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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 2月22日 |
香港の4歳三冠もいよいよクライマックス。
3月16日の香港ダービーに向け、早くも一次登録馬の発表がありました。
話題の中心は、やはりジョン・ムーア厩舎。デザインズオンローマとエイブルフレンドの最終決戦です。
三冠でライバル2頭が取ったり取られたりのつばぜり合いを繰り返すのは、アメリカの1978年アファームドとアリダー、あるいは89年のサンデーサイレンスとイージーゴアのようです。
今年の場合、まず先手を取ったのはエイブルフレンド。
第1戦のクラシックマイルを、そのスピードでもぎ取りました。
最後に追い込んだデザインズオンローマが小差の2着。
しかし、後手デザインズオンローマは第2戦のクラシックカップで逆襲。
クラシックマイルの1着2着を逆転し、通算成績1勝1敗の五分に戻しました。
このデザインズオンローマの勝利は、鞍上トミー・ベリーにとっても大きな意味を持ちました。
勝負所での手綱さばきが勝敗を分けたからです。
このレース、ベリーは残り600mで仕掛けます。先手を打って長い脚を使うことで、切れ味に勝るエイブルフレンドを抑えようとしたのです。
案の定、エイブルフレンドは鞍上ヨハオ・モレイラの指示に応え、直線入り口から怒涛の末脚を見せますが、ゴール前になって手ごたえが怪しくなります…。
結果、デザインズオンローマを捉えきれずに終わりました。
そのレースからさらに200m距離が伸びるダービーは、各陣営の作戦がさらに重要になります。
「何度も言ってるけど、この馬は距離が伸びれば伸びるほど持ち味が出る馬なんだよ」
デザインズオンローマの勝利を受けて、ムーア師は明かしました。
「これで、この馬が国際レベルにあると証明されたわけだ。もちろん、エイブルフレンドを完封した(トミー・)ベリーの騎乗は素晴らしかったよ。でも、(エイブルフレンドの)ヨハオ(・モレイラ騎手)もこのままでは終わらないだろう。ダービーに向け、策を練っていると思うよ」
たしかに、ダービーにおいては戦術が非常に重要になります。
というのも、このレースはしばしば乱ペースになるからです。
「すでにヨハオとトミーにはダービーの騎乗依頼を出したよ。
まずは、引っ張る馬がどの枠に入るかだね。
基本、ジョッキーに任せているんだけど、道中は馬群の中で折り合ってくれとだけ言った。
乱ペースになりがちだし、レース中に作戦を立て直す場面もあるだろうからね。
ポンと出て、折り合って、周りを見ながらリズムよく走ってくれれば、それだけだよ」
ムーア師は、エイブルフレンドがダービー後、チャンピオンズマイルに進むという特ダネを記者に明かしました。
これは取りも直さず、エイブルフレンドは本質的にはマイラーで、ダービーの2000mでは寮馬でありライバルのデザインズオンローマに対し分が悪いということなのでしょうか?
「正直、デザインズオンローマの方がダービーではエイブルフレンドに優っているよ。
理由は簡単で、長い脚が使えるから。
ベリーは600mいい脚を使えるって言ってたけど、アイルランドでドーンアプローチといい勝負をしていたころから馬が変わっているからね。
ホーリーローマンエンペラーの子だけど、長いとこも持つと思うよ」
クラシックカップでは、シークレットシャムが3着に入って、ムーア厩舎ワンツースリーフィニッシュとなりました。
この3強はダービーに進みましたが、もう一頭、素質馬の呼び声が高かったフラッグシップシャインはダービー戦線から撤退します。
「フラッグシップシャインはどうも折り合えないから、ダービーは回避するよ。
その代り、ダービーの日の準メイン、クイーンズシルバージュビリー(HKG1)に出るよ。
こっちは1400mだから、気性の強い馬には合うと思うね」
ダービーまでおよそ一か月。すでに駆け引きが始まっているようです。
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