1242 ニッポン放送
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みのりの日記
栗村 智
栗村 智
 
diary
1月 1日
2人きりの初詣
皆さん、あけましておめでとうございます。
元日からすばらしいお天気に恵まれましたね。
こいつぁ、幸先いいわいと喜んで初詣。
今年は、娘が神社のお巫女さんの手伝い、息子は友達と出かけて、
なんと!夫婦二人っきりでの初詣…。
新婚の年に娘を授かりましたから、
実質、夫婦二人っきりでの初詣は初めてということに、
今、こうやって、書いているうちに気がつきましたよ。

ここ数年は、妻の郷・水戸で新年を迎えていたので、
大洗の磯前神社だったのですが、
娘が巫女の手伝いをやってるということで、
初めて、松戸神社に参拝しました。
旧水戸街道・松戸宿の守り神として、
連綿と流れる歴史を思わせるお社で、いい雰囲気でした。

おみくじを引くと、妻が大吉…。
私は…、小吉でした。
「女難に気をつけること」との文言に、
身に憶えはありませんが、結構ドッキリするもんですね。
欣喜雀躍して、財布に大吉のおみくじをしまう妻をよそに
ご神木の綱に小吉のおみくじを結びつける私でした。

「まっ、めでたくもあり、めでたくもなし」
今年も、万事機嫌よく、コツコツ物事にあたることにしましたよ。

「栗村智 あなたと朝イチバン」今年最初の放送は、
1月2日朝5時から…!
もちろん生放送でお届けいたします。
新年、みんなが元気になれるリクエスト中心でまいりますよ。
どうぞ、今年も宜しくお願いいたします。
12月26日
馬喰ってウマい一年に…
無事、ミュージックソンも終わり、今年もあとわずか…。
みなさん、ご協力ありがとうございました。

我が「栗村智 あなたと朝イチバン」でも、
駆け込みの忘年会を企画しています。
何しろ、競馬中継のアナウンサーとして、
30年競馬に携わりましたから、
馬券で夢見、幾度となく夢破れ、
今、振り返っても、大変な散財をしてしまったもんで、
今回は、スタッフみんなで、馬肉(桜肉)忘年会を、
やろうと思っているのですよ。

「競馬にはロマンがある…。
とても馬肉喰うような気持ちになれない」と言う人もいるのですが、
競走馬を食べるわけじゃありませんからね。
美味しい馬肉を供給するために飼育された、
体重1トンもある牛のようなお馬さんを食べるわけでして…。
大好きな志ん朝さん、お父さんの志ん生さんと、
文楽さんの名入りのれんがかけられた店内。
(このお店、志ん生・文楽両師匠が贔屓にしてたんですよ)
池波正太郎さん好みの籐敷きの入れ込みにあがって、
胡坐をかいて、小鍋をフウフウ言って頬張る…。
「アナウンサー馬食って旨かった」と洒落て、
縁起のいい年を呼び込もうと思っているのですよ。

深川ですから、すぐそばに吉良邸。
そして池波さんの「鬼平犯科帳」の主人公、
長谷川平蔵住居跡をのぞきながら、
とっぷり江戸情緒に浸ってね。
そうそう、桜鍋(馬肉)は、江戸時代木場の職人や、
舟人足のスタミナ食だったんです。

みなさん、よいお年をお迎えくださいね。
12月18日
ゴジラ松井・デイズニーランドに!
ワールドシリーズMVP、われらが松井!
来季、アメリカ西海岸・ロサンゼルス郊外のアナハイムを
本拠地とするエンゼルスへの入団が決まりましたね。
あくまでも攻守でゲームに出たいという意思を貫いた結果、
彼にとって最高のチームと契約できたと思います。
気候温暖・ふかふかの緑の芝。
近くには、ミッキーのデイズニーランド、
スヌーピーのナッツベリーファームと、
アメリカならではの大きな遊園地もあるところですから、
来年のゴールデンウィーク、夏休みと、
たくさんの日本人観光客を集めることでしょう。

監督は、ドジャースで選手として、
エンゼルスで監督として、ワールドシリーズに出場し、
ワールドチャンピオンの経験のあるマイク・ソーシア。
かつてのエース、左のフェルナンド・バレンズエラ、
右のオーレル・ハーシュハイザーとバッテリーを組んだ、
大リーグ史上最もブロックの巧い、
スターキャッチャーだった人です。
しかも、野茂がドジャースにいた時の
ベンチコーチ(日本のヘッドコーチ)でした。
日本人の良さを目の当たりにしている人ですから、
松井にとっても頼もしい限りです。

