4月18日
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若葉のころ
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例年より今年は、早い若葉の季節の訪れ・・・。
天地真理ちゃんの「若葉のささやき」を
思わず口ずさみたくなるようないい季節になりましたねえ。
えっ、そんなのは私だけ???
プロ野球も開幕して15試合前後を消化。
いよいよナイターシーズンですよ!
昨日から、セ・パともに対戦カードが変わり、
東京ドームでは「巨人×阪神」、
神宮球場では「ヤクルト×中日」のカードになりました。
我々ニッポン放送のスポーツには、
大阪のABC・朝日放送のスタッフが東京ドームに出張してきて、
我々とは別に、実況中継しています。
一方、神宮球場では、毎日、中日ドラゴンズの試合を
名古屋で放送に流している、東海ラジオさんに向けて、
ニッポン放送が委託を受けて、実況中継を
神宮から名古屋に送らなければなりません。
プロ野球シーズンに入ると、全国のラジオ局と交流しながら、
毎日を送るワケです。
ニッポン放送・スポーツ部のテーブルには、
ABCさんからいただいた、大阪土産の喜八州の
栗饅頭・三笠・初霜の詰め合わせの箱。
そして、東海ラジオさんから、名古屋土産・坂角の
えびせんべい(ゆかり)の箱が、
さも、おいしそうに並べられています。
特に東海ラジオさんは、わたしの新米アナウンサーの頃から、
このおせんべいを持って来て下さるんですよ。
久しぶりに坂角の「ゆかり」を頬張って、
いや〜無性に懐かしかったですね。
ある時は亀関アナウンサーだったり、酒井アナウンサー、
北山アナウンサー・村上アナウンサーの時があったり、
そして今は、大沢アナウンサー、森アナウンサーてな具合に、
人は変われど坂角の「ゆかり」は変わらないのですよ。
これぞ老舗の味ってやつですか・・・。
最近は、主要デパートでも売っていますから、
ぜひ、お試しあれ・・・。
そういえば、まだナゴヤ球場(ナゴヤドームの前)の頃、
我々ニッポン放送のスタッフが出向いた時、
試合前、毎回、仕出し弁当を用意して下さっていたものです。
しゃけと卵焼きに昆布の佃煮のシンプルなお弁当なんですが、
実況前の腹ごしらえには最適のサッパリ味!
毎度我々が、名古屋出張の楽しみにしていた弁当を思い出しました。
そう、あの弁当屋さん「やまだや」っていう屋号でした。
今はもう、やってないでしょうなあ・・・。
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4月 3日
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なっ、なんでやねん・・・?
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これはレンジャーズ・ダルビッシュ有投手が、
あと一人で完全試合を逸した時つぶやいたひとこと・・・。
アストロズ唯一のヒットは、チームで最も実績のなかった、
9番バッター、24歳のアーウィン・ゴンザレス選手ですから
「なんでやねん・・・?」ですよね。
さて私、栗村智、2005年のシーズンを最後に、
野球実況を引退しておりましたが、6年のブランクののち、
去年からスポーツ現場にも、競馬の実況から復帰。
今年ついに、プロ野球実況も復帰することになりました。、
4月2日、QVCマリンフィールドの
「千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ」。
北海道・STVラジオの本番、初芝清さんの解説で、
マイクに向かうことになっておりました。
久しぶりにプロ野球開幕を緊張して迎え、
久々の本番にむけて、こつこつとネタ集め。
実況放送用の資料作成に精を出し、
本番前日が休日だったので、近くの図書館にこもって、
それはもう、完璧な放送資料を、3月29日から4日かけて、
作り上げたのでありました。
でも当日の朝、屋根をたたく激しい雨に・・・
「なっ、なんでやねん」。
がっくりと肩を落とし、とりあえず小やみになって
小康状態のQVCマリンに乗り込むと、
両チームの選手共に、球場に隣接する室内練習場で、
汗を流していました。
ゴールデンルーキーの大谷選手は、同じルーキーの鍵谷投手と、
マリンの室内練習場を探して、
初々しくも、球場正面でウロウロ、オロオロ。
「天候はどうあろうと、試合の準備は、
しっかりやっておかないといけませんから・・・」と優等生発言。
「とても受け答えもさわやかな好青年だな・・・」と
後姿を見やっているその時、
「2時45分、雨で中止の発表」
「とほほ・やっぱし・・・・」
あの雨でしたから、ほとんど中止とは思っていましたが、
この日の天気予報を、全く気にしていなかった自分に、
がっくりきてしまいました。
体調を崩して、タフなスポーツアナウンサーを退いていましたが、
もう一鞭入れて、スポーツアナ復帰を決し、
百も承知の心身過酷な仕事に戻ったものの、
