1242 ニッポン放送
HOME > 栗村智あなたと朝イチバン > 栗村智 朝のひとりごと
みのりの日記
栗村 智
栗村 智
 
diary
4月23日
久しぶりのキンチョー!
落語芸術協会・真打昇進披露パーティーが、
都内ホテルの大広間に、
700人の招待客を迎えて、賑々しく行われました。
瀧川鯉之助改め、10代目・春風亭傳枝さんのゲストで、
不肖私も列席させていただきました。

大広間のステージすぐそば、周りには各定席、
国立演芸場の支配人・お席亭が居並び、
すぐ横には、歌丸会長、馬風落語協会会長、小遊三、米丸、
笑三、小柳枝、遊三、円、鶴光と錚々たる顔ぶれ。
司会は昇太師匠。
おなじみのカミカミもご愛嬌で和やかに進むうち、
きっ、来たァ〜!!!

「それでは、新真打の門出を祝い、お祝辞を
ニッポン放送アナウンサー栗村智さんにお願いします」

ヒェ〜ッ!
昇太さんに「栗村智さん」て呼ばれるとテレちまう!?
いつもは、こっちが、客席から拍手する立場ですが、
大看板の師匠方、お席亭から、温かい拍手を頂くなんて…。
いやぁ、恐れ多いことですが感激しました。

ヨシッ、落ち着いてゆっくりとしゃべろうとマイクの前に…。
その時でした。
メインテーブルの真ん前にいた、
新宿末広亭・北村幾夫席亭から
「ヨッ!栗ちゃん、たっぷり待ってました」との、
声がかかり、急に頭も目の前も真っ白!
結局、何をしゃべって、降壇したか、
記憶がないのですよ。

新真打・4名のみなさんが、
「一日も早く定席のトリがとれますように!」という
趣旨の言葉を、内心バクバクながら、
余裕かまして喋ったつもりなんですが…。
あれほど緊張したのは、初めて横浜スタジアムで、
遠藤投手にヒーローインタビューした時以来ですねぇ。
席に戻って、水をゴクリ!
脇の下から、冷たい汗が流れ落ちてましたよ。

でも、とてもいい経験をさせて頂きました。
壇上に並んだ、4人の新真打。
春風亭鹿の子・春風亭傳枝・三笑亭可龍、
そして、昔せき亭慎太郎の晴れ姿!
ママさん真打の鹿の子師匠のきれいな目から、
大粒の涙がこぼれ出ていました。
4月17日
およばれもタイヘン!
あいかわらずの不景気。
そして、ここにきて震え上がるような陽気。
それでなくても、気が重〜くなりがちですが、
寄席の世界は相変わらず、ブームという奴が続いていますね。

先月から今月にかけて、落語協会で真打昇進披露興行。
そして、桂歌丸会長の英断で、6代目・三遊亭円楽襲名披露興行が
落語芸術協会の定席で、賑々しく行われています。
おめでたブームはさらに続き、5月1日から、
新宿末広亭を皮切りに、落語芸術協会の
4人の真打昇進披露興行が行われます。

それに先立って、18日・日曜日、都内のホテルで、
4人合同の真打昇進披露パーティーが開かれます。
そのパーティーに、私・栗村も招待されたのですよ。
大ファンの鯉昇師匠の会や、定席の楽屋に
お邪魔するようになって知り合った、
お弟子さんの瀧川鯉の助改め、春風亭伝枝さんの
お祝いの席におよばれします。
今回は、春風亭鹿の子・三笑亭可龍・昔昔亭慎太郎さんと一緒に
にぎやかに執り行われます。
鶴光師匠も出席されるのですが、
最近おめでた続きで、ご祝儀も大変ですよね。

でも、この披露、本人としては、本当のところ、
一人で看板揚げたいでしょうねえ。
でも、4人とか5人まとまっての披露パーティーですと
その人数で割れば、入費も過分にかからず、
呼ぶほうも、呼ばれるほうも、ラクですよね。
鶴光師匠曰く「一人づつやられてみぃ。
こっちが潰れてしまうで。いやホンマの話…」
いやはや、大変な世界ですねぇ。

以前、同郷の古今亭菊丸師匠の真打昇進披露に
出席したことがありますが、
今回は、お祝いのスピーチも頼まれてしまいまして、
大恐縮・大緊張ですよ。
ま、どんなパーティーだったかは、次回お知らせしますね。
ふぅ〜緊張します。
4月10日
ビッ、ビンゴに当たったぞぉ〜!
私、栗村、これまで、どうも籤運がないというのか、 悪いのか、
じゃんけん大会、ビンゴ大会の類、
当選したり、商品をゲットしたためしがないのですが、
ついに!ビンゴ大会で「ビンゴ!」の
雄たけびを挙げることができました。

年2回、都内のホテルで行われる「信州マスコミ懇親会」。
信州のよさを、マスコミに紹介しようという企画。
目玉が、結びに行われるビンゴ大会。
いの一番では、ありませんでしたが、
順調に穴が開いて、すんなりビンゴ!
商品は、高級カジュアルシューズ。
愛用の靴が磨り減ってソロソロ…と、
思っていた矢先でしたから、
凄いラッキー!
もう早速、おろして履いています。

今までビンゴというと、
最後の商品がなくなるまで、
ほとんど穴をあけられませんでしたから、
なんか、生まれ変わったような気がしたわけですよ。
この余勢をかって、今週日曜日、
3歳クラシック第一弾!桜花賞に挑戦です。
なんか、当たりそうな〜!!!

