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日本産婦人科医会、会長の木下勝之さん「出会った一冊。土居健郎著『甘えの構造』」

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7月28日(日)の放送では 公益社団法人:日本産婦人科医会、会長の木下勝之さんをお迎えして「子供の頃のお話」をお伺いしました。

自見 この番組では、
   毎回ゲストの方に「子供の頃」のお話をお伺いしています。
   子供の頃はどんなお子さんでしたか?
   この番組にご出演されるお医者さんは、ガキ大将タイプが多いんですよね。

木下 わたくしは、まあ普通でしたね(笑)
   ガキ大将タイプではなかったですね。
   気の合った連中とワイワイやってたレベルですね。

自見 学生時代は精神科医を目指されていたとか?

木下 医学部の授業で一番面白かったのは精神科の授業でした。
   三浦岱栄さんと言って、
   クロード・ベルナールの「実験医学序説」を訳した立派な方で。
   その臨床講義に毎回出ていて。
   こんな面白い科はないと思ったのですが、
   プロフェッショナルな資格は私にはないなと思って。

自見 そして産婦人科を選んだ後に出会ったのが
   土居健郎さんの「甘えの構造」だったと。

木下 これはたまたま御茶ノ水の本屋で気になっている本を探している時に
   「甘えの構造」というのが並んでましてね。
   店主に怒られるぐらい立ち読みしていましたね。

自見・淵澤 (笑)

木下 もう買わざるをえないかな(笑)と。
   ショックと言いますか、インパクトの強い本でした。
   それ以来、土居先生の本をずっと読みました。
   そして医学部の生徒にも読ませたいなと。
   心の一番基本となるような。甘えるというのは日本人特有の感情。
   それは外国には表現としてはないんですね。
   現象はあっても、言葉ではないんです。
   日々の社会の中での仕事や家庭など、様々なところで
   この考え方が学べるような本だと思います。

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