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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 7月12日 |
香港競馬の2014/15シーズンが今日終わりました。
シーズンファイナルのこの日、沙田競馬場には42000人を超える観衆を集め、売り上げも前の年と比べて8.9%増となりました。
シーズン全体としても、観客動員は過去12年間で最高を記録し、売り上げも記録的。
香港ジョッキークラブのCEO、ウィンフレッド・エンゲルブレヒト・ブレスゲス(EB)氏は今シーズンを、「驚異的なレコード続出のシーズン」と表現しました。
1884年に設立された香港ジョッキークラブにとって、今シーズンは130周年の記念のシーズン。
香港馬は地元でも海外でも活躍。
沙田で行われた10の国際G1のうち9つを勝利。
2014年の世界のG1レース番付トップ100には6つがランクイン。
そのうち4つはベスト25位以内に入っています。
競走馬の質で見ても、2014年末の世界競走馬格付けでは実に23頭がランクインしました。
EB氏は会見で、これら香港域内での国際プレゼンスの強化に加えて、所属馬の海外でのG1勝利に触れました。
「ダンエクセルとエアロヴェロシティがシンガポール国際レースで3年連続完全制覇を成し遂げた。エアロヴェロシティに至っては、香港馬として初めて日本のG1高松宮記念も制覇。さらに、リッチタペストリーが初めてアメリカのG1を勝った。さらにさらに、エイブルフレンドが2014年末の国際ランキングで第3位、途中経過では世界トップにも立った。これらすべて、我々が誇るべき実績だよ。なにしろ、たった1200頭足らずの所属馬でこれだけの成果を挙げているんだからね。質の面ではまさに世界トップクラスと声を大にして言いたいね」
これらの成功事例を引きながら、EB氏は香港競馬のステータスの維持、発展が何より重要と強調しました。
「沢山の成果が上がったが、ここがゴールではない。来シーズン、香港や中国本土を取り巻く経済は少し厳しいという予測が出ている。その中では、さらに進化しなくてはいけない。ただ、香港競馬そのものの将来については我々は依然楽観視しているよ」
シーズンフィナーレのこの日の総売り上げは、17億5800万香港ドル。
これによりシーズン全体では1079億香港ドルという新記録をたたき出しました。
昨シーズンと比べて5.8%増となり、3年連続の記録更新。
2度目の1000億香港ドル越えとなりました。
「今年の売り上げ記録更新は各所の不断の努力の賜物だ。香港競馬再生戦略を実行し始めた2005/06シーズンと比べると、実に79.7%増となった。売り上げがこれだけ上がったということは、それだけ香港政庁に対する納税で貢献できるということだ。今年は123億香港ドルに上った。それだけ香港社会への貢献をしたということは特筆すべきことだと思う」
EB氏が毎年会見で強調するのがこの社会貢献という点です。
観客数に目を向けると、今シーズン沙田とハッピーヴァレーの2競馬場合わせて83日の開催日で延べ201万1000人を集客しました。
過去12年間で最高となり、昨シーズンと比べて2.6%の増加となりました。
「3年連続で200万人越えを見せたのは、素晴らしい業績だね。我々の戦略の正しさ、設備や技術投資の正しさを映し出しているよ。顧客が何を求めていて、どんなサービスを提供すればいいのか、我々のチームが的確な理解をしているということだよ」
EB氏は自慢のスタッフたちを称えました。
また、今シーズンの特筆すべき活動として、新しい設備やイベントが新たな顧客を発掘したことを挙げました。
具体的には、ハッピーウェンズデーというブランドイメージが浸透したということ。
ハッピーヴァレーのナイター競馬で行われた様々なイベントですが、これが集客に貢献したようです。
「旅行者にとっても非常に魅力的なアトラクションだったよね。毎週水曜は(ハッピーヴァレー競馬場に)行って見て体験しなきゃというイメージを植え付けることに成功した。他の地域では行っていない、競馬の再活性化の先行事例を見せることができたよ」
新技術の導入戦略についてEB氏は、沙田競馬場地域に新設したコミュニケーション&テクノロジーセンターを挙げました。
「この施設は、我々のスタッフにとっても働きやすい環境を作ることを目的にしている。テクノロジーは今後どんどん重要性を増してくる。電話投票の利用促進に莫大な投資を行っているのもこの流れに沿ったものだ。同じことは、ブロードキャスティングチームやITチームへの投資にも言える。今後、26億香港ドルの投資を新しいITシステムに投資するつもりでいるよ」
また、会見の中でCEOは海外での馬券販売についても言及しました。
「海外共同販売(カミングリング)は今後もメインの海外戦略となる。すでに11の競馬主催者と協定を結んでいて、5000万香港ドルを売り上げている。今後、この額はもっともっと増えていくと思うよ」
そして、盛りだくさんの会見の最後は、
「130周年の今年、驚異的なシーズンを送ることが出来た。すべて目論見通り、記録尽くめのシーズンだった。最後に、すべての顧客に感謝を申し上げたい。また、すべてのオーナー、調教師、厩舎スタッフに感謝したい。彼らなくしてこの香港競馬の成果は成し遂げられなかった。そして、すべてのジョッキークラブのスタッフに感謝したい。彼らの貢献なくしてこの高みには達しなかった」
と、周囲への感謝で締めくくりました。
香港競馬はこれから夏休み。来年、131年目のシーズンはどうなるのか?真価が問われるシーズンとなりそうです。
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