中国を徹底的に締め上げ、「これから米朝関係の本番」というアメリカの意図

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月5日放送)に国際問題アナリストの藤井厳喜が出演。合同行事をする朝鮮半島情勢と今後の米朝関係について解説した。

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主体思想塔から見た金日成広場と平壌中心部(平壌 – Wikipediaより)

南北宣言から11年、初の合同行事が平壌できょう開催へ

2007年10月に南北首脳が発表した共同宣言から11年を記念する行事が、北朝鮮の平壌できょう初の南北合同で開催される。この行事は先月の南北首脳会談で合意したもので、平壌では平壌共同宣言の履行に向けた分野別協議の他、閣僚級の会談も行われる見通しである。

飯田)11年前と言うと、金正日総書記と盧武鉉大統領の組み合わせだったようです。融和ムードというか、すり寄っていますね韓国は。

藤井)私は何回も言っていますが、文在寅さんが大統領になったときから韓国は消滅するのではないかと思っています。北朝鮮が優位のうちに統一されてしまうということです。ますますその方向に歩んでいる。
このところ文在寅さんも支持率、経済が良くありませんが、この方針は変わらないと思います。7日にはポンペオ国務長官が北朝鮮平壌を訪れ、金正恩さんと対談するのでしょう。北朝鮮の非核化に関する交渉は、全然進んでいないと見られていますが、本当にそうです。アメリカもあまり気にしていない。初めはリビア方式で、数カ月でやるという案もありましたが、それが無いということはシンガポール会談の直前に分かっていました。

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訪中したトランプ(2017年11月8日)(ドナルド・トランプ – Wikipediaより)

アメリカは中国を徹底的に締め上げ、北朝鮮との関係を優位に進める意図

藤井)トランプ政権が焦っていないのはなぜかと言うと、とにかく米中関係なのです。いま中国経済を強烈に締め上げていますが、実はこれが北朝鮮問題に対する答えです。トランプさんが金正恩さんに言っているとすれば「あなたは中国をずっと頼りにして来たけれど、中国経済はこれから没落する。我々はどんどん締め上げますよ。頼ることはもうできませんよ」というようなことです。「こちらにつくのか、世界に国を開いて非核化をするのか。それとも中国についていままでの道を歩むのか。どちらが良いか胸に手を当てて、よく考えてみたら?」ということをアメリカは問うでしょう。
アメリカは中国に対して、軍事的にも経済的にも、ものすごく圧力を掛けています。「アメリカの覇権にチャレンジするのは100年早いぞ」ということです。
よく米中経済戦争がどうの、中国が持っているアメリカ国債を売ったら大変なことになると、いかにも素人が喜びそうなことを言う方がいましたが、初めから中国とアメリカは戦にならん。

飯田)戦にならん。

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金正恩とトランプ大統領(2018年6月12日)(金正恩 – Wikipediaより)

これからが米朝関係の本番

藤井)アメリカが圧倒的に優位ですから。アメリカが本気を出して締め上げたら、中国は悲鳴を上げるしかありません。案の定その通りになって来た。それを北朝鮮に見せて、「さあ君たちはどうする?」と。北朝鮮は実験できませんから、核の推進もできていません。ミサイルも飛ばせないし核爆発もできない。この首脳会談をもう1度やって、そこからが米朝関係の本番でしょうね。そんな風に見ています。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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