『小島ってディナーショーって行ったことある？』

「1回もないです。ディナーショーってご飯を食べながら歌を聴くんですよね」

『それは素人が思うこと！俺も行ったことがないからよくは知らないけど、

聞いた話では、食べながら…ではないみたい。』

「そうなんですか？」

『だって食べながらだと、歌手じゃなくてお肉を見ちゃうじゃん！』

「なるほど」

『一度は行ってみたいけどチケットの値段が高いんだよね。

でも行ってみたいよね』

「三村さん、行きましょうよ」

『え～っ？小島と2人で行くのか？かみさんに怒られねーか？』

「あっ、奥さまと記念日にディナーショーに行くってオシャレですよね」

『いや、趣味があるから難しいよ。俺は聖子ちゃんの大ファンだけど、

かみさんには、そんなには刺さってないかもしれないし…』

「確かに合わせるのは難しいかもですね…」

『想像だよ！想像だけど、ディナーショーって歌手の方がすっごく

近くを歩くでしょ。その時、目が合った合った～とか、

テンションあげにくいよね」

「確かに～。じゃあ誰と行くのがいいんですかねぇ」

『女同士、男同士の友達がベストかもな』

「お金持ちのご婦人がいくイメージあります」

『そうそう、いいドレスを着てね』

「そうか、行くほうもオシャレしなきゃイケないのか」

『そうなんだよ。

だから俺も行くとしたらスーツでしょ。

俺の場合は、司会者みたいになちゃうからダメなんだよ』

「確かに～。三村さんがMCかとも思っちゃうかも。

でもいつか行ってみたいですね」