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みのりの日記
栗村 智
栗村 智
 
diary
6月 5日
高座から
憧れの寄席の「高座」に上がってきました。
5月30日土曜日、「あなたと朝イチバン」の生放送を終えたあと、
仮眠をとって「お江戸日本橋亭」の、
桂米助独演会「米流」に出かけていきました。

米助師匠とは、ずーっと前、
我がニッポン放送のナイターオフの番組で、
ちょこっとご一緒させていただいたのが最初ですが、
その後、わが師・パンチョさんを通じて、
そしてアメリカ・メジャーリーグ中継でアメリカ中をウロウロしていた頃、
ヒューストンやシアトル、シンシナティなどで、
強行軍でメジャー見物中の米助師匠とよく一緒になったご縁で、
今回、ラジオ中継こぼれ話のようなトークを、
独演会のゲストでお声がかかったわけですよ。

何しろ「隣の晩ごはん」以降、その人気は全国区の米助師匠だけに、
100人入ると満員の会場に、
ぎゅうぎゅう140人以上のお客様がお越しになり、
場内は、空調を最大の「強」にするくらいの凄い熱気!
放送でもご案内したため、わざわざお越しいただいて、
窮屈な思いをさせてしまった方々には、
申し訳ない思いでいっぱいだったのですが、
その反面、高座から、いつもとは逆の方向から、
満員のお客様の笑顔を見させていただいて、大感激の一日でした。

今月、池袋演芸場「6月上席」昼の部のトリは、柳家喬太郎さん。
木曜日に顔出せば、土曜日の「お江戸日本橋亭」を髣髴とさせるような、
大入り満員、立ち見のお客様。
前座の扇(せん)ちゃんの噺では、初日から連日、立見のお客さん。
世はまさに落語ブーム。

大熱演の喬太郎師匠、因みにネタは、
初日「ハンバーグが出来るまで。」
二日目「寝床」
三日目「宮戸川」
四日目「頓馬の使者」
五日目「井戸の茶碗」
池袋昼席、10日までは12時半開演ですが、
11時頃には並んだほうがよさそうですよ。
5月29日
いざ、高座!
先週の「週末の寄席情報」の中でご案内しましたが、
いよいよ、「お江戸日本橋亭」の高座に上がります。
ヨネスケさんの独演会「米流」のゲストで、
二人で、アメリカ大リーグやニッポンのプロ野球取材こぼれ話、
ラジオ放送の裏側など、喋ろうということなんです。

高校1年生の時、5代目小さん師匠に、
弟子入り志願に行って断られたほど、
寄席の世界が大好きな私にとっては、
噺家さんのホームグラウンド「お江戸日本橋亭」の
高座に立てるチャンスをいただいた、米助師匠に大感謝ですよ。
もう、既にチケット完売とのこと、いやぁ、緊張しますねェ。

もちろん私は、落語をやるわけではなく、
ニッポン放送のアナウンサーとして高座に立つんですけどね。
どうなることやら…。
来週、その様子は報告します。
5月22日
デパ地下“マスク”狂騒曲
新型インフルエンザ騒ぎ、困ったものですね。
沖縄では、修学旅行のキャンセルが相次ぎ、
不景気に拍車をかけてしまいました。
私も今日、“デパ地下”で弁当買ってたら、
いやぁ、驚きました。
マスクをした人の多いこと!
新型インフルエンザの影響は、いろんなところに波及しています。

大学芋の売り場でのひとコマ…。
客 :「これ、○百グラムください。」
店員:「はいかしこまりました。大学芋5百グラム・・・」
客 :「んまあ!2百っていったじゃない!」
店員:「え?お客様5百とおっしゃったように聞こえたもんですから。」
客 :「んもう、2百よ、早くして頂戴!」

そう、マスクをしての買い物。
デパ地下では、聴き取り間違いが多発しているのです。
売り子さんが即、現場で見ていた売り場の主任さんに注意を受けていました。
「朝礼でチェックしたでしょ。お手数でもご注文いただいたら、
早飲み込みしないで、注文を復唱して再確認するように、
申し合わせしたでしょ。マスクのお客様には、充分気を配るように!」
ひゃぁ!朝礼でマスク対策のミーティングやってるんだ。
デパートでは…。
5月15日
「さよなら、ニュースペーパー」とは言いたくない
週半ば、東京地方は、本当にさわやかな気候に恵まれましたが、
1995年〜98年頃まで、野茂英雄投手を追ってウロウロしていた、
ロス・アンゼルスの青い空にそっくりで、
ふと、あの頃を思い出しましたよ。
“ドジャーブルーの空”って言うんですかね。

