飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
2月22日
毎年変わる旧正月の日。
今年は2月19日が旧正月です。
中華圏では、1月1日の元日よりも、旧正月の方が盛大にお祝いするんですが、それは香港でもいっしょ。
市内各地でパレードあり、花火あり、爆竹ありとにぎやかになります。
そうした旧正月恒例のイベントカレンダーの中に競馬もしっかり入っていて、旧正月3が日の3日目には旧正月競馬が沙田競馬場で開催されます。
メインレースも毎年同じ、チャイニーズニューイヤーカップ。
このレースは重賞ではないんですが、香港競馬の中で他のクラス1のレースとは別格の存在感を示しています。
ひつじ年の今年のスタートは、ホアオ・モレイラ騎手とリアルスペシャリストのコンビがモノにしました。
実に91000人のファンを集めたこの旧正月競馬。
お客さんの入り、さらにその熱気を見た香港ジョッキークラブのCEO、ウィンフライド・エンゲルブレヒト・ブレスゲス氏(EB)は全レース終了後の会見で満足げに語りました。

「雰囲気は最高だったね。天気も良かったし、お客さんも途中で帰らずに最終レースまで楽しんでくれたようだ。何と言っても顧客満足が第一だから、今日のお客さんの反応は嬉しかったよ。ずっと続けてきたことが間違ってないって思うと、ちょっと感無量だな」
「もともと小さな市場だけど、未来を握っているのはレースの質だと思っているんだ。今日のレースのように手に汗握る展開で、ハンデ戦らしく接戦になって見ごたえのあるレースが展開できるといいよね。売上高も17億香港ドルを超えてきた。昨年比で12.8%アップ。旧正月競馬のレコードを塗り替えたのは非常に満足だよ」

この日の11あったレースのメインが、このチャイニーズニューイヤーカップ。
一番人気は130ポンドとハンデが見込まれたディヴァインコーリングでした。
トニー・ミラード厩舎のニューカマーは、去年10月の香港デビュー戦でザック・パートン騎手を背にあっさりと勝ちあがりました。
しかし、その後は2戦して3着、2着と歯がゆい競馬。
とはいえ前走はHKG1香港クラシックマイルで2着ですから実力は折り紙つき。
4歳馬ながら130ポンドの斤量を背負わされたのもうなづける内容です。

パートンは、このディヴァインコーリングとのコンビはその10月のデビュー戦以来。
というのも、その後2戦はホアオ・モレイラが手綱を取っていました。
今回は、モレイラがトップハンデ133ポンドのリアルスペシャリストを選んだため、パートンに白羽の矢がたったわけです。
そのパートン、8頭立ての少頭数のゲートが開くとまず先頭に立ちました。
直線、外から各馬が襲い掛かりますが、ディヴァインコーリングはパートンの励ましに応えて小差を保ったまま最後の勝負所へ。
残り200mを過ぎて、モレイラとリアルスペシャリストが並びかけます。
馬場の中央に出したモレイラは末脚を伸ばし、ディバインコーリングに襲い掛かります。
もはやお釣りのなくなったディバインコーリング、最後の最後に半馬身差力尽き、2着に終わりました。

レース後、勝ったリアルスペシャリストのモレイラ騎手も、
「ゴール前は素晴らしい手応えだったよ。悪くないね!ジョン(・サイズ調教師)はレース前にいい出来に仕上げたって言ってたからね」
今季初戦のスチュワーズカップ(G1・芝1600m)で7着だったリアルスペシャリスト。
今シーズン初勝利は本当に久々の勝利となりました。
「ゲートの出は良くなかったんだけど、道中リズムに乗ってからは順調だったね。
直線外に出して追い始めたときにはちょっと遅かったかなって思ったけど、そこからの末脚は素晴らしかった。あっという間に差を詰められたからね。
エイブルフレンドのような一線級からは3,4馬身実力差があるかなぁと思っていたけど、今日のレースでこの馬も一線級であることを証明したね」

勝ち時計は1分22秒92。上がりの400mは21秒53という末脚でした。
さて、メインレースでは惜しくも負けたパートン騎手でしたが、この日全体を見ると主役でした。
ひつじ年最初のレースとなった第1レースを勝利すると、その後5レース、10レースでも勝利。
この日3勝の固め打ちで、メインレースの溜飲を下げたのでした。


 
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