改装前の阪神競馬場で、1984年くらいから、
10年間、実況を担当していましたが、
天気が不順な時期だけに、
直線に坂のない小回りコースで大接戦。
コース取りの有利不利もあって、
超難解なレースの1つでしたが、
阪神競馬場が改装されてから、直線の心臓破りの坂のせいで、
実力を存分に発揮できるコースコンディションになりました。
ここは、関西に留まって調整しているアパパネ中心に、
ギンザボナンザ・アプリコットフィズ・コスモネモシン・
レディアルバローザあたりを狙っています。
今のバイオリズムなら、当たるかも???
4月 3日
なりませぬ、なりませぬ…
大ファンだった俳優・藤田まことさんが、
2月17日に亡くなられてから、間もなく四十九日ですねえ。
藤田さんというと、何といっても「必殺シリーズ」!
それから剣客商売ですよねぇ。
いつも、土曜の生放送を終えて帰宅すると、
スカパーで「剣客…」とか、懐かしい時代劇を見るのが
楽しみなんですよ!

実は、早くも今月5日から、平日に毎日、藤田さんを偲んで、
午後1時と深夜1時の「1日2回」、
スカパーの「時代劇専門チャンネル」で、
「必殺シリーズ」が放映されるんですよ。
5日からの第一弾は、昭和52年放送の
「新 必殺仕置人」でスタートします。
池波正太郎の「仕掛け人梅安」の梅安がモデルの、
山崎努さん演じる「念仏の鉄」も中村主水とからむ、
「必殺シリーズ」でも名作中の名作ですよ!

その後、昭和47年の「必殺仕掛人」を皮切りに、
連綿と続いた必殺シリーズが、続々登場するそうです。
「必殺シリーズ」は、毎回登場するゲストも面白かったのですが、
私・栗村がイチバン印象強く憶えているのが、
確か私が大学2年の時、アルバイトして秋葉原で買った
白黒テレビで見ていた、
土曜夜放送「暗闇仕留人」の尼さん・妙心尼役の三島ゆり子さんの
「なりませぬ、なりませぬ…アッハーン」が大好きで、
4畳半の下宿で、一人ニンマリしていたものですよ。
今から「暗闇仕留人」が楽しみです。

今週から「栗村智 あなたと朝イチバン」では
朝7時過ぎから「時代劇専門チャンネル」提供の、
「それゆけ 栗奉行!」というコーナーが始まります。
どんな内容って…???
それは、聴いてからのお楽しみ!
なりませぬ、なりませぬ…。
3月27日
和式のすゝめ 〜スポーツを志す人たちへ〜
先週土曜日にプロ野球パリーグが開幕。
そして6日遅れでセリーグも開幕しました。

その陰に隠れるようにと言っては難があるかもしれませんが、
この時期、例年行われている「春の高校バレー」は、
地上波テレビでの中継から、年々、露出が少なくなり、
とうとう夜中にちょびっとだけ中継という、
さびしい限りの注目度に 悲しくなってしまいます。
でも、金曜日には、男子が東洋。
女子が強豪・東九州龍谷(元・中津扇城)が優勝し、
幕を閉じました。

私は広島県出身で、元々バレーボールの盛んな土地で
育ちましたから、やるのはからっきしですが、見るのは大好き!
スポーツアナ時代には、1984年から時々、
「春高バレー」の決勝戦をラジオで生放送、
あるいは録音ダイジェストで中継していました。
ですから、毎年この時期は、プロ野球開幕直前にもかかわらず、
代々木第一体育館通いが日課だったんです。

ただ、中継用に選手や監督、コーチに取材してみて、
巧くすれば、テレビの全国中継に映って、
その高校の入学志願者が殺到するなんてこともあったそうで、
名前を挙げるためにも、拾って打つだけでなく、
フェイント・クイック・時間差・変化球と、
様々な技を駆使できるチームが上位に進出…てなわけなんですよ。

3月下旬の大会ですから、
2年を終えて新3年になろうとする時期に
それを身に着けさせようとするわけで、
高校野球とオナジク、17歳にして、
ひじがまっすぐに伸びなくなってしまったり、
ひねりを入れたサーブやスパイクばかりで、
腰に慢性の腰痛を抱えている選手が、
たくさん出ていたのです。
監督さんも「選手が可哀想だ」と思いつつ、
檜舞台に立たせたい一心で、入学と同時に、
「A<B<C<Dクイック」を教えるんですねぇ。

しかし以前は、関節のしっかりした下半身の強い選手を、
揃えようと思えば、揃ったそうですが、
今は、至難の業だそうですよ。
大会の取材でお世話になった、
大阪女子短期大学付属高校の米田守監督。
それから、男子・東亜学園の馬橋監督。
共に残念ながら、お亡くなりになった名匠ですが、
お二人とも現代の高校生の下半身、股関節の固さを、
嘆いていらっしゃいました。

どちらがおっしゃったかは忘れてしまいましたが、
そのひとつの要因は、トイレがしゃがむ「和式」から、
座るだけで用が足せる「洋式」になったのが、
大きいんですって。
なるほど、下半身と股関節が柔らかくないと、
トイレで用を足すのが辛いですもんね。
体格が欧米化するのは悪くありませんが、
下半身の強い日本人の特徴が薄れていくのは、
さびしいものですね。
いっそのこと、合宿所のトイレを、
「和式」に変えてみては???

来年から「春高バレー」は、
1月に行われることになったそうです。
高校の集大成ですから、3年生が卒業2ヶ月前に、
大会に参加できるのだそうです。
“トイレを皆、和式に…”というのは冗談ですが、
この大会日程変更は大賛成です!
 
Copyright(c) Nippon Broadcasting System,Inc.All Right Reserved