飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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飯田コージの外はおまかせ!
 
香港競馬通信
1月28日
基本的に香港の競馬場は内枠有利だと何度もこの欄で書いてきました。
特に、ハッピーヴァレー競馬場などは内枠に入れなかっただけで
単勝の倍率が5ポイントほど動くと言われています。

しかし、この内枠有利セオリーも通じないコースがあります。
それが、沙田芝1000m。
このコースは、4コーナーのずーっと奥にスタート地点のある直線コース。
競馬場からはちょっと距離がありますが、
東鐡線火炭(ホタン)駅から歩いてくると、
競馬場入り口ゲート脇から芝コースが続いていて、その長さが実感できます。
このコースだけは、香港競馬の内枠セオリーの真逆。
日々の競馬で使われて荒れている内の馬場よりは、
フレッシュな外の馬場をずっと通ってこられる外枠の方が圧倒的に有利なわけですね。
そのことを証明したのが、今回の『ケント&カーウェン センテナリースプリントトロフィー』(香港G1)でした。
外から2頭目、13番枠のイーグルレジメントが1着。
11番枠のフレデリックイーグルスが2着。
8番枠のベストイレブンが3着。
見事に外枠の3頭がベスト3を独占し、期待されたラッキーナインやアンバースカイは奮わないという結果になりました。
レースリプレイを見ていると、残り200からの伸び脚が全く違いますね。
特に勝ち馬のイーグルレジメントは、ちょっと出遅れ気味のスタートにも関わらず、もう外ラチにビタッと張り付いて伸び、そのままゴール。
いかに外枠が有利であったかがわかります。

さて、そのイーグルレジメント。
実はこの沙田芝1000mのスペシャリストにして、前年のこのレースの覇者。
実に9回走って6勝2着3回という完璧な成績を残していました。
去年このレースを勝ってからドバイへと遠征したんですが、当地で後ろ脚を怪我して出走取り消し。
そこから丸一年近くを棒に振りました。
管理するマンフレッド・マン調教師は、
「香港に帰ってきて、オーナーに十分に馬を休ませたいと申し出たんだ。
で、このレースに照準を絞って準備を重ねてきた」
と話し、「次はドバイにチャレンジしたいね」と、去年の雪辱に燃えていました。

この思いは、ジョッキーのオリビエ・ダリューズも同じようで、
万感の思いはゴール直前にすでにガッツポーズしていることからもわかります。
「スタッフに感謝したいね!とってもいい仕事をしてくれたよ!」
「これだけ長く休んでの復帰は難しい仕事だったと思う。でも、今日の彼は素晴らしい状態だった。」
「彼は僕が乗った中でもベストホースだよ。フランスでもいい馬に乗ったけど、彼はトップクラスの一頭だね」
と、手放しの喜び様。
ちなみに、この勝利が管理するマンフレッド・マン師の300勝となり、ダブルでお祝いムードの陣営。
果たして遠く中東の地での雪辱なるか?
香港スプリント戦線にまた一頭、大物が登場しました。


 
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