飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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飯田コージの外はおまかせ!
 
香港競馬通信
2月24日
やはり季節の巡り合わせがあるんでしょうか?
去年、この香港ゴールドカップを出発点に年度代表馬にまで上り詰めたミリタリーアタックが、今年も香港ゴールドカップで復活の狼煙を上げました。
これで、ドバイ行きにも青信号です。
「いいレースだった!去年のこの馬が戻って来たよ!」
去年からの連覇を決めた瞬間、ジョン・ムーア師は叫んでいました。
今シーズンに入ってから鳴かず飛ばず、4戦全敗だったミリタリーアタック。
12月の香港カップでは、若武者アキードモフィードに先着を許し、1月のスチュワーズカップ(HKG1・芝1600m)では、ブレイジングスピードの後塵を拝しています。
しかし今回、夕暮れの沙田のターフには、躍動し先頭でゴール板を駆け抜けるミリタリーアタックの姿がありました。
香港古馬三冠の一角は渡さないという気迫すら感じるレースぶりでありました。
「レース前、スタート良く先団に付けられれば勝てるって言ったんだ。
自分のペースでレースしてくれれば、必ずやこの馬の闘争心に火がついてくれると信じていたからね」
レースは、ジョン・ムーア厩舎の同僚、ダンエクセルがスタート良く飛び出し、鞍上ニール・カランのリードで先手を奪います。
ヨハオ・モレイラとは初コンビとなったミリタリーアタックはインコースの2番手。
ミルコ・デムーロのブレイジングスピードは外から先頭に並びかけ、アキードモフィード(ダグラス・ホワイト)はミリタリーアタックのすぐ外に付けます。
しかし、向こう正面から3コーナー、ペースが上がるとアキードモフィードの手ごたえに陰りが…。
追走で手いっぱいという感じになります。
レースはそのまま4コーナー、ここまでレースを引っ張ったダンエクセルが一杯に粘るところ、最大のライバルアキードモフィードは既に一杯と見て取ったモレイラは、ミリタリーアタックを外に出し一気に勝負をかけます。
「アキードモフィードは4コーナーですでに脚がなかったね。
だから、ウチの馬は楽に外に出して、一気にカタをつけられた。そこからきちんと伸びてくれたね」
ジョン・ムーア師はそう直線をこう評価しました。
ブレイジングスピードは直線入り口でダンエクセルに並びかけ、一瞬勝機を見出しましたが、次の瞬間ミリタリーアタックが襲い掛かり、ゲームオーバー。
素晴らしい末脚で残り200mで先頭に立つと、後はそのまま持ったまま。
まるでシンガポール航空国際カップの再現のようなシーンで見事勝利をつかみ取りました。
2着には、最後に差し返したダンエクセルが入りました。
芝2000mの勝ち時計は2分1秒21。
「いやぁ、いい馬は騎手をラクにさせてくれるよ」
下馬後開口一番、ジョークを飛ばした勝利ジョッキー、ヨハオ・モレイラ騎手。
「直線に向いて、外がガラ空きだったから、そこからまとめて差し切ったんだ」
その顔には、充実感にあふれていました。
陣営は、レース前に行っていた通り、次走ドバイを目標にしています。
このレースを受けて、ドバイ側が招待状を出してくれるよう、陣営は期待しています。
「ドバイデューティーフリー(芝1800m)と、ドバイワールドカップ(タペタ2000m)の両方に登録しているんだ。
こちらとしてはワールドカップに出たいんだけど、招待が来なければデューティーフリーに回るよ。でも心配してないんだ。
きっと、間もなく電話が来て『ワールドカップに出てもらえませんか?』って言うんだよ。
で、ボクは『喜んでワールドカップに出ます!』って答えるのさ!」
ムーア師は、先週のクラシックカップに続いて昨日も、メインレースでワンツースリーフィニッシュを決めました。
3着には、香港ヴァーズを勝ったドミナントが入り、ブレイジングスピードは4着。アキードモフィードは5着でした。
「ドミナントから下りてくるなり、トミー(・ベリー騎手)はすごく満足していたよ」
ドバイシーマクラシック(芝2410m)に向かう人馬は、上々の出来だったようです。
「最後までしっかり伸びてくれたね。トミーは、ドバイまでにまだまだ良くなるって手ごたえを感じていたよ」
順風満帆のムーア厩舎。この風は、ドバイまでも吹いているんでしょうか?


 
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