飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
7月 8日
昨日行われた今シーズン最後の昼競馬、沙田開催で今シーズンの各表彰馬の発表がありました。
発表されたのは8分野。
最優秀短距離馬、最優秀マイラー、最優秀中距離馬、最優秀長距離馬、最優秀若駒、最も人気のある馬、香港国際セール出身で最もレーティングを上げた馬、そして、年度代表馬です。
かいつまんでご紹介していきましょう。
まず、最優秀短距離馬。
このカテゴリーは最後の最後に逆転がありました。
12月の香港スプリントで5着に敗れ、G2スプリントカップで7着に敗れたラッキーナイン。
この時点でタイトルは絶望的と思われました。
しかし、次走、5月13日に行われたクリスフライヤースプリント(国際G1)で見事に勝利。
この鮮やかな勝利が最優秀短距離馬のタイトルを引き寄せました。
思えば、今シーズンのスタートは日本・中山競馬場のスプリンターズSでした。
今年のレースには果たして参戦するのか?
参戦してくれば注目を集めそうです。

続いて、最優秀マイラー。
マイルのカテゴリーは2強対決。
ジョッキークラブマイル(G2)とスチュワードカップ(HKG1)を勝ったグローリアスデイズと、
香港マイル(G1)、クイーンズシルバージュビリーカップ(HKG1)を勝ったアンビシャスドラゴン。
明暗が分かれたのは、香港ではなく日本でした。
クイーンエリザベス2世杯で6着に惨敗したとはいえ、
勝ち鞍で言うとこの時点で分があったアンビシャスドラゴンに対し、
グローリアスデイズ側の最後の大勝負が安田記念(G1)参戦。
ここで勝てば、ラッキーナインと同じように逆転が可能が十分に可能でした。
しかしながら、11着に惨敗…。
結果、グローリアスデイズに軍配が上がりました。
去年、一昨年と圧倒的な強さで2年連続年度代表馬の栄冠に輝いたことを考えると、
最優秀マイラーの一冠では物足りなく感じますが、
これが退潮の兆しなのか、それとも踏みとどまった地力の高さなのか?
来シーズンは真価が問われるシーズンになりそうです。

次に最優秀中距離馬。
このカテゴリーはシーズン序盤は全く分かりませんでしたが、
2月末以降で一気に大勢が決まっていきました。
きっかけは香港ゴールドカップ(HKG1)。
ここで頭角を現したミリタリーアタックは、そこから4連勝。
プレミアプレート(HKG3)、クイーンエリザベス2世杯(G1)、そして、シンガポール航空国際カップ(G1)とトントン拍子にのし上がりました。
特に、後半2レース、国際G1を2連勝というのが決め手となって、満場一致で最優秀中距離馬に選出されました。

そして、最優秀長距離馬。
当欄にも以前書きましたが、このカテゴリーは直前の長距離戦、チャンピオン&チャーターカップ(芝2400m・HKG1)の結果がストレートに反映します。
今年このレースを制したのは、カリフォルニアメモリー。
当然、そのまま最優秀長距離馬に選出されました。
とはいえ、実はこの馬、2400mを走ったのはこのレースが初めて…。
香港競馬がいかに短距離偏重のレース体系であることがわかります。

さて、これらの馬の中から年度代表馬が選出されるわけです。
揉める年は、中距離馬、マイラー、スプリンターで票数が分かれるんですが、
今年の場合はほぼ順当に決まりました。
アンビシャスドラゴン、ラッキーナインともここ一番で取りこぼしがあったのに対し、
シーズン終盤の競馬シーンで完璧に勝ち切ったのはミリタリーアタックだけ。
その上、海外(シンガポール)でも国際G1を勝ったというインパクト、
さらに、人気投票でも2位にダブルスコアを付けて1位という世論の後押しもあって、
2012/13年の年度代表馬に輝きました。
シーズン終盤に凡百の馬から究極の上がり馬として天下を獲ったミリタリーアタック。
攻めるよりも守ることの方が100倍以上難しいと言われていますし、
来シーズンどういう競馬を見せるかで歴史に残る馬になれるのかが決まります。


 
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