飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
4月 7日
香港で12年連続リーディングジョッキーのダグラス・ホワイト騎手。
全盛期の武豊ばりに各種レコードを塗り替え続けている彼にも、一つだけいまだに塗り替えていないレコードがありました。
それが、一日の最多勝レコード。
この記録を持っているのが、常にリーディングでライバルとなるブレット・プレブルです。
2010年6月20日のハッピーヴァレー開催。
この年のリーディングで首位をひた走っていたプレブルは、この日一日で6勝の固め打ち。
私も、この固め打ちの調子の良さを見て、さすがに今年ホワイトはもうないかなと思いました。
しかし、ここからホワイトが怒涛の寄せを見せ、最後の最後で逆転。
この年もリーディングジョッキーに輝いたのです。
唖然とするほどの粘り腰。
リーディングを獲り続けるようなジョッキーはメンタルが違うなぁと感嘆した覚えがあります。

あれから3年。
今年は若武者、ザック・パートン騎手と激しくリーディングを争い続けているホワイト騎手。
昨日の沙田開催で、一日6勝のレコードにも並びました。
この記録の更新は常に頭の中にあったようで、6勝を決めた瞬間、
「ファンタスティック!」と検量場で叫びました。
「ずっと長い間、この記録を更新したいと思っていたんだ。プレブルが僕より前に記録を立てて、今回ようやく並べた。いわば、長い間出されていた宿題をようやく片づけた感じ。これで、次のチャレンジに進めるよ」

この固め打ちで、リーディング争いではパートンに3勝差をつけて首位にたったホワイト。
この日は序盤から非常に調子よく、第1,第2レースを連勝。
第3レースこそ2着だったものの、第4レース、第6レースをとって、前半戦で早くも4勝をマーク。
それ以外のレースも2着1回、3着1回で、前半6レースで全て馬券に絡むというオマケつき。
この日沙田競馬場にいた誰もが、今日はホワイトの日だと悟ったことでしょう。

しかし、ここから競馬の神様は試練を与えます。
第7レースで最下位に沈むと、メインの第8レース、チェアマンズトロフィー(HKG2)でも、残り200mで先頭に立つも、最後の最後に差し切られ2着。
第9レースも2着で、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
残り2レースを両方ともとって、タイ記録。
さすがに厳しいかと思われましたが、ここからの粘り腰がホワイトの真骨頂。
第10レースのクラス3戦を中団から抜け出して快勝すると、
最終第11レースは一番人気に応え、これも中団抜け出しの快勝。
見事、史上最多タイ記録をたたき出しました。

偉業達成のホワイト騎手は、
「(第3レースで2着の)ブレイブブラザーは悔しかったなぁ。ここを取っていれば
1日7勝の新記録だったんだけど…。馬がまだ若くて、何をしたらいいのかよく分かっていなかったんだよね。ただ、前向きにとらえれば、1日6勝なんだから今日はファンタスティックな1日だよ!」
そして、自身の技術について、
「まだまだやりたいことはたくさんあるよ。今回でまた自信をつけることができたし。今が、今までの騎手人生の中で一番うまく乗れているように思う。周りのサポートも受けられるポジションにいるしね」
ダグラス・ホワイト。どこまで勝ち星を伸ばすのか?
今年のリーディングも決まりなのか?
ただし、勝負はゲタを履くまで分かりません。


 
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