飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
1月16日
昨シーズンの栄光からはや半年。
年度代表馬ミリタリーアタックにとって、今週末のスチュワーズカップは過去の馬として忘れ去られるか、第一線に踏みとどまるかの瀬戸際となります。
思えば、昨シーズンの終盤4連勝を飾り、その内の最後の2つがクイーンエリザベス2世杯(G1)とシンガポール航空国際カップ(G1)。
2つの国際G1を連覇し、見事年度代表馬に駆け上がったその姿は、シンデレラボーイそのものでした。

しかし、時計の針が12時を回って魔法が解けたかのように、今シーズンに入っていいところなしの3連敗。
ファンはじりじりしていますが、管理するジョン・ムーア調教師は前を向いていました。
「いよいよ、始動の時を迎えたよ!」
先月8日の香港カップ4着以来の実戦を、シーズン後半への仕切り直しと捉えているようです。
というのも、ムーア師の頭の中には3月終わりのドバイ国際レース遠征があります。
それに向けて是が非でも良い結果がほしい陣営。
沙田の芝1600mで行われた追い切りに注目が集まりましたが、ライバルたちに先着の先頭ゴール。
ムーア師は手ごたえを感じたようです。
「素晴らしい調教だった!見違えるようだよ!
これで、来月23日の香港ゴールドカップから3月末のドバイ遠征と進めそうだね。
全て順調で、レースデーを迎えられそうだよ」
ムーア師の手放しの喜びぶりの一方で、ミリタリーアタックには厳しいライバルマイラーたちが待っています。
まず挙がるのが、香港マイルのワンツー、グローリアスデイズとゴールドファン。
その上、ミリタリーアタック自体、去年のこのレースはいいところなく9着。
もちろんライバルが強力なこともあるんですが、近走マイルでは4連敗中。
最後のマイルでの勝ち鞍は、2012年の5月まで遡らなくてはなりません。
ムーア師はレースについて、
「当日のペース次第なんだけど、前が引っ張る展開なら、後ろから行く馬にもチャンスが大きくなるかな」
と分析しています。
ムーア厩舎で後ろから行く馬となると、ほかにもドミナントがいます。
先月の国際レース、香港ヴァーズの勝ち馬ですが、2400mのヴァーズから一気に800m距離短縮して1600m戦に参戦です。
「ドミナントの調教での動きも良かったよ」
と、ムーア師。
ドミナントの動きに関しては、出張中のオーストラリア、マジックミリオンズセールの合間に見たそうです。
「ミリタリーアタックに良く付いて行ったし、直後に(ヨハオ・)モレイラ騎手は電話してきてくれて、出来は予想以上だって言ってた。
たしかに、状態は予想したよりもはるかに良い。
もし伏兵を一頭挙げろと言われれば、この馬をお勧めするね。
人気馬が崩れるような展開になれば、十分にチャンスがあるよ。
末脚には自信があるんだけど、前が引っ張ってくれるような展開になることが好走の条件かな。
この後は、香港ゴールドカップからドバイのシーマクラシック(2400m)に回るよ」

G1の常連、ムーア厩舎からは、今回11頭中4頭をエントリー。
昨シーズンのチャンピオンズマイルの勝ち馬、ダンエクセルは香港マイル8着の雪辱を期し、
セイムワールドは前走HKG3ジャニュアリーカップの勢いをここに持ち込もうとしています。
「ダンエクセルのトライアルは褒められた出来ではないね。
やや気にするような素振りがあったんだけど、出す以上はいいレースを期待したいし、そこそこやってくれると思うよ」
「セイムワールドについては、前走はトリッキーなハッピーヴァレーのコースで、乗った(ヨハオ・)モレイラの腕によるところが大きかったよね。
G1じゃ、着拾いってとこかな」

他厩舎のライバルでは、グローリアスデイズは、2008年・09年のグッドババ以来の連覇を狙います。
以前この欄に書いたとおり、管理するジョン・サイズ師は2002年・03年のエレクトロニックユニコーンで連覇を経験済み。
手ごわい相手となりそうです。

このスチュワーズカップは、香港古馬三冠の第1戦。
この後、来月23日の香港ゴールドカップ(HKG1・芝2000m)、そして5月25日のチャンピオン&チャーターカップ(HKG1・芝2400m)と続きます。


 
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