飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
3月 1日
マカオと香港。
2つとも現在は中国の特別行政区であり、よく似ているんですが、これが似て非なるもの。よく、2つを併せたツアーも組まれていますし、そもそも厳密に言えば同じ中華人民共和国なんだから変わらないじゃないと思われがちなんですが、これがホントにまったく違う国なのです。

まず、言語が通じません。まぁ、同じ広東語を使うんで、ローカルな人たちは問題ないんでしょうが、我々のような旅行者は、香港で通じた英語で話し掛けると痛い目に遭います。マカオでは、英語は通じません。旧宗主国がポルトガルだったので、ポルトガル語なら通じます。といっても、ほとんどの人が喋れませんよね。ということで、漢字で筆談ということになるんですね。
そして、双方を行き来するのにパスポートが必要です。フェリー港にあるイミグレーションでスタンプを押してもらわなくてはなりません。
通貨も違います。香港が香港ドルなのに対して、マカオはマカオパタカ。交換レートは1対1なんですが、香港ドルがマカオ内で使えるのに対し、マカオパタカは香港内では一切使えません。
ね?違う国でしょ?

さて、近年は東洋のラスベガスとも言われるマカオ。米系資本のカジノが数多くでき、中国本土の富豪を引き付けて、売上高では本家ラスベガスを超えるまでになりました。それほど、カジノというギャンブルが幅を利かせれば、他のギャンブルが衰退するのでは?と思うところですが、やはり人間の射幸心というものは底が知れません。競馬も盛んなのです。
珠海を挟んだ向こうとこっちで競馬が盛んということで、人的交流、馬的交流も行われています。

『人的』という意味で言えば、マカオのカジノタイクーン、スタンレー・ホーでしょう。香港・マカオでは立志伝中の人物。造花工場から財をなし、マカオのカジノを取り仕切る様にまでなったというその生きざまは、この地域で知らないものはいないというほど。この、まさしく皇帝は、マカオの競馬では飽き足らず、香港競馬にも進出。ビバパタカという、2000年代中盤に香港を代表する馬のオーナーとして存在感を見せました。私もこの馬の現役時代に何度も沙田競馬場に取材に行きましたが、ファンが馬よりもオーナーに向けての地鳴りの様な歓声は忘れられません。日本で言えば、フサイチの冠名で一世を風靡した、関口オーナーといったところでしょうか?

そして、馬的交流といえば、レース。
沙田で香港マカオトロフィー、マカオ・タイパ競馬場でマカオ香港トロフィーという交流戦が行われています。今年から、両レースを勝つと50万香港ドルのボーナスが出ることになりました。

その第一弾、香港マカオトロフィーが、今週末、沙田競馬場で行われます。
注目は、先週香港ゴールドカップを勝って乗っている、ジョン・ムーア厩舎から、昨年の覇者、マジェスティックファルコン。2番ゲートを引き当てて、勝負がかりです。
一方、マカオからの挑戦では、絶好枠の1番を引いたアブソルートウィン。今シーズン、マカオG2、スプリングトロフィーを制して勢いに乗っています。

ちなみに、過去9回で香港7勝・マカオ2勝。やはり地の利というものがありそうですが…。香港マカオトロフィーは、3月2日発走。折り返しのマカオ香港トロフィーは、4月21日に行われます。


 
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