8月14日
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円朝まつりに、ごっ、5000人!!!!!
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落語ファンのひそかな楽しみだった「円朝まつり」。
日頃の「高座と客席の関係」から、
屋台で「噺家さんと同じ目線」でやり取りできる
一年に一回のチャンス。
ただ、炎天下で暑いのが玉に瑕でしたが、
今年の人出には、驚きました。
境内は、人、人、人!
目玉の小三治師匠デザインの福扇も会場前に大行列、
正午過ぎには、きれいに売り切れという状態。
いつもの才賀師匠の屋台「芸撃隊」にアイスを差し入れて、
お囃子屋台で、噺家さんの出囃子を演奏してもらいました。
円朝まつり名物「柳亭市馬歌謡ショー」も、
今年は市馬師匠が、よそでのお仕事入ってるとのことで、
そそくさと行きつけのすし屋へ。
「なぬ〜!」行列が…!!!
ならば、千駄木駅前の蕎麦屋へ。
「あれぇ?満席だぁ…」
てなわけで、当世寄席のお客様の入りがよい
「寄席ブーム」が相変わらず持続してることを、
ふか〜く感じてしまいました。
改めて、また寄席ファンのひそかな楽しみを見つけることにしようと
固い決意をして、落語中興の祖・円朝師匠の墓前に誓ったのでした。
よぉ〜し、今度は「芸協らくごまつり」じゃぁ〜〜〜!
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8月 7日
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東京駅は安全靴でGo!
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天候不順ながら夏本番!
東京駅は、子供連れの家族の一団であふれていますね。
毎週金曜日、宿直勤務で、夕ご飯の調達のため、
東京駅のデパ地下に足を運びますが「アイタタター」!
今年もやられちゃいましたよ。
夕方、大混雑の地下食料品売場の通路を、
ムカデのように長〜く連なった、
家族の最後尾のお父さんが引きずっている、
アレは、なんというんですかね?
コロコロ???
え〜と「キャスター付キャリーバッグ」(後で聞いて判明)が、
私の親指の上を、ガタガタと通過!
「ギェーッ!」
帰省のお土産なのか、家族全員の着替えから洗面道具か、
何が入っているのか、ほかの時期とはまた違う痛みなのです。
新幹線に乗る前の買い物なのでしょう。
悶絶している私を振り向きもせず、
誤りもせず、遠ざかっていくのです。
自分で使ってみると、とても便利なコロコロではありますがねぇ…。
手提げのカバンさげて、汗みどろになっていた頃が懐かしいですね。
この時期、そして年末年始の東京駅には、
頑丈な安全靴(工事現場で作業員さんがはいてるやつ)を履いて、
お出かけすることをお薦めいたします。
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7月31日
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相棒
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普段から物持ちがいいといわれている私・栗村、
かなり落ち込んでます…。
平成18年3月から、肌身離さず大事にしていた
「懐中時計」が止まってしまいました。
電池かと思ってたのですが、時計屋さん曰く、
「電池じゃないですねぇ。随分、大事に使っていらっしゃいますが、
部品の故障です。修理には8000円くらいかかりますねぇ。
この時計の定価より高くつきますが、どうされます?」
ざっ、残念ですっ!
この懐中時計は6〜7年前、JRAさんから、
「ダービー記念時計」として頂いたものなんですよ。
トホホ…。
泣く泣くあきらめて、新しい懐中時計を今、探しています。
7月上席、鶴光師匠が、新宿末広亭でトリを取られた時、
楽屋にご挨拶に伺ったのですが、
その時、大好きな平治師匠もいらっしゃいました。
出番前の平治師匠とおしゃべりしていた時に、
師匠の手のひらにも懐中時計が…。
いつも着物姿で通していらっしゃる方で、
懐中時計のまた似合うこと。
「私も懐中時計を持ってますよ!」とお見せしたら、
「いいなぁ、その時計、私のと交換しませんか?」との言葉。
一瞬考えたのですが、
「師匠やめときます。」とお断りしたんですよ。
チェッ〜!!
