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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 4月21日 |
クイーンエリザベス2世杯に向けて、今日は本命ではなくダークホースをご紹介しましょう。
ある意味格上げ挑戦のような勝負をかけている、アンドレア・シュッツ厩舎のパッキングアラギブです。
ハンデ戦中心の香港にあって、この国際G1は定量戦。
5歳のパッキングアラギブは定量戦にキャリア初挑戦となります。
さらに、2000m戦も初挑戦。
初めて尽くしのこのレースとなりますが、シュッツ師は全く気にしていません。
国際G1の実績を見ると、グッドババで香港マイルを2度、チャンピオンマイルを1度制している名伯楽は、11月のササレディースパース(HKG3・ハンデ)以来の勝利を目指します。
このレースは芝1800m戦で、パッキングアラギブにとってキャリア最長距離の勝ち鞍です。
「レースの格についてはあまり気にしてないよ。この馬の潜在力はG1級だと思っているからね。このところハンデ戦で負けているけれど、身体も減っていないし十分戦えると思う。確かに距離延長は疑問に感じるだろうけど、この馬はいつも全力投球する馬だからね。あとは運があれば十分戦えると思うよ」
と、シュッツ師は語りました。
パッキングアラギブは前走HKG3プレミアプレートで、最軽量ハンデ113ポンド(およそ51キロ)を利し3着。
ハンデ差があるとはいえ、一線級のブレイジングスピード、カリフォルニアメモリー、ヘレンスーパースターといった錚々たるメンバーに先着しています。
さらに、同じ1800mのハンデ重賞では、2月のセンテナリーヴァーズ(HKG3)で同じく軽ハンデを味方に、18ポンド重いハンデを背負ったデザインズオンロームに短頭差まで迫る2着に入りました。
また、着外に負けたクラス2戦が2つありますが、いずれもトップハンデ133ポンド
(およそ60キロ)を背負っています。すべて、負けた理由がハッキリしているのです。
それゆえシュッツ師は続けて、
「あのハンデで勝つのは非常に厳しかったよ。レースに負けたというより、斤量に負けたんだよね。この香港でトップハンデで勝つというのは非常に難しい。ダービーを勝ったリューガーを見てみるといい。トップハンデでハンデ戦を勝って、その後HKG1のダービーを勝った。トップハンデで勝つってのは、重賞勝利と同じぐらい難しいものなんだよ」
と、ハンデ戦に出走する難しさについて語りました。
「ハンデ戦に出続けてこの馬の力をこれ以上浪費したくないんだ。だから、ここで格上げ挑戦と見られようがトップクラスに挑戦する時だと思った。ここで期待通りのいい成績を挙げられなかったら、自動的にハンデ戦に戻るよ。ただ、下のクラスで勝ったり負けたりを繰り返すよりも、馬が若いうちに一度勝負してみたいと思ったんだ。潜在力は見劣りしないと思うよ。これだけ大きなレースだから勝てるかどうかはわからないけど、レースに向けての状態としては悪くないよ」
パッキングアラギブは香港移籍後14戦して5勝。今シーズンに入ってから89ポンドだったレーティングが108ポンドまで上昇しています。
月曜の朝はアレックス・ライ攻め馬手が乗って芝1200mを僚馬アドミラルロードと併せ、1分19秒4(28秒0−28秒5−22秒9)でした。
「昨日の調教は非常に良かったよ。すべてプラン通りに進んでいる。想定よりもやや速かったけど、問題ない。直線良く伸びてきたし、満足しているよ。今週もう一回追いつもり。木曜か金曜かは天候と馬場次第だけど、ちょっと長めに追って馬体を絞ろうと思う。この馬は良く食べるからね。やっぱりもう一回は追わないといけないね」
本番ではフランスのオリビエ・ペリエがやってきて騎乗する見込みです。
ペリエ騎手は香港を熟知していて、12月の香港国際レースでは通算7勝で歴代最多勝です。
シュッツ師もジョッキーの腕には全幅の信頼を置いています。
「ペリエがボクが呼んだんだ。彼とは長い付き合いだからね。香港を熟知する世界的な名手が乗るってことは、オッズは穴馬扱いだろうけど大いなるチャンスがあるんじゃないかな。40倍か50倍なんだろうけど、ペリエとウチの厩舎のコンビでダービーを2度制しているからね。それ以外にもこのコンビで様々なG1を勝っているし、G1で入着まで加えると相当な数になる。今までのこの馬の戦績だけを見ると全くのダークホースだけど、ペリエはボクらを信頼してくれているし、それに恥じないだけの仕上げをしていくよ。ペリエで馬も変わってくれると思うよ。何しろ、ペリエ騎手は世界レベルの騎手だからね」
ただ、ペリエの腕をもってして強力なライバルとどこまで伍していけるのか?
海外馬も、オーストラリアのクライテリオンとイギリスのレッドカドーという前走クイーンエリザベスSの1着2着コンビに、日本からは素質馬ステファノス。
さらにフランスのG2を勝ったスモーキングサンも参戦しています。
スモーキングサンの馬主は、あの世界的な大富豪ニアルコス。香港初参戦なので特に陣営の気合が入っています。
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