3月27日
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フッチー卒業…
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「春は別れの季節」ともいいますが、辛いものですね。
2006年10月7日から始まった、
「栗村智のおはよう散歩道」スタートと同時にコンビを組んだ、
淵澤由樹・フッチーが、28日の放送をもって、
「卒業」ということになりました。
その間、2007年4月からは、
番組名が「栗村智 あなたと朝イチバン」と変わり、
6月には、フッチー長男出産と、
めまぐるしく周りの環境は変わりましたが、
いつもニコニコ、のんびり、ぽわ〜んとして、
鈍いオッさんの相手をしてくれました。
身体を壊し、スポーツアナウンサーを辞めて、
入社30年目にしてスタジオアナウンス、
しかも、土曜早朝のワイド番組を拝命してから、
パートナーとして、しっかりアシストしてくれました。
土曜早朝の番組を担当するにあたって、
心したのは、大好きな鶴光師匠のひとこと。
「ラジオの前の人も、一緒に仕事するスタッフにも、
万事、日々、機嫌ようやんなはれや!」というお言葉でした。
スタートしてから、一回として、
不機嫌な雰囲気を作らないようにつとめましたが、
毎週、ニコニコやってくる、
フッチーの「おはようございま〜す」に、
何度、助けられたことか。
一粒種の舜ノ介君も、
母親がそばにいてやらなくてはいけない大事な時期。
ママとしての奮闘を祈りますが、
本当に2年半、感謝感謝、ありがとうという言葉で、
彼女を送りたいと思います。
まっ、子育てが落ち着いたら戻ってきてください。
それまで私や、頑張るつもりです。
これからも「栗村智 あなたと朝イチバン」、
よろしくお願いいたします。
新しいパートナーは、改めて来週ご紹介しますが、
いずれにしても、フッチーと同じような、
脳天気な人でないとねぇ…。
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3月21日
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久しぶりにドジャースタジアムが!
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いやぁ、何はともあれ、WBC・セカンドラウンド1位決定!
いよいよ決戦の舞台は、思い出のロサンゼルス・ドジャースタジアムに移ります。
久しぶりにドジャースタジアムが、
日本人野球ファンの注目の的になりますね。
1995年、野茂英雄投手が、それまで、我々日本人の前に立ちふさがっていた、
メジャーへの重い扉をこじあけて以来のドジャースタジアム。
パームツリーの向こうに、シェラネバダ山脈を遠く見渡すエリシアンの丘。
56000人収容のマンモススタジアム。
放送席からの眺めも最高なんですよ。
最近、アメリカのあちこちにできた
レンガと鉄筋の新古典スタジアムとは違い、
本当に雰囲気のいい球場なんですよ。
準決勝のアメリカ、そしてベネズエラか韓国の勝者と、
WBC連覇をかけて戦います。
今回、4試合もやった、韓国とはやってほしくないですね。
実力上位のベネズエラに出てきてもらいたいですね。
それでこそ、真のWBCチャンピオンですよ。
そのためにも月曜日朝、けが人だらけ、実績いまいちのアメリカ
(まだアメリカは本気になってない)には、
ガッチリと勝利してもらいたいですね。
土曜朝「栗村智 あなたと朝イチバン」では、
サンディエゴからロサンゼルスへ移動中の、
ニッポン放送中継スタッフ・アキ猪瀬さんに、
国際電話で出演していただいて、
ロサンゼルス・ラウンドの展望をお聞きします。
たぶん、サンディエゴ・フリーウェイで、
一路ロサンゼルスに向かっている車の中からに、
なるのではないでしょうか。お楽しみに!
先発は松坂、決勝はダルビッシュか、岩隈か???
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3月14日
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忘れがちな日
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「あなた、今日、何の日か、わかってるよね?」
「えっ、ホッ、ホワイトデー?」
「違うわよ!浅野内匠頭の命日でしょ!
日本人なら、覚えておきなさいよ!」という珍妙な会話。
そう、柳家喬太郎さんの定席での18番
「白日の約束」の冒頭なんです。
4年ほど前、池袋演芸場で聞いたのが初めてでしたが、
さえないサラリーマンと気の強いOLのやり取りが、
たまらなくおかしい新作落語のひとつです。
歌舞伎・浄瑠璃・映画の世界で、独尽湯といわれる名作、
「忠臣蔵」の発端、江戸城殿中松の廊下刃傷事件が、
元禄14年(1701年)3月14日って、
よっぽど詳しくないとわかりませんよね。
即日切腹、21ヶ月後に「敵は本所松坂町!!!!」
四十七士の吉良邸討ち入りへと続くんですね。
そういえば「ホワイトデー」って忘れがちですよね。
喬太郎さんは「バレンタインデーで選ばれしものだけが、
お返しをするホワイトデーほど不平等なことはない。
バレンタインデーでチョコもらえなかった青年は、
3月14日、どうすればいいのか?
