放送局・放送日時
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男子車椅子バスケットボールU23日本代表応援スペシャルと題してお送りした今回の放送。番組後半では、キャプテンの古澤拓也選手ご自身についてもお話を伺いました。
現在、神奈川の車椅子バスケットボールチーム・パラ神奈川SCに所属する古澤選手が車椅子バスケを始めたのは、中学2年生の時。
野球少年だった古澤選手は、脊髄空洞症により背中の手術をして車椅子生活となりました。
運動が好きで、車椅子でもできるスポーツがないかと思っていた時に、お母様が探してくれた車椅子バスケに出合います。
最初は、車椅子バスケの他にも、車椅子テニスや水泳もやっていたそうですが、同年代の選手たちがいるということで車椅子バスケを選びました。同世代の選手とライバルとして戦ったり、合宿で同じ釜の飯を食べたり、普通に部活をやっている子たちと同じ感覚で楽しめることに魅力を感じたそうです。
一番のライバルは“自分自身”という古澤選手は、2016年に初めて日本代表の強化指定選手に選ばれました。
2014年に強化指定選手の選考で落選した時、同年代(年下)の鳥海連志選手が選ばれて悔しい思いをし、そこからトレーニングを見つめ直しました。
日本代表の強化指定選手に選ばれる前までは、誰々がライバルだとか、誰々より自分の方がうまくいっているとか、そういうことばかりに意識がいっていたそうですが、今は「自分自身のやるべきことがちゃんとやれているか」にフォーカスするようになり、自分がなぜ日本代表強化合宿に呼ばれているか、その理由を考えるようになったそうです。
バスケットボール以外では、スポーツ観戦(特に野球。阪神タイガースファン!)が楽しみという古澤選手、実はかなりのスイーツ男子です。
今ハマっているのは「抹茶スイーツ(抹茶ミルクレープ)」と嬉しそうに話していました。
3年後に迫った東京2020パラリンピックに向けては、
「アスリートとして絶対に目指したい。東京2020パラリンピックに出場することで、自分自身の人生が変わると思うので、ひとつひとつ一年一年大切にしていきたい」と抱負を述べました。
最後に、上を目指して進もうとする方々に伝えたい “Going Upな一言”を伺いました。
『今を楽しむこと!』
合宿や練習でつらいこともあるけど、そういう時こそ“今を楽しむ”ことが大切、という思いが込められています。
古澤拓也選手が男子車椅子バスケットボールU23日本代表キャプテンとして臨む、2017 IWBF男子U23世界車椅子バスケットボール選手権大会。
日本代表に熱いエールを送りましょう!!
(古澤拓也選手のリクエスト曲) 努努-ゆめゆめ- / ONE OK ROCK
※試合前によく聴く曲
『2017 IWBF男子U23世界車椅子バスケットボール選手権大会』直前
車椅子バスケットボール 男子U23日本代表応援スペシャル!
6月8日からカナダ・トロントで開催される、2017 IWBF男子U23世界車椅子バスケットボール選手権大会。
通称・U23世界選手権と呼ばれるこの大会は、23歳以下の若い世代の世界の頂点を決める車椅子バスケットボールの国際大会で、4年に1回開催されます。
日本は2005年に開催されたイギリス・バーミンガム大会に初めて出場して銀メダルを獲得、その後の大会にも連続出場しており、2009年パリ大会では6位、前回の2013年トルコのアダナ大会では9位となっています。
2005年バーミンガム大会での銀メダルメンバーは、藤本怜央、香西宏昭、藤澤潔選手など、現在、日本代表で活躍する選手たち。
つまり、U23世界選手権は、将来、日本代表としてプレーする選手たちが数多く出場する大会といえます。
今回の第6回大会を前に、1月にタイで行われたアジアオセアニアゾーン予選会(AOZ予選会)で日本は銀メダルに輝き、世界選手権の出場権を勝ち取りました。
世界選手権大会に向けてカナダへと旅立つ直前に、男子U23日本代表キャプテンの古澤拓也選手にお話を伺いました。
「ドキドキしている」と出発前の心境を語った古澤選手は、キャプテンとして言葉で引っ張るタイプではなくプレーで引っ張るタイプなので、集中してプレーしながらチームとして同じ方向に、歩幅を合わせて戦っていきたいと語りました。
古澤選手自身としては、2013年のトルコ大会に続いて2回目の世界選手権出場となりますが、前回の大会は、車椅子バスケを始めてすぐということもあり「自分が何をやったか覚えていない。ただただ緊張して悔しい大会だった」と言います。
4年の歳月を経てキャプテンとして臨んだ今回のAOZ予選会を振り返って「(自分の課題である)シュート率の向上、ゲームメイクというところでポイントガードとして、もう少し上のレベルにいけるんじゃないかという思いがあった」というコメントからも、古澤選手の努力と成長を窺うことができます。
日本の強みは、スピードとクイックネス。
京谷ヘッドコーチ、古澤キャプテンともに「世界選手権での目標はトップ5。まずは5位を目標にしながら、メダルを目指したい」と意気込みを語っています。
5月5日には東京体育館で、車椅子バスケットボール日本選手権の決勝前に、2017IWBF男子U23世界車椅子バスケットボール選手権大会に出場する日本代表の壮行式が行われ、5千人を超える観客のみなさんから熱いエールが送られました。
壮行式では、日本代表を応援する皆さんからのメッセージが寄せ書きされたフラッグも渡されました。
いよいよ開幕の時を迎えた世界選手権。日本の初戦は、6月8日(現地時間)のフランス戦です。
リスナーのみなさん、U23日本代表に熱いエールを送りましょう!
パラバドミントンの杉野明子選手を迎えてお送りした2回目。
大学2年生の時に初めて世界大会に出場し、女子シングルス・ノンオフィシャルマッチ1位、ミックスダブルスで金メダルを獲得した杉野選手。
大学卒業後もバドミントンを続けようという思いはあったそうですが、TOKYO2020パラリンピックでバドミントンが正式競技となったことで、ただ「続けたい」という目標から、2020年の東京大会でパラリンピックに出場して「勝ちたい!」という目標に変わりました。
現在はアスリート雇用という形で、競技と仕事を両立しています。
会社の同僚も試合があると応援にきてくれて、昨年12月に行われた日本選手権では会社の「公式カメラ隊」が撮影もしてくれたそうです。
バドミントンの魅力は?と聞かれると、
「純粋に楽しいという気持ちはあるけど、魅力を感じているからやっているわけではない。競技の奥深さを知って、やっていく中で新しい発見があり、またさらに、もっとこうやっていきたいという気持ちが毎年毎年湧く。それが続いているので続けられている」と答えていました。
TOKYO2020パラリンピックまであと3年。
日本代表として出場して、一番いい色のメダルを目指すと宣言した杉野選手。
最後に、上を目指して進もうとする方々に伝えたい “Going Upな一言”を伺いました。
『 自分で決断 』
“まわりからいろんなことを言われることもあるけど、まわりから言われたからやるのではなく、自分の強い意志を持って目標を決め、やりたいことをやることが重要” という思いが込められています。
次回の放送は、『 2017 IWBF男子U23世界車椅子バスケットボール選手権大会』直前、車椅子バスケットボール 男子U23日本代表応援スペシャル。
男子U23日本代表キャプテンの古澤拓也選手をゲストにお迎えしてお送りします。お聴き逃しなく!