飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
4月 9日
香港は旧宗主国のイギリスのカレンダーと、中国のカレンダーが混ざり合っています。
なぜ先日火曜日に昼間開催の競馬があったかというと、この時期イースターの祝日が設定されているからです。
そのイースター競馬のメインの重賞は2つあって、昨日チェアマンズトロフィーの結果をご紹介しましたが、今日はもう一つのメイン、ボウヒニアスプリントトロフィー(HKG3)をご紹介します。
直線芝1000mのこの重賞、今年はデビッド・ホール厩舎のラッドが、1馬身半差の鮮やかな逃げ切り勝ちを見せました。

「いやぁ、正直ホッとしたよ。この馬はポテンシャルは凄いんだけど今シーズンはなかなかリズムに乗れなかった。ようやくその実力を発揮してくれたね」
と、安堵の表情を見せたホール師。
愛馬はダグラス・ホワイト騎手の叱咤に答え、沙田の直線1000mを55秒78で走り抜けました。

ラッドは香港移籍後今シーズンで3シーズン目。
過去2シーズンは全部で3戦とレース数は少ないんですが、そこで負けなしの3勝。
ところが、今シーズンに入ると流れが一変。
10月1日のナショナルデーカップ(HKG3)でバンドルオブジョイの9着に敗れて連勝がストップ。
さらに、11月23日のクラス2戦(1200m)ではまさかの13着に敗れ、挫折を味わったのです。

「今シーズンの初戦は、攻めて出ようとしたら不運なカウンターを一発食らったようなもんだよ」
と、ホール師。さらに、
「思うに、レースの準備が十分にできてなかったね。それでも、レースに出して叩くべきだと思ったんだ。ただ、結果は良くなかった。筋肉痛を発症し、さらに次走はローテーション上不得意な1200m戦に出走せざるを得なくなった。案の定苦手そうに走っていたし、さらに少し心房細動まで発症してしまった。ま、この通り負けるには理由があったんだけど、ボクらとしてはこの馬を再生したかった。今回はトップスプリンターこそ不在だったけど相手関係も十分に強かっただけに、この馬の実力を証明できたんじゃないかな。そういう意味でホッとしたんだよ」
と、この勝利を語りました。

今回の勝ち方は、ラッドの本来の走りを取り戻したものでした。
117ポンドの軽ハンデを利して、13番枠からポンと出たラッドは、僚馬マスターコーチャンウォンを抑えて先頭に立ちます。
ホワイトが気合をつけると、ラッドは外ラチギリギリのところを走り、スタンド前を迎えます。
リードを保ったまま馬場のいいところを爆走するのは、この馬の初戦勝利と同じシナリオ。
そのまま差を保ったままスピードを上げ、ゴール。
2着にはジョン・サイズ厩舎のテオフィオカルヴァ(119ポンド、カリス・ティータン騎手)が入り、ジョン・ムーア厩舎のノットリスニン(113ポンド)が入りました。
1着から3着までが軽ハンデ馬。
とはいえ、3着のノットリスニンもオーストラリアでG1に入着した実力馬。
今回は香港デビュー戦で3着ですから、これも評価できる成績です。

「今はまず馬を休ませることだね。今後については、まだプランがないよ」
と、ホール師。さらに、
「今はまだどこに出るとは言えない。この馬の体調が最も重要で、それによって次走も決まってくるということだね」

去年のこのレースの勝ち馬、ディバインテンはレース日の朝に右前脚の故障のため取消となりました。
層の厚い香港スプリント界にあって、ラッドは今後どう戦っていくのか?注目です。


 
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