そのロス・アンゼルス、エリシアンの丘にあるドジャースタジアム、
ドジャースの記事を書く、地元のビートライター(日本でいう担当記者)が、
「ロス・アンゼルスタイムズ紙」1人だけになってしまったという
ニュースを目にしました。
景気後退、大不況のアメリカでは、社員ではない
個人契約のスポーツ記者の解雇が、各地で続出しているのです。
日本以上に、新聞を読まなくなったアメリカでは、
ほとんどの人が、ニュースをパソコンに頼っているのです。
「LAタイムズ」も親会社・シカゴトリビューンが経営再建中。
シアトルの「シアトルポストインテリジェンサー」も売り上げに悩み、
ネット版だけになってしまいました。

大リーグの師匠だったパンチョ伊東さんの教えに、
「三種の神器」というのがありました。

1.中継するチームの本拠地・地元の新聞
2.スポーティングニュース・MLBレジスター
 (メジャーの選手の経歴がバッチリ載っている名鑑のようなもの)
3.スカウティングノートブック
 (選手の特徴がつまびらかに書いてある本)

コレをゲーム前にチェックして、中継にのぞむべし!

このうち2・3は、数年前、長い歴史にピリオドをうち、
廃刊になっているのです。
アメリカには、日刊のスポーツ新聞は、昔からありません。
その分、一般紙のMLB欄は充実していましたし、
それぞれに看板記者の独自のコラム記事が、
とても興味深かったのですが、
広告媒体の不況も響いて、間もなく無くなってしまう流れですねえ。

そういえば日本でも、電車風景を見ると、
新聞を読む人が激減してますね。
メジャーリーグの情報源だった
「USA TODAY・ベースボールウイークりー」も、
2年ほど前に廃刊になりました。
何もかもインターネットという世の中になっていくのは寂しいですね。
「あなたと朝イチバン」では、新聞を大切に、
毎週、お伝えしていきますよ。
5月 8日
アンデルセン"労"話
「栗村智 あなたと朝イチバン」のなかで、
「首都圏沿線ニュース」というコーナーでは、
リスナーの皆さんから、たくさんの情報をお寄せいただいて、
何を採用するか、いつもスタッフみんな悩んでいるのですが、
頂いた情報をもとに、スタッフが取材して、
直接足を運んで、皆さんのお耳に届けています。

連休の最中、愚妻と共に、以前、新京成線沿線の時にご案内した、
「船橋アンデルセン公園」に行ってきました。
新京成の三咲と、北総線・小室のちょうど中間、
駐車場が広いので、車で行くほうが便利ですが、
自然いっぱいのノビノビ遊べる、大きな広い広い公園ですよ。
デンマークから運んできた風車、のどかな田園風景、
ボートがこげる池、里山の風景、動物たちと遊べる体験コーナー…。
あっという間に一日がすぎていきました。

放送で紹介した、パン屋さんのほかにも、
バーベキューができるテラスレストラン、ばかうまアイスクリーム、
大人も童心に変えることが出来る場所、
もちろん、デンマークのアンデルセンの生地と、
船橋市が「姉妹都市」である縁で、
アンデルセンの童話や遺品を展示してあるこども図書館、
こども美術館も充実していました。
ポニーの広場では、4頭のポニーと、
仲良く遊べるのもこの公園の楽しいところ。
しかも、よく競馬場の内馬場にいる小型のポニーではなくて、
サラブレッドの血が入った、300キロくらいの人を乗せても心配のない
お馬さんたちです。
日ごろ、馬券でやられている恨みも忘れて遊びました。
馬場や山羊たちの飼育場が、
とてもきれいに手入れしてあるのにも感心しました。

夕暮れまで遊んで、腰につけていた万歩計をみれば、
な、なんと!「1万2千歩」。
いい運動にもなりました。
スタジオから案内するだけでは、やっぱりダメですね。
ご案内する以上、実際に足を運ばなければと痛感した一日でした。

えっ、湿布クサイって???
すいません、普段、運動不足で…。
今、流行りの“ヒラメちゃん”あたりがパンパンに張ってしまいました。
トホホ…情けない。
 
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