丸々7年の野球実況からのブランクは、
我が頭に蜘蛛の巣が張らせていたのですね。
以前なら、刻々と変わる天気予報にアンテナを張り巡らせて
神経質にチェックしているはずですが、
当日朝、雨の音に初めて気づくなんてね・・・。
かつて29年間積み重ねたスポーツアナウンサーのキャリアに、
胡坐をかいていたんですね。
今一度、褌をしめなおしました。
とはいっても、あの花散らしの激しい雨・・・。
「なんでやねん???」
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3月21日
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ふるさと・広島の味
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亡母の33回忌で、久しぶりに週末、
2泊3日の日程で故郷・広島に帰ってきました。
先日、映画「東京家族」で橋爪功・吉行和子演ずる
老夫婦の広島弁(舞台が大崎上島だから、厳密に言えば瀬戸内弁)を聞いてから、
まさに帰心矢の如しってえやつですよ。
父が亡くなって3年、母が33回忌、墓参りもかねて
新幹線に飛び乗って4時間。
進行方向左側にマツダスタジアムが見えてくると広島駅。
このところ関西風のうどんが、恋しくて仕方なかったので、
夜遅く着いたのにもかかわらず、盛り場・流川にある、
「ちから支店」まで出かけて「肉うどん」に、
「上巻き(太巻きを小さくカットしたもの)」に舌鼓。
翌日、法事と墓参りのあとで”むすびのむさし”に寄って、
「きつねうどん」に「山賊むすび」。
そして夕食は「お好み焼き」。
広島駅近くの「ゆうゆう」で「お好み肉玉そば・イカ天入り」。
最終日はまたまた「ちから」。
今度は幟町にある本店に行って「広島ラーメン」と「いなりずし」。
久しぶりに、故郷で少年時代慣れ親しんだ、
広島の味を満喫してきました。
もちろん、食ってばかりではなく、
念願の広島・マツダスタジアムにも取材で行ってきました。
完成して5年目にして、初めて足を踏み入れて、
グランドの鮮やかな緑の天然芝、集まる人たちの広島弁が
耳に飛び込んで感無量。
楽天とのオープン戦前、今は解説でご活躍中のかつてのカープの名投手、
安仁屋宗八さん・大野豊さんと久しぶりにお会いして、
今年のカープを、熱く語って下さいました。
選手層の薄さが少し気になりますが、
着々と若い力が育ってきているので、
今年も熱く応援していこうと思います。
久しぶりに広島の故郷言葉にどっぷりつかり、
広島の味も満喫して、大いにリフレッシュできた満足感いっぱいで、
帰路につきました。
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3月13日
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ヘンスリー・ミューレンス
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ひやひやドキドキし通しだった、WBC2次ラウンド第一組。
かろうじて日本は、1位で18日から
サンフランシスコ「AT&Tパーク」で行われる
決勝ラウンドに進出しました。
日本には、二度戦って完敗だったものの、
優勝候補のキューバに2戦2勝して、
2次ラウンド第二位で、欧州のチーム初の準決勝進出を決めたのが、
オランダでした。
このニュースに、オランダではサッカー中心の新聞のスポーツ欄が、
WBCオランダ決勝ラウンド進出を、デカデカと扱っています。
ただ、オランダといっても、主力選手は、
南米ベネズエラの沖にぽっかり浮かんでる、
オランダ領アンティル諸島出身なんです。
この発展途上チームを率いるのが、
オランダ領アンティル諸島キュラサオ生まれの、
ヘンスリー・ミューレンス監督。
古くからの野球ファンなら覚えていらっしゃるでしょう。
95年〜96年、日本のヤクルトスワローズの
「恐怖の8番バッター」として活躍したミューレン選手なんですよ。
現在は、2010・2012MLBワールドチャンピオンに輝いた
サンフランシスコ・ジャイアンツの打撃コーチを務めています。
ちょうど、野村克也監督の時で、日本のち密な野球を吸収。
その後アメリカに帰って、指導者として、
大きな成功を修めています。
彼がヤクルトの助っ人だった1995年〜1996年というと、
野茂がメジャーデビューを果たした時。
野茂の登板の実況でアメリカ出張の機会が多くなり、
見たことのないメジャーの球場の予備知識など、
丁寧に教えてくれ、気候にも服装にもアドバイスをくれて、
いや、本当に助かったものです。
1996年のシーズン終了後、アメリカに帰ってからは、
会うこともかなわず、今まで経ちましたが、
WBCのメンバー表を見るにつけ、
いてもたってもいられなくなって、
昨日(火曜日)、日本戦前の東京ドーム・オランダ軍ベンチに
ミューレンいや、ミューレンス監督を訪ねました。
「ハーイ・バンバン(彼の現役時代のニックネーム)!