そして、その松井を球界の偉大な先輩と尊敬している
上原浩治選手も、ひじのリハビリをしながら、
松井との対決を楽しみにしています。
今週の「栗村智 あなたと朝イチバン」は、
上原浩治投手をお迎えして、
メジャーにかける思い・こぼれ話を伺います。
私、栗村は、スポーツアナ時代、
巨人の上原さんは、何度も取材しましたが、
久しぶりにお会いできるので楽しみにしています。

それからそれから…、
「はじめチョロチョロ、なかパッパ、ジュウジュウ吹いたら、
火を引いて赤子泣いても蓋とるな!」
日本一ごはんが美味しく炊ける、多機能つき
10万円相当の象印最高級電子ジャーが、
2台も当るプレゼントもありますよ。
詳しくは放送の中で!!
12月11日
秀逸なCD発見!
このところの寄席ブーム、喜ばしい限りですが、
とうとう寄席囃子の網羅された、
江戸落語寄席囃子集大成のCDまで、
このたび、9日に発売されました。
しかも三枚組!
その名も「決定盤・寄席囃子100」。

今までも30年くらい前にレコードで出されたものとか、
十数年前に、NHKで出された寄席囃子のCDが出てはいましたが、
現在の現役の噺家さんの出囃子が、
真打ならまず漏れなく入っていようというスグレモノなんですよ!
元々、噺家さんの出囃子というのは、
上方から出たもので、江戸落語も、
大正後期から昭和のはじめに使い始めたようですが、
歌舞伎、長唄、端唄、俗曲、噺家さん、
それぞれの芸風にあうものを使っています。
志ん生・一丁入り、先代文楽・野崎、円生・正札付、
志ん朝・老松、談志・木賊刈り、円楽・元禄花見踊りなどなど…。
それぞれの出囃子で、めくりが返される前に
「あぁ、次は志ん朝だっ!」とファンはわかるんですよ。

ただ、新しい落語ブーム。
世は流れ、二つ目さん以上の噺家さん本人専用の出囃子が、
多岐にわたってきました。
例えば、白鳥「白鳥の湖」、昇太「デイビークロケット」、
米助「テイクミー・トゥー・ザ・ボールゲーム」、
木久蔵「はな」、
今、大人気の喬太郎「まかしょ」なんてぇのが入っています。
お囃子さんや、太鼓・締め太鼓の用意のない地方のホール、
また、素人落語の方が使うにも最高のもの、
一番太鼓・二番太鼓・中入り追い出しまでそろっています。
本職の噺家さんも、着物のほかに、このCDを携帯すれば、
一人で、寄席の雰囲気も出せるんですからね。

でも、やっぱり、生の三味線、オオドロ(大太鼓)、〆太鼓、
ヨスケ(鐘)、ドラの生演奏がいいに決まっていますがね。
斯く言う私、寝る前にこのCDを耳元でかけながら、
寝ることにしたのですが、いやぁ、その心地よいこと。
一度、お試しになっては?
いや、こんな趣味、私だけですかぁ???
12月 4日
残念!内外タイムス
円高、ドバイショックと、相変わらず厳しい経済環境の中、
都内の寄席は、比較的少ないといわれる夜席まで
お客さんが詰め掛けるというにぎわい。
少しでも不況を笑い飛ばしてやろうということでしょうが、
そんな中、後輩の洗川アナも嘆いていましたが、
夕刊情報娯楽紙「内外タイムス」が廃刊となってしまいました。
この新聞には、思い出がいっぱいなのですよ。
もちろん私は、洗川君と違って、エッチな記事や
馬鹿馬鹿しいゴシップ目当てではありませんでしたが…。

一浪の末、上京した昭和48年から53年頃まで、
頻繁に駅売店で買っていました。
その頃「娯楽催し案内」欄に毎日、
新宿末広亭・上野鈴本演芸場・浅草演芸ホール・池袋演芸場、
そして今はなき東宝名人会の出演者が、
バッチリ掲載されていたのが「内外タイムス」でした。
その当時のスクラップも一部とってあります。
久しぶりにのぞいてみましたら、昭和48年頃、
談志・馬生・志ん朝・アダチ龍光・円鏡・円楽・
三球照代・主任円生なんてメンバー!
こりゃあ、たまりませんよ。

アメリカでも、シカゴ・ロサンゼルス・シアトルなどの
有名な新聞が姿を消しています。
何でもネットでというのもねぇ?
さびしいかぎりですよ。
あっ「栗村智 あなたと朝イチバン」では、
7時の時報のちょっと前、6時52分くらいから、
その日の都内寄席定席の主な出演者をご紹介していますよ。
“浮世の憂さを寄席で流す”参考にしてくださいね。
 
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