飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
7月 3日
香港競馬は来る2014/15年シーズンに10個の国際G1を開催することになりそうです。
今日沙田競馬場で行われた香港ジョッキークラブCEO、ウィンフレッド・エンゲルブレヒト・ブレスゲス(EB)氏のプレス向け説明会の中で明らかにしたものです。
それによると、アジア番組委員会は香港の4つのローカルG1を国際G1に格上げするべきとの提言が行われたそうです。
これに合わせてジョッキークラブでは、全レースの賞金総額を10%アップし、合計10の国際G1を開催するということを発表しました。

2007年にチャンピオンズマイルが国際G1に格上げされて以降、香港ジョッキークラブは6つの国際G1を主催してきました。
今回新たに加わる4つのレースとは、スチュワーズカップ(1600m)、香港ゴールドカップ(2000m)、チャンピオン&チャーターカップ(2400m)、クイーンズシルバージュビリーカップ(1400m)です。
アジア番組委員会では、5月の会合において満場一致でこの4つのレースを国際G1に推挙しました。
これらのレースは今すでに国際レースとして海外馬にも開かれています。

「アジア番組委員会はこれら4つのレースを国際G1に推挙する理由として、レースのレベルの高さを挙げました。ここ数年ずっと勝ち馬が高いレーティング評価であったし、香港競馬そのものも高い水準で安定しているということですね」
と、EB氏は話しました。さらに続けて、
「2000年に香港ジョッキークラブは競馬のレベルについての戦略的決定をしました。今も運用しているビジョンは非常に明快で、スプリントから2000mまでを重点分野として、世界レベルの馬、調教師、騎手を育成し、香港競馬を世界レベルに引き上げるというものです。これを実現する上で競馬界を引っ張っていったのは馬主たち。香港に輝くような素晴らしい馬たちを導入してくれました」
「それに加えて、香港で行われている国際レースに強力な海外馬を招待し、高いレベルを維持しました。今や、世界最高レベルの馬たちが国際G1でファンを楽しませています。」
そして、
「世界中で賞金増加が続いている以上、香港競馬が世界をリードするためにはそれを上回る賞金アップをしなければならないということですね」

具体的に増加額を調べてみると、まず12月の国際レース、香港カップ(2000m)。
300万香港ドルアップして、2500万香港ドルに。
香港マイル(1600m)は300万香港ドルアップの2300万香港ドルに。
香港スプリント(1200m)は350万香港ドルアップして1850万香港ドル。
香港ヴァーズ(2400m)は150万香港ドルアップの1650万香港ドルとなりました。

香港ジョッキークラブのレース担当役員、ウィリアム・A・ネイダー氏は
「4つの香港国際レースの賞金アップで、ターフワールドチャンピオンシップに相応しい陣容となったね。これによって、香港スプリントと香港マイルはそれぞれのジャンルで世界一賞金の高いレースとなったし、香港カップは芝2000mで世界で一番稼げるレースとなったよ」

一方、春の国際レース、クイーンエリザベス2世杯は賞金が最も増えたレースとなりました。
今年はデザインズオンロームが世界レベルのライバル相手に鮮やかに勝ったことで記憶に新しいこのレース。
レースのレベルを維持するために、賞金総額1400万香港ドルから一気に600万香港ドルアップの2000万香港ドルに引き上げられました。
また、同時期のチャンピオンズマイルは200万香港ドルアップの1400万香港ドルになりました。
このレースは今年南アフリカのチャンピオン、バラエティクラブが勝利。国際G1になって初めて海外馬が栄冠をつかみました。

また、新たに国際G1に加わる前述の4つのレースは揃って賞金1000万香港ドルと、前シーズンに比べ200万香港ドルの増加となりました。
ネイダー氏は、
「世界の競馬関係者は香港競馬のレベルの高さに改めて驚いたのではないだろうか。来シーズンの10の国際G1すべてで賞金がアップしたというのは、香港競馬が世界規模であることの紛れもない証拠だね。所属馬合わせてたった1200頭で、昨シーズンは香港で行われた6つの国際G1のうち4つを地元馬が制したのみならず、シンガポールで2つ、ドバイで2つの国際G1を制したわけだからね」
「さらに、6つのうち5つまでが、国際競馬主催者団体連合会のトップ50レースに入っているし、今回新たに国際G1に入ったレースも、ローカルレーティングを考えればトップ50に入るポテンシャルを十分持ってるよ。レーティングは嘘をつかないからね」

ご機嫌でメディア説明会を行ったEB氏とネイダー氏の香港ジョッキークラブ首脳でしたが、ローカルG1に話が及ぶと少し顔が曇りました。
というのも、ローカルG1をいくら勝っても主要レースの勝ち馬と認められないので、仮に種牡馬や肌馬となった時に実力に見合った評価をされない可能性が残されているのです。
「カタログを見ると、成績ほどに評価が高くないんだ。これを打ち破るためには、もっと多くの国際G1を開催して、香港の競馬レベル全体が高いことを証明しなくちゃいけない。そうすれば、ローカルG1も実力を認められるリステッドレースに認定してもらえるからね。そうすることが、生産者やオーナーから見た香港競馬の価値を高めることにつながるはずだよ」
と、EB氏は決意を語りました。

来シーズン、香港競馬は34の重賞を開催し、そのうちの10が国際G1レース。
そして、5つのローカルG1が予定されています。
順に、センテナリースプリント(1000m)、チェアマンズスプリントプライズ(1200m)は60万香港ドルアップの660万香港ドル。
香港クラシックマイルは200万アップの800万。
香港ダービー(2000m)は200万アップの1800万。
香港クラシックカップ(1800m)は600万香港ドルとなっています。

また、香港競馬は3つの国際G2レース(ジョッキークラブカップ、マイル、スプリント)も開催予定で、これにローカルG2が4つ、ローカルG3が12加わります。
賞金総額は今年の9億香港ドルから10%アップの9億9000万香港ドルとなります。
来年は、どんなドラマが展開されるんでしょうか。


 
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