昔から、わたしゃ怒りを覚えていた」との自虐ギャグなんですが、
女性には、あまり縁のない青春時代を送っていた私も同感です。
幸いにも、フッチーたち「朝イチバン」のスタッフから、
義理チョコをもらってるので、
さびしい思いをせずに済んでますけど…。
今年も「お返し」は1000万円が60本当たる
宝くじにしました。
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3月 7日
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年男・イチロー
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アメリカ国内では、ほとんど注目されてはいないのですが、
いよいよ「WBC」が始まりました。
木曜日の第1戦・中国戦、日本がプロ野球なら、
かたや、大学レベルの中国に「4−0」の大苦戦。
期待のイチローたるや、5タコ(5打数ノーヒット)
いやぁ、先行き不安になる試合ぶりでした。
とはいうものの、イチロー選手も35歳、今年36歳になるのです。
これまで天才的な瞬発力で、ヒットを量産していましたが、
そろそろ瞬発力、体力の衰えの影が忍び寄っても
不思議ではありません。
打撃の職人・落合博満(現)中日ドラゴンズ監督が、
現役時代、当時、彗星のごとく現れた
イチロー選手のバッティングを見て、
「今はいいけど、瞬発力に頼る打法は、
30代半ばに苦しむのではないか?
その時に、彼がどういう打法に変えていくかが楽しみだ」と
教えてくれたのを思い出しました。
「その時」が訪れたのでは…と思うのですよ。
今のイチロー選手と同じ頃、落合選手は、
(当時)130試合通じて戦う「体」と「打撃技術」を、
2月〜3月とかけて、じっくり練り直していました。
当時と違う事情で「WBC」が創設され、
普段なら、162試合+プレーオフ、ワールドシリーズを、
戦い抜けるための、キャンプとオープン戦の真っ只中なわけですよ。
若き日のイチローならまだしも、
今年36歳になるイチロー選手には、充分な準備の必要があるのです。
確かに、国と国とが、力を競う試合には燃えるものがありますが、
すばらしい能力を、強行軍で消耗してしまったら…と心配ですね。
とはいうものの、毎年シーズンはじめは、
ボテンボテンのゴロが多いイチロー選手。
下の固い人工芝のグランドでは、
それでなくても内野手が守りやすくて、ヒットが出ませんよ。
アメリカラウンドになれば、
天然芝のグラウンドで、前回と同じように、
グラウンドを生き生きと走り回るイチロー選手に
変わってくれるでしょう。
そのためにも日本ラウンド、何としても勝ちぬかなくては…。
ニッポン放送では、舞台がアメリカに移れば、
日本の全ゲームを中継する予定です。
おたのしみに!
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2月28日
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あれから3年、あなたと朝イチバンは…?
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いよいよ「第2回WBC・ワールドベースボールクラシック」が始まりますね。
あれから3年…。
1回目は腎臓を病み、透析導入で入院していた時でした。
絶望の中、病院のベッドで各国のゲームを、
病室のJスポーツで見ていたのを憶えています。
週3回の人工透析の合間をぬって、放送の仕事ができる
土曜早朝の放送にもやっと慣れ、スポーツアナ時代には味わえなかった、
リスナーの皆さんの温かい応援のおかげで、
どうにかこうにか、ここまでこられました。
そうなんです、28日の放送が「栗村智 あなたと朝イチバン」、
記念すべき第100回なのですよ。
フッチーと一緒に「おはよう散歩道」を始めたのが2006年10月7日。
それから数えると第126回。
でも、土曜午前5時から7時40分の放送時間になって
「栗村智 あなたと朝イチバン」は“100th aniversary”!
第100回をめでたく迎えることになりました。
もちろんこれを通過点にして、200回、300回と、
頑張っていこうと思っていますよ。
このところの、さむさのせいか、肋間・坐骨と神経痛に苦しんでますが、
(カッコわる〜って、言わないでください)
いやー、がんばりますよっ!
山のようなはがきと、メール・ファックスを読んでたら、
イタタタタ〜ッ!とうなりつつも、ブルーになってる場合ではないのです。
今週もアッかるく、陽気にいっきましょう!
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