飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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飯田コージの外はおまかせ!
 
香港競馬通信
4月23日
決戦の日曜日まであと4日。
今日は香港の中心、中環(セントラル)にあるifcモールでクイーンエリザベス2世杯の枠順抽選会が行われました。
毎年、この抽選会も一つのイベントとしてショウアップして行われるんですが、今年も華やかな雰囲気でした。
枠順の数字によって各陣営悲喜こもごもといったところでしたが、まずは枠番をご紹介しましょう。

枠番
1  クライテリオン(オーストラリア)
2  ミリタリーアタック(香港)
3  ヘレンスーパースター(香港)
4  ヘレンハッピースター(香港)
5  ステファノス(日本)
6  パッキングアラギブ(香港)
7  カリフォルニアメモリー(香港)
8  ブレイジングスピード(香港)
9  レッドカドー(イギリス)
10 スモーキングサン(フランス)
11 デザインズオンローム(香港)
12 セイムワールド(香港)

ということで、地元にとって一番の衝撃は、去年の優勝馬デザインズオンロームがよりにもよって11番枠という外枠に入ったことです。
一方で、ライバルたちはみんな有利な内枠。
オーストラリアのクライテリオンの1番枠を筆頭に、日本のステファノスも5番枠、さらに一昨年の勝ち馬にして去年の2着馬ミリタリーアタックも2番枠に入りました。
有力馬で外寄りに入ったのは9番枠にレッドカドーが入ったのみ。
これは馬券師の頭を悩ませそうですね。

デザインズオンロームを管理するジョン・サイズ師にとっては今回出走する3頭の抽選は1勝2敗。
セイムワールドが大外12番枠に入り、“第3の男”ヘレンハッピースターのみ内枠の4番枠でした。
「デザインズオンロームは外枠だからってあわてないことだね。おそらく序盤は後ろの方、最後方から4頭以内に控えることになるんじゃないかな。大外のセイムワールドについては、この馬は出脚があるのでポンと出れば前へ行って引っ張ると思うよ。それと、ヘレンハッピースターは4番枠だから馬群の中で折り合えればいいね。できれば中団で。そうだな、ミリタリーアタックやクライテリオンをマークするような展開が理想。ラチから1,2頭分外を追走できればいいね」
と、それぞれの枠順に沿った戦術を披露しました。

今回の抽選で満面の笑みを浮かべたのは、1番枠を見事引き当てたクライテリオンのデビッド・ヘイズ調教師。
この陣営は、去年12月の香港カップの雪辱を期しています。
今回と同じコース、同じ距離で、デザインズオンロームとミリタリーアタックに1馬身差3着と苦杯を舐めさせられました。
「前走と同じ状態を維持しているよ。それに加えて、いい枠を引いたね。あとは、残り600mから300mまでの勝負所で主戦のクレイグ(・ウィリアムス騎手)にツキがあれば十分戦えるよ。まさに、人事を尽くして天命を待つという心境だね。もし外枠を引いていたら、勝負どころでさらにたくさんの運がないと乗り越えられなかった。この枠を引いたってことがすでにツイてるね」
と、ヘイズ師。続けて、
「12月よりあらゆる意味で良くなっているね、もちろんこの枠順も。今回は馬を把握できた。実は、あの時はウチの厩舎に転厩後3週か4週で、まだ手探りなところがあったんだ。今回は調教してても、しっかりとルーティンをこなしているね。ここからはさほど強く追わないつもりだよ。馬もそうして欲しいってさ」

地元勢では、ムーア師以外にもトニー・クルーズ調教師が3頭出しの勝負をかけます。
順に、ブレイジングスピード(8)、カリフォルニアメモリー(7)、へレンスーパースター(3)です。
クルーズ師はレースを展望して、
「1,2頭前へ行くテンの速い馬がいるからね。セイムワールドや日本馬(ステファノス)か。でも、ブレイジングスピードは8番枠を引いたから、これらの先行馬を見ながら外の3,4番手を占められそうだね。前走は内に入ってしまって前が開かず脚を余してしまった。今回は自分の競馬が出来るといいね。だから、この枠は満足だよ」
「ヘレンスーパースターの3番枠ってのも良かったね。この馬は自在だから。要注意の上がり馬だと思うよ。一方で、カリフォルニアメモリーは7番枠か。たしかに最盛期は過ぎたかもしれないけど、入着は十分あり得ると思うね」

日本代表のステファノスは5番枠でした。藤原英明調教師の助手、藤原和夫氏は満足しています。
「この枠はまさに願ったりかなったりだよ。願わくば、ベストのレースをしてほしいね。そのために、明日発馬調教をするかどうか決めようと思ってます。」

枠が決まって作戦を練り直す陣営、作戦に磨きをかける陣営。
駆け引きはすでに始まっています。


 
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