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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 11月 1日 |
企業や組織の広報という仕事は、事実をありのままに伝えることを旨とする報道とは似ているようで少し違います。
自分の組織なり企業がより世間に認知されることが目的なので、多少盛ったり言い回しで大きく見せたりすることも、
広報担当者にとって欠くことのできない能力なのです。
この欄を書くにあたって、香港ジョッキークラブのプレスリリースも参考にしていますが、
毎度感心させられるのが、大きな国際レースに向けての盛り上げ方。
それこそ、多少盛っても、自分たちのメインイベントを大きく見せて広報するわけです。
先日、今年の香港国際レースのエントリー数の発表がありましたが、
プレスリリースを鵜呑みにすると、全世界No.1の競馬イベントです。
総勢267のエントリーがあり、その中には凱旋門賞馬のソレミアなどがおり、
あらゆるジャンルの芝のワールドチャンピオンがここで決まる!という触れ込みです。
ま、確かに、現時点では全く間違いないんですが、
何しろレースまではまだ1か月。
これから取り消す馬、念のためエントリーだけしている馬もいるわけです。
それでも観測気球のように大きな数字をあえて打ち上げるのは、
もちろん国内向けではなく、海外メディア向け、それも欧米メディア向けのパフォーマンスと見て差し支えありません。
なぜなら、リリースの最後にちゃっかり、今回の賞金がいかに大きいか、
マイルやスプリントのジャンルでは世界最高賞金クラスであるかが、縷々説明されているのです。
「今からでもエントリー遅くないですよ〜」というアピールに他なりません。
結局、メディアやエンドユーザーがどう受け取るかが全てであり、
想定される受け手が海外メディアや海外の競馬関係者である以上、
ある程度盛った情報であっても、耳目を引くことは必要ではないでしょうか?
(特に、極東という競馬界の弱者の戦略としては)
「真面目にやりゃバカをみる」ということが、国際広報では起こっているのかもしれません。
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