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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 4月23日 |
香港で何度も賞金を稼いでいった南アフリカのマイク・デ・コック調教師が、今回もまた、G1エリザベス女王2世杯の3回目の勝利で賞金稼ぎを狙っています。
今回、デ・コック厩舎からは、ヴェルキンゲトリクスとサンシャーウェスが出走します。
デ・コック厩舎の過去の勝ち馬、2006年のイリデセンスや2008年のアーキペンコのように、今年の2頭もドバイでのレースを経て香港入りしました。
サンシャーウェスはドバイの2000mハンデ戦で2勝し、ドバイワールドカップ(G1)7着からの参戦。
一方、ヴェルキンゲトリクスはドバイ・メイダン競馬場芝1800mのハンデ戦、ジェベルハッタを勝って無敗の連勝を6に伸ばした後、同距離同コースのドバイデューティーフリー(G1)で日本のジャスタウェイに6馬身差2着。
はじめて土が付きました。
「ボクは満足しているよ」
デ・コック師は前走について、
「直線入り口でこれは勝ったと思ったんだ。でも、それは思い込みだったね。自分の馬を見て、それから日本馬がみるみる差を詰めるのが見えたんだ。いやぁ、ショックだったね。だって、このヴェルキンゲトリクスってホントにいい馬なんだよ。ゴールまでしっかり伸びる馬でまったく止まらない。それなのに、日本馬はウチの馬が止まって見えるほど鮮やかに交わして行ったんだから…」
と、驚きを交えて話しました。
「クリストフ(・スミヨン騎手)は降りて来るなり『勝てると思ったんだけどなぁ…。ジャスタウェイはおそらく世界一の馬だね!』って言ったんだ。ボクもそう思うね。信じられないパフォーマンスだった。でも、3・4・5着もワールドクラスの凄い馬たちだからね。ヴェルキンゲトリクスの実力が十分証明できたんじゃないかな」
そして、デ・コック師は前走後、中間の充実ぶりを強調しました。
「レース後も順調だよ。前回ドバイまでの移動は順調とは言えなかったんだけど、今回は時間がたっぷりあるから香港へも余裕をもって移動できるし、これが上手くいけばそのままシンガポールのレースにも出たいと思っているんだ」
2008年にはイーグルマウンテンで香港カップ(G1)も制している香港通のデ・コック師は、過去の自厩舎の勝ち馬2頭と比べてもそん色ないと思っているようです。
「レーティングを見れば、イリデセンスやアーキペンコと同じくらいのレベルだよ。今118ポンドだけど、おそらくさらに伸びるだろうからね。124ポンドくらいまでは行くだろう。もちろん、世代間比較はなかなか難しいけど、同じレベルまでは行くと思うね」
一方、サンシャーウェスについてデ・コック師は、前走のドバイワールドカップの7着で一定のメドがついたと感じているようです。
「サンシャーウェスはカリカリする馬でね、落ち着きなく動くし、汗もかくし…。ま、それもいつものことなんだけどね。その上、スタートで出負けして最後方近く、あぁこれは厳しいと思ったんだ。やることなすことすべて裏目だったからね。それでも、よく7着まで来てくれた。思ったよりも伸びたんだ。上手くいってくれてたら、4着以内には来そうな勢いだった。今回も、展開が向けばそのくらい来てもおかしくないね」
と、こちらも自信を見せました。そして、今回の遠征のきっかけについて、
「ヴェルキンゲトリクスの帯同馬を付けなきゃいけなかったんだけど、レーティング的にサンシャーウェスがうってつけだったんだ。この馬は芝2000mはちょっと短い。一方、ヴェルキンゲトリクスには2000mがギリギリ。馬のタイプは違うんだけど、今回の遠征にはうまいことはまったんだ」
去年のデイリーニューズ2000(G1)の勝ち馬でもあるサンシャーウェスはアンソニー・デルペッシュに手綱を託します。
実はデルペッシュ騎手は南アフリカ時代のヴェルキンゲトリクスにG1を含め2戦2勝。さらに、このレースについては2005年にヴェンジャンスオブレインで制しているのです。
一方、ヴェルキンゲトリクスはシェイク・モハメド殿下の持ち馬。ということで、2008年の勝ち馬アーキペンコと同じオーナー。さらに、父のシルヴァノも2001年にこのレースを勝っていて、エリザベス女王2世杯とは非常に縁の深い馬です。
この馬、生まれてこの方非常にドラマティック。
南アフリカ西ケープ県の非常に有名なリバーサイドサラブレッド社に2010年、18500米ドル(およそ185万円)で買われて育てられました。
そして、2011年のイヤリングセールで売られるわけですが、そこまでに7度もセールにかけなければ買い手が現れませんでした。
しかし、最終的に手を挙げたデ・コック師は、
「まるで見本のようなグッドルッキングホースだった。大きくて脚が長くて、幼い。素質のあるいい馬だなと思ったよ。シェイク・モハメド殿下からは1頭だけ当歳馬を買ってこいという指令だったんだけど、幸運なことにこの馬がその1頭だったんだね。」
過去このレース2勝のデ・コック師。3勝目は思い入れの強いヴェルキンゲトリクスがもたらすんでしょうか?
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