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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 11月15日 |
スプリント戦線のトライアル、ジョッキークラブスプリントは昨日まで紹介してきたカップやマイルとは様相が異なります。
というのも、No.1と目される馬が出走しないからです。
その馬とは、オーストラリア遠征を行っていたラッキーナイン。
残念ながらVRCスプリントクラシックでは6着と敗れてしまいましたが、実績を考えれば依然として香港スプリント界のトップ集団にいることは間違いありません。
したがって、このJCスプリントはラッキーナインに続く新星を探す一戦となります。
その中で名乗りを上げているのが、リッキー・イウ厩舎の4歳馬、アンバースカイです。
まだ一線級と当たった経験が少なく、勝負付けが済んでいないというのが人気の理由。
イウ調教師もそこに期待をかけています。
「彼はまだ1200mより長い距離を走ったこともないし、コーナーを曲がる競馬をしたことがない。その両方にボクは興味があるんだ。でも、前走勝つ前も調教ではいい走りをしていたし、一度1200mに挑戦した時は芝よりもタフなオールウェザーだったからね。」
たしかに、アンバースカイが唯一挑戦した1200m戦はオールウェザーで、彼は7馬身差11着に惨敗しています。
「水曜に芝コースでコーナーを使って調教したんだ。機嫌良く走っていたよ。800mを軽めだったんだけど、ゴール前はきっちり走る気を見せていたね。」
香港の競馬ファンにとって、アンバースカイはじれったい馬。
目の覚めるようなパフォーマンスを見せるかと思えば、前々走のように大惨敗してみたりする。
それでも、今シーズン初戦はそれこそ鮮やかな勝利で、今度こそ一つ階段を上がったんじゃないかと思わせるようなデキでした。
何しろ、133ポンド(=60.32キロ)を背負いながら、直線1000mのクラス2を5馬身差の圧勝。
勝ち時計は55秒81という大変優秀なものでした。
「彼は確実に階段を上ったよ。トップハンデを背負ったにもかかわらず、クラス2とはいえあの好時計。まだ4歳だから、昨シーズンからの上積みも期待できるし、日曜のレースに関しては非常に楽観的だよ。ニール・カランが乗るんだけど、彼は非常に信頼できるしね」
直線の名手で、1200mになると疑問符が付くといえば、マンフレッド・マン厩舎のイーグルレジメントも同じ。
コーナーがある1200m戦の経験は、2シーズン前の2011/12シーズンの2回にさかのぼらなくてはなりません。
今シーズン初戦だったHKG3の沙田スプリントトロフィーは得意の直線1000mでありながらトップハンデ133ポンドに泣き5着。
ただ、レース後鼻出血だったことが判明しています。
一方、重賞多頭出しの常連、ジョン・ムーア厩舎はスプリント戦線でも抜かりはありません。
このレースにはフレデリックエンゲルスとステアリングシティが参戦。
昨シーズンのチェアマンズスプリントプライズ(HKG1・芝1200m)でラッキーナインの2着に入ったフレデリックエンゲルスは今シーズンすでに2走。
前走プレミアボウルでは、寮馬ステアリングシティの2馬身差4着に入っています。
とはいえこのレースでは、ステアリングシティの方が6ポンド軽い斤量だっただけに、両馬に差はないとジョン・ムーア調教師は考えているようです。
「フレデリックエンゲルスは今シーズンいい末脚を見せているよね。何も我々を煩わすようなこともないしデキには満足しているんだ」
ステアリングシティは過去2シーズンで着実に実力をつけてきました。
クラス4から3、2、そして重賞。
今回はこの馬のキャリアで最も高いクラスのレースに挑むことになります。この距離、このコースは4勝しているこの馬が、さらにワンランク上へと登れるかどうかがポイントとなりそうです。
「ステアリングシティをみてやれるか?と問われれば、イエスだね。定量戦で戦うにはまだまだステップアップが必要だけど、いい流れで来ているし、国際レースでもやれるんじゃないかな」
ムーア勢は今回4頭出し。残りはチャールズザグレイトとキャプテンスウィート。
チャールズザグレイトについては、
「G3かG2レベルの素質はある。ただ、現時点では万全のデキならね」
とのこと。
さて、この中から新星が誕生するのか?最近手薄になりつつある香港スプリント路線。
香港のお家芸とも呼べるカテゴリーなだけに、新星の誕生が待たれます。
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