飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
12月 4日
9日日曜日に4レース行われる香港国際レースのうちでも、
香港カップに出走する海外勢は、なかなかのエピソード持ち、
ドラマチックな馬が多いのです。

たとえば、フランスからやってきたサオノワ。
この馬は、今年のフランスダービーを制した馬で、
本番でもそこそこの人気になるでしょうが、
すごいシンデレラストーリーを持っているのです。

彼のオーナー、パスカル・トレーヴさんは、パン屋さん。
トレーヴさんは、リヨンの競馬場で、サオノワを2万5千ユーロ、
およそ250万円で買います。
いい馬は1億も2億もするサラブレッドの世界、
250万という馬は、正直大した馬ではないという評価です。
さて、このサオノワはどうかといえば、
最初のうちは評価に違わぬパッとしなさで、4度走って1勝。
それが、冬の時期を暖かい南欧、カンヌで過ごしてから一変。
当地でポリスマン賞という特別レースを勝つと、
そこからフランスダービーのステップレースを使い、
1着、4着で本番を迎えます。
20頭立ての16番枠と心配されましたが、そこからうまく内内を回り、
見事に勝利!
250万で勝った馬で、フランスダービーの賞金、
1億4千万円を獲得したのです。
さらに、夏の休養明け、今度は凱旋門賞を目指してステップのニエユ賞を快勝。
ここで動いたのが、国際競馬資本です。
カタールの大富豪、アル・タニファミリーが何億ともいわれる資金で売却を迫りましたが、
オーナーサイドはこれを拒否。
そのままフランスの国旗を背負って走り続けています。
孤高のフランス魂というところでしょうか。

一方、イギリスからは『女王陛下の馬』をお迎えすることになりそうです。
その名は、カールトンハウス。
しかし、今までとはちょっと事情が違う。
というのもこの馬、現在は、イギリスのマイケル・スタウトきゅう舎の所属馬ですが、
このレースの後に、オーストラリアはシドニーの、ガイ・ウォーターハウス厩舎への移籍が決定していて、
実は女王陛下の馬としては初めての、
オーストラリア調教馬となります。
へ〜、あれほど長い歴史、植民地から英連邦とずっと繋がってきたのに、
女王陛下の馬っていなかったんですねぇ。
こちらは、名誉ある称号が目の前だけに、
レース本番はプレッシャーがかかりそうです…。


 
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