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スポーツ料理研究家の村野明子が明かす寮母さんへの道に進んだきっかけとは?

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今回のゲストは
アスリートを食事でサポートする
スポーツ料理研究家の
村野明子さんです!
今年から、Jリーグ・セレッソ大阪の寮母を務めていらっしゃいます。


【村野明子さんのプロフィール】

村野明子さんは、東京生まれ東京育ち。
高校を卒業後、大手化粧品会社の販売員として働かれました。
結婚するまで実家暮らしで料理とは無縁の生活でしたが、

コンサドーレ札幌のスタッフだった村野晋さんとの結婚が
ターニングポイントとなり、2003年、34歳の時、
コンサドーレ札幌の寮母に就任。
2009年から昨シーズンまでは、
ヴィッセル神戸の選手寮で若手選手をはじめ、
イニエスタらの食をサポートし「カリスマ寮母」とも呼ばれました。
    
そして、今シーズンからはセレッソ大阪の寮母に就任。

サッカーだけでなく、メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手に、
レシピを教えたり、食事アドバイスを送るなど、
スポーツ料理研究家として、
アスリートを「食」でサポートされています。
     



-料理の腕前は?
家庭料理というところなので、
まぁざっくり料理という感じで、
乗り切っています!!

−結婚してから料理のイロハを覚えた?
お米も初めて研ぎました!(笑)

−楽しいと思うようになっていた?
そうですね!
その時は一旦仕事もやめていたので、
やることも特になかったので、
何作るかとか、それは楽しかったように思います!
作るのは苦じゃなかったと思います!

-それを寮母さんにつまり若い子達にご飯を作ってもらう役を
任せようというご主人の発想が凄い!
たまたまその時に、
私には将来がないと思っていた時があって!
結婚して、出産して、子供のことを見てると、
改めて再就職することの難しさや、
公園とスーパーくらいしか行くところがなくて、
外部との接触もほとんどなかったので!
この先子供たちの手が離れた時に、
何か仕事ができるというイメージがなかったんですよね!
その時に息子に「ママの夢って何!」って聞かれた時に、
「定食屋をやってみたい!」と、ふとしたことで言ったんですね!
それがおそらく頭に残っていったんでしょう!
そのうち主人が札幌に行った時に、選手達の食事があまり良くなくて、
その時に私の言葉とそこがリンクして、
よしやらせよう!という発想に至ったんだと思います!

−ただ家族に作るのとは比較にならないほどのたくさんの料理
でも、最初は10人くらいだったので、
徐々に増えていったという感じですね!
最初はもう泣きながらというか、
大丈夫かなと思いながら作っていました。


そんな村野さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-そもそもスポーツ料理とは?
特に私が関わってるのは、
サッカー選手のスポーツ料理なんですけど、
お肉の部位を選んだり、調味料によって体脂肪率を減らしたり
というのを考えるのが今の私の仕事です!

-一般の方へ料理作るのと何が違う??
家庭料理なので、
一般の方と正直なにも変わっていないんですけど、
その中で揚げ物をしないとか!
でも、たまにやっぱり作ってあげたいので、
トップチームが休みの日にから揚げを作ったりしますけど、
基本的に揚げ物をしょっちゅう出すとかは絶対ないので、
月に一回くらい作るかなという感じですね!

-揚げ物やっぱりダメですか?
サッカーは本当に走る時間も、
結構瞬発力も必要なので、
体脂肪率をそんなに上げさせたくないので、
それもあってあんまり揚げ物はしないようにしています。

-逆に奨励されてる食材は?
タンパク質が多いものですね!
例えばシャケとか、胸肉もそうですし、
お肉なんかはどれも全部栄養価が違うので、
鶏肉ばっかり作るわけでもないですし、
色んなお肉を使うんですけど、
その中で脂身が少ない部位を買って料理をします。

-炭水化物はどうなんでしょう??
炭水化物は各自もう大体ご飯なので、
自分たちでよそって、
自分たちの意識の中でどれだけ食べる、
お腹の空く空かないもあるでしょうけど、
意識も大きく関わってくるので、
それは管理栄養士さんと相談しながら、
丁度良い状況を確認しながらやります!

-管理栄養士さんもいらっしゃる?
はい、相談できる方がいらっしゃるので、
相談しながらやっています。


そんな村野さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『それが家庭料理の良さじゃない!。』

主人に言われたんですけど、
ある時用意したけどみんなが来なかった時があって、
何回もやめたい、もう本当に帰りたいと思っていた時期があったんです。
その時に私が多分泣きながら抗議したと思うんですけど、
「私が作るご飯よりお店で食べるご飯の方が美味しいんだから、
そのままで良かったんだよ!」みたいなことを言ったんですよ。
そしたら、「ファミレスでカレーを食べて、ハンバーグを食べて、
色んなところで食べて、美味しいけどなんかある時に、
ピタッと食べに行かなくなったりするじゃない?
それってそこに行ったら毎回同じものが食べれるけど、
家庭料理って毎回違うでしょ?だからあきないでしょ?それがいいんだよ!
そんなに外で食べれるようなご飯を作って欲しいわけじゃないんだよ」
と言われた時にすごく肩の力が抜けた。
同じ味を追求しようとしないで、気が楽になった。


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