飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
3月26日
今週土曜日のレース本番に向け、香港代表馬の調教師たちが続々とドバイ入りしています。
昨日は、香港代表の代表格、デザインズオンロームのジョン・ムーア調教師がドバイ入り後初めて調教を視察。
愛馬の出来栄えを見て、「やっぱり勝つのはこの馬だ」と自信を深めました。

火曜の午後にドバイに入ったムーア師。
昨日の朝、愛馬の調教を久しぶりに見たとき、ドバイシーマクラシック(G1・2410m)に向けて視界良好であることを確認したようでした。
「毛ヅヤもいいし、飼い葉の食いも良好。今朝は芝コースで軽く追ったけど、いい感じだったね。
通常輸送を経ると体重が減るものだけど、世話している我々から見るとこの馬は健康そのものって感じなんだよね。
だから、私の判断で今日も馬場入りさせたんだ」
去年、スターリングシティでドバイゴールデンシャヒーン(G1)を勝っているムーア師。
ドバイでの調整も慣れたものです。
「乗り役さんはこの馬の充実ぶりに好感触だって言うし、あとはホアオ(モレイラ騎手)の到着を待つのみだね。明日彼が来たら、直前追い切りをするつもり。ま、今夜の食欲を見てだけどね。追い切りするとしたら、1200mで15−15よりちょっと速いくらいのペースでだね。この馬にはそれで十分。ホアオは乗ればすぐ状態をつかんでくれると思うから、作戦立てもそれからだね」
ムーア師はかねてからデザインズオンロームを遠征させることを望んでいました。
去年の香港ダービー馬にして、香港カップなど国際G1を3勝していますが、それらはすべて地元香港。
実力を証明する舞台を求め続け、満を持してのドバイ遠征なのです。
「この馬が世界クラスの競走馬であることを証明するのに、願ってもない舞台だね。もちろん、相手関係も世界クラスだから簡単なレースではないことは分かっている。
でも、それを乗り越えて勝つことができれば、この馬が世界のトップホースの一頭であることに誰も異論はなくなるよね」
と、相手関係のレベルの高さは認めつつも、ムーア師は自信を隠そうともしません。
しかし、ライバル達のハイレベルさは半端なものではありません。
去年の香港ヴァーズ(G1・2400m)を勝ったフリントシャー、ブリーダーズカップターフ(G1・2400m)馬のメインシーケンス、さらに日本のハープスターの名前もあります。
「確かにタフなレースだよ。特に、フリントシャーにハープスターは手強い。でも、ウチの馬だって負けちゃいないよ。
中間は非常に順調だし、今シーズンはG1を2連勝。香港カップにゴールドカップも勝っている。この馬はゴール板の位置を知ってるんだよ。そこにピタリと合わせるように、半馬身だけ前に出て1着でゴールするんだ。スゴイ馬だね」
と、ムーア師。続けて、
「世界の競馬関係者から見れば、香港にはさほど実力馬がいるイメージがなくて、知られているのはせいぜい3,4頭といったところだけど、この馬はトップクラスだってことは言える。それに、ジョッキーは一流。名手と名馬、さらに私を支えてくれるスタッフも一流。このチームは決して世界を相手にしても引けを取らないと思うよ。それに、勝てると思わなきゃここには来ないからね。あとは運を天に任せて、この馬のベストなレースをしてくれればと思うね」
強気のムーア師の言葉を心強く思う香港の競馬ファンは多かったようです。

他の代表馬では、去年の最優秀短距離馬ラッキーナインは新しくなった砂中心のダートコースにこの遠征で初めて入りました。
キャスパー・ファウンズ厩舎のスタースプリンターはG1ドバイゴールデンシャヒーン(1200m)に出走します。
2012年にはタペタ馬場で行われたこのレースで3着に入ったラッキーナイン。
8歳の古豪は今朝、軽いキャンターで体をほぐしました。

同じくゴールデンシャヒーン出走のリッチタペストリー(マイケル・チャン厩舎)も同じく初めての馬場入り。
去年、タペタ馬場では2着に入った7歳馬に立ちはだかるのは、去年の10月、G1サンタアニタスプリントチャンピオンシップ(1200m)を勝ったシークレットサークル。
今年もタフな戦いになりそうです。

このゴールデンシャヒーンに挑戦するもう一頭の香港馬、トニー・ミラード厩舎のスーパージョッキーは調教師の妻、ビバリー・ミラード氏を背にダートコースで脚を伸ばしました。
「今朝は良いキャンターだったわ。あとはいい枠を引けるかだけね」
と、ビバリー氏は話しました。

トニー・クルーズ師も今週初の調教視察。
アルクォーツスプリント(G1・1000m)に登録のペニアフォビアの芝コースでの調教を満足そうに見ていました。
「今朝の芝コースでの動きは期待通りだね」と、クルーズ師。

デビッド・ホール師もすでにドバイ入りしています。
HKG1センテナリースプリントカップ(1000m)で短頭差ペニアフォビアの2着に涙を呑んだバンドルオブジョイ。
アルクォーツスプリントではモレイラ騎手を背に挑みますが、この馬はまだ一度も本場場での調教をしていません。
これについてホール師は、
「(到着後)2,3日は検疫厩舎で静養したかったんだ。でも、それはプラン通りで、明日には馬場入りできるんじゃないかな」

また、去年のアルクォーツスプリント馬アンバースカイ(リッキー・イウ厩舎)はダートコースで軽い運動。
今季3戦して未勝利の実力馬は、中東の地で心機一転を期します。


 
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