうか」
 技術局長 「容量が少ないですから」
 委員 「従来のラジオに何かをつければ聴く事は出来ますか」
 社長 「BSデジタル放送は電波が空から降ってきますので、車では無理です。
 しかし、 3年後に予定されています地上波デジタルになりますと車でも大丈夫です」と答え、審議を終えた。
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