あの時交換しておけば…。
こんな人の悪い了見になるほど、
あの懐中時計には、愛着があったのです。
平治師匠のと交換していたら、
気の毒なことになってましたもんねえ。
人工透析のシャントが腕にあるので、
腕をしめつける腕時計ができないということもあるのですが、
また、新しい相棒を探しに、今日から時計屋さん巡りです。
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7月25日
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横浜の苦い花火
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梅雨も明けて本格的な夏到来、隅田川の花火もいよいよですね。
この時期になると、寄席で聴いた
志ん朝師匠の「たがや」が懐かしいですね。
両国の花火を舞台にした、おなじみの落語
「橋の上たまやたまやの声ばかり、なぜか鍵屋と言わぬ情なし」
当時、どん底の景気、そして疫病、大地震、大火事の犠牲者の
霊を弔うという、魔よけの意味があったそうですが、
スルッテエト、この花火百年来の不景気といわれる
今こそ派手にやるべきですね。
ところが、30年間のスポーツアナウンサー生活では、
花火の当日は、必ず野球場で仕事してましたから、
帰りにやたら混雑して、寂しい思いをしたことばかりが、
思い出されますよ。
横浜スタジアム、解説・土橋正幸さんで、実況したときのこと。
折しもすぐそばの横浜港で、地元新聞社主催の大花火大会当日。
ゲームが中盤、のるかそるかというヤマ場に始まったんですよ。
「ヒュードッカン!パア〜パラパラパラーーーーードーーーーン」
スタンドのお客さんは、野球そっちのけで、
夜空に開く大花火に、拍手、大歓声おまけに、
放送席からは轟音だけで、花火は見えないという惨状。
江戸っ子解説の土橋さん、放送中に激怒して、
「耳をつんざく大きな音で、どんなにきれいかと
空見上げたらスタジアムの庇で見えやしない。
野球は、轟音でたびたびタイムがかかる。
野球か、花火か、片方付けてくれなきゃ、
こっちも商売になんないですよ。
花火終わるまで、待ってたらどうですか?」と無茶な解説。
実況していた私も注意散漫、ひどい中継になった
嫌な思い出があるんですよ。
幸い、今年は横浜の花火当日、ベイスターズは、
スタジアムでのゲームは予定されていません。
あの当時の土橋さんの怒りが通じたのかも…!?
今週の「栗村智 あなたと朝イチバン」は、
「あぁ、夏祭り」と題して、夏祭りの悲喜こもごもを
メール・ファックスでお待ちしています!
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7月17日
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スポーツアナウンサーの仕事
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いやぁ、暑かったですね。
ニッポン放送開局55周年記念「神宮球場観戦デー」。
当選されて、1塁側・内野スタンドで観戦された皆さんも、
お疲れさまでした。
一夜限りのコンビ復活、82歳の解説・関根順三さん、
73歳実況アナウンサー・深澤弘アナウンサー黄金コンビ。
今年イチバンの暑さの中、ヤクルト練習時間の午後2時。
まるで熱したフライパンの上のような神宮球場の人工芝の上に、
上着を着て現れた深澤さん。
久しぶりの球場で、日陰を探して、じっとしている私をよそに、
高田監督、原監督にしっかり直に取材している深澤さんの姿には、
頭が下がり、感心させられました。
寒いにつけ、暑いにつけ、常に屋外で、熱気と冷気にまみれて、
仕事をするスポーツアナウンサー。
これは重労働なんですよ。
そんな中、ゲームは乱戦になり、
それこそアナウンサーの技量をとわれるゲームになり、
日ごろの取材ネタ、エピソードを遺憾なく交えて、
楽しい中継に仕上げたお二人に大拍手でしたよ。
私?図らずも体調を崩し、
3年前にスポーツアナウンサーを引退しましたが、
土曜朝5時からの「あなたと朝イチバン」で、
溌剌と頑張らせていただきます。
そういえば、アメリカ大リーグでは、
実況アナウンサーは、結構年取るまでしゃべっています。
ハリー・ケリーは、シカゴで、80(?)才まで現役でした。
あっ、そうそう、”ザ・ボイスオブドジャー”といわれる
ビン・スカーリーさんは、今年、アナウンサー歴・60年。
今も現役81歳なんですよ。
でも、本番のしゃべりの前に、グラウンドに降りて、
あんなに熱心に取材しませんものねぇ。
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