Do you remember me?」
「あー、だれ!ウワォ、クリ、Long time no see!」
あまりの懐かしさに固い再会の握手、ハグハグしているうちに、
涙と鼻水でくしゃくしゃになっちまいました。
日本のMLB中継で、何度となく彼の雄姿を見ていたので
そうでもなかったのですが、よく考えてみたら、
96年以来、17年ぶりの再会だったのですよ。
ヤクルトの主砲・バレンティンの足のことや、
日本の野球の印象など積もり積もった話をしているうちに、
彼が「日本の野球チームを率いてペナントレースを戦ってみたい。
メジャーの監督ももちろんだが、いい思い出がいっぱい残っている。
日本で采配をふるってみたいんだよ。」と熱く語っているのが、
印象的というか、無性にうれしくなりましたよ。
決勝ラウンドが行われる、ミューレンス監督勝手知ったる
サンフランシスコに乗り込む前に調整をする、
アリゾナ州ピオリアに向かうため、
昨日のゲーム後、チャーター機で帰米しました。
WBCは、投手力がイマイチなので、
これ以上の期待は難しいでしょうが、
デフェンディングチャンピオンとして戦う、
今年のMLBペナントレースでのサンフランシスコジャイアンツの
ミューレンス・バッティングコーチの活躍を祈らずにはいられません。
再会を約束して、福砂屋のカステラにもちろん、
福砂屋名物のオランダケーキも添えて、お土産を持たせました。
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3月 6日
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白謙蒲鉾、横浜高島屋にまたまた出店
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あの忌まわしい日・3月11日から、丸々2年の歳月が流れようとしています。
今もなお、被災地では大きな爪痕が残っていますが、
たくましく復興への道を歩んでいます。
東北ならではの伝統の味を守っている石巻「白謙かまぼこ店」。
あの震災で、3つの生産工場が大被害を受けながら、
わずか一か月で本店が復活。
今や以前と変わらず、伝統の味を全国に届けています。
その石巻の味が、また今年も横浜にやってきます。
海の幸豊富な石巻港にあがる白身魚を良質の油であげた蒲鉾を、
初めて口にしたのは、古くからの友人、
東北楽天ゴールデンイーグルスの春日昭之介・泉球場長が、
我が家に送ってくれるようになってから・・・ですからねぇ。
仙台出張の時は、駅構内のエスパルに支店があるので、
新幹線に飛び乗る前に買って帰ったり、
ほぼ我が家の冷蔵庫には一年中、
「白謙かまぼこ」が入っているのですよ。
常温のお酒のつまみに、そして仕上げにわさびを効かして
お茶漬けをづづづーっと、たまりませんな。
(私のブログ・・・こんなのばっかしと仰るなかれ!)
今月13日から18日まで横浜タカシマヤで開催の
「第三回・ニッポン放送うまいもん祭り」に出店します。
ま、日本全国のうまいものが結集するのでありますからして、
ぜひ、足を運んでみてください。
私のお勧めは白身魚の旨味がたっぷりとプリプリと詰まっている、
白謙あげ(一枚126円)ですからね!
横浜タカシマヤ8階・催会場に、ぜひお越しください。
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