飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
11月28日
来月8日の香港国際レースに向けて、海外馬が続々と来港しています。
今日は、香港スプリントの有力馬、ソールパワーとスレイドパワーが降り立ちました。
エドワード・ライナム厩舎の2頭は、ヨーロッパ調教馬としては初の香港スプリント制覇を狙っての参戦ですが、そこには日本のロードカナロアという大きな壁があります。
ロードカナロアは、2000年&01年のファルヴェロン、03年&04年のサイレントウィットネスに並ぶ香港スプリント連覇を狙っているわけです。
さらに、地元の大将格、ラッキーナイン、先日紹介したイギリスのジェイワラ、香港勢の伏兵ではイーグルレジメント、チャールズザグレイト、フレデリックエンゲルス、ゴーベイビーゴー、ステアリングシティなどなど、錚々たるメンバーが待ち受けます。

「香港スプリントはヨーロッパの馬にとって相性のいいレースじゃないけど、挑戦しなきゃ成功しないからね」
ライナム師の脳裏には、ソールパワーでラッキーナインの9着に敗れた一昨年のレースの記憶が鮮明に残っているようです。
ソールパワーにとっては、海外遠征は慣れたもの。
何しろ、前走本拠地のアイルランドでレースをしたんですが、それは実に2011年の8月以来、18走ぶりのアイルランドだったそうで、基本的にイギリスを主戦場に、香港、フランス、さらにドバイと世界中を股にかけています。
一方、4歳のスレイドパワーは初めての長距離輸送を体験しました。
「スレイドパワーとソールパワーは先週金曜、27日に厩舎を出発して香港へ向かったんだ。
状態は良さそうで、輸送でのトラブルは一切なかったよ。
今はまず、2頭の健康状態をキープして、脱水症状にかかってないかを確認しないとね」
まずは、ホッと一息というところでしょうか。
そんなライナム師は、2006年イギリスのベンバウンが2着に入って以来良績のない香港スプリントでのヨーロッパ馬の歴史に新たな1ページを書き加えようとしています。
ソールパワーは、今年6月のG1キングズスタンドS(1000m)で、10年のナンソープS以来、自身2度目のG1制覇を成し遂げました。
一方スレイドパワーは、10月アスコット競馬場のG2、ブリティッシュチャンピオンスプリントで一着。
今年は8戦して3勝、G1で入着2回。ヘイドックスプリントカップ(1200m)で2着とジュライカップ(1200m)の3着です。
「スレイドパワーはアスコットではいい競馬を見せてくれた。
我々を手こずらせるような素振りは微塵もなかったしね。
馬場は重めで、決してこの馬にとってベストコンディションではなかったんだけど良く頑張ってくれたと思う。
スタート前にだいぶ発汗していたのが気になったんだけど、これはいつものことだから、むしろこれがなかったら心配になっていた。香港の速い馬場は合うと思う。ジュライカップで3着だった時も速い馬場だったからね」
「ソールパワーも、前走アヴェイユ賞(6着)は苦手の重い馬場だった。こちらも速い馬場は合うと思うよ」
ただ、両馬ともに1200mの距離と右回りへの対応がカギとなります。
特に6歳のソールパワーは、7勝すべてが直線1000mで、1200mは6度走って2回の入着のみ。それも、3歳の2009年までさかのぼらなくてはなりません。
それについてライナム師は、
「彼は経験を積んで賢くなっているはずだから、対応してくれると期待しているよ。
今夏ジュライカップ(5着)も6ハロン(1200m)戦だったし、あのレースはもっと展開が向けば3着以内もあり得たからね。両馬とも、展開さえ向いてくれれば十分戦えると思うよ。あとは、いい枠を引いてくれれば。期待しているよ」
最後は前向きに締めくくりました。
ライナム厩舎の2頭、侮れません。


 
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