飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
2月17日
日曜日のメインレースは、昨日紹介した香港クラシックカップともう一つ、HKG1チェアマンズスプリントプライズ(1200m)が行われました。
こちらも直線叩き合いとなりましたが、最後はアタマ差ゴールドファンが栄冠に輝きました。

去年のチャンピオンマイラーのゴールドファン。
その実績で香港レーティングで130ポンドというメンバー中6ポンドの差をつけて最高評価を得ていました。
ただ、今回は自身として初となる1400m以下のレースということで評価が下がり、単勝8倍の3番人気でした。
2着は短頭差でアエロヴェロシティ、そこからクビ差でラッキーナインが入りました。
ラッキーナインはこのレース3連勝を狙っていたんですが、小差で阻まれたわけです。

クリストフ・スミヨン騎手がヨーロッパから遠征してきて今回ゴールドファンの手綱を取りましたが、レース前半、先手をとったフラッグシップシャインを見ながら内ラチ沿いに控えます。
ちょうど、アエロヴェロシティの直後でマークする格好になりました。
12月の香港スプリントのように、アエロヴェロシティとザック・パートンのコンビは直線に向いて早め先頭に立ちます。
そこからリードを保って手応えよく残り300mを迎えます。
しかし、12月と違ってそこからスミヨンとゴールドファンが一完歩ずつ差を詰めて、最後に逆転しました。
「レース前この馬のデキには自信を持てたし、一番人気の真後ろの絶好位に控えることができたからね。直線までは理想的な位置で、そこから残り300mで気合を入れて残り100で勝つと思ったね。ただ、思ったよりも差がつかなかったイメージがあるけど…」
スミヨンは最後の勝負で、調教師リチャード・ギブソンの一言を思い知らされました。
「リチャードは(この馬は)直線叩き合いにめっぽう強いって言ってたんだ」
この勝負強さで、パートンとアエロヴェロシティを屈服させたわけです。
「何とかアエロヴェロシティを下せたんだけど、あの馬ゴール板を過ぎた後にもう一度伸びて差し返してきたんだ。ゴール板があそこにあって良かった!」
最後はスミヨン、おどけて見せました。

ゴールドファンはこれで、20戦して9勝。
そのうち、HKG1を3勝しています。
4歳時の香港クラシックマイルと、昨シーズンのクイーンズシルバージュビリーカップ
(1400m)。
そして、今回の勝利で、短距離戦線でも可能性を見出しました。
「ボクにとっては今回の勝利、驚きはないね。
何と言ってもメンバー中最高レーティングだったし、タフなライバルたちだったけど叩き合いではジョッキーの腕がモノを言う。スミヨンは安心できるよね」
と、ギブソン師は話しました。その上で、
「別に(この馬の短距離特性を)隠していたわけじゃないんだ。
たしかに去年この馬は最優秀マイラーに選出されたんだけど、ボクは常々1400mがベストだと思っていたし、今日のように1200mのG1だって勝負になると思っていたんだ」
しかしながら、ギブソン師はゴールドファンの次走については明言を避けました。
今日は勝利の美酒に酔い、ローテーションの検討は別の日にというわけです。
「今日はゴールドファンとクリストフ・スミヨンの日だよ。素晴らしい騎乗だったからね。香港でも乗れる騎手だよね。願わくばもっと香港で乗ってほしいんだけど」

ゴールドファンの勝ち時計は1分8秒79。
上がり400mは23秒07で駆け抜けました。
2着アエロヴェロシティ、3着ラッキーナインに続いて、4着にはペニアフォビアが入りました。
この馬は12月の香港スプリントで2着、先月のHKG1センテナリースプリントカップ(1000m)を勝っています。
また、去年のG1ドバイゴールデンシャヒーン(タペタ1200m)を勝ったスターリングシティは今季不振でしたが少し変わり身の兆しを見せました。
ジョン・ムーア厩舎のベテランは、最後方から猛然と追い込み6着。
上がり400mは最速の22秒88を記録しています。

今まではなんだかんだラッキーナインを中心に回っていた短距離戦線。
今年は様々に地殻変動を起こしそうです。


 
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