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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 9月22日 |
世界の競馬に中国という巨人が参入しようとしています。
今日、北京の中国農業省で香港ジョッキークラブと中国馬業協会が了解覚書を取り交わし、中国本土における馬産、馬業の発展に関して共通のシステムを構築することで合意しました。
香港ジョッキークラブのCEO、エンゲルブレヒト・ブレスゲス氏は、
「今回、中国馬業協会と戦略的パートナー関係を築くことができたのは非常に光栄なことだ。今後、競走馬に関するインフラ構築を加速させる上で非常に大きな役割を果たすことができると思う。去年の3月以降、中国馬業協会の新首脳部から包括的な協力のアプローチを受けてきた。レースのみならず繁殖に関しても含んでいて、血統書の規約、ドーピング規制、馬の扱い方まで競馬産業全体のバリューチェーンに乗るものはあまねく含まれている。まさに、繁殖から競走まですべてを含む協力関係だよ」
今回のパートナーシップでは、中国における血統書の近代化をクラブがサポートすることもカバーします。
これは中国本土での競走馬産業の長期的成長には必要不可欠なものです。
また、有効なドーピング規制の分野では、北京に新たな競走馬専用動物病院の設置計画や獣医師、馬のケアができる要員の育成支援も盛り込まれています。
すでに500頭を超える香港馬が引退後中国本土に渡っていますし、現在進行中の従化トレセン計画もそうした要員育成支援の一環でもあります。
今回の調印式には、香港ジョッキークラブからは事務担当上級役員キム・マック氏、レース管理担当上級役員アンドリュー・ハーディング氏が出席。
一方、中国馬業協会からは秘書長の岳高峰氏と会長の賈幼陵氏が出席しました。
調印後の会見でキム氏は、
「今回の了解覚書は、競馬産業の発展に不可欠な中国本土での競走馬の福祉について、クラブとして協力に関わっていくといういい例になった。香港ジョッキークラブと中国馬業協会のパートナーシップはこの先長く続くものであると信じているし、中国本土の競馬サークルを歓迎するものです。中国農業省と馬業協会は我々が海外から競走馬を輸入する際にも非常に役に立つエキスパートであると認識いただいています。最近の例としては、トルクメニスタンから習近平国家主席へ馬がプレゼントされたときに獣医的な一切の手続きを行いました」
と語りました。
一方、アンドリュー・ハーディング氏は、
「世界の競馬が一連のシステムを維持しているキーポイントは、馬の個体識別システムが厳しく管理されているということ。それに加えて有効なドーピング規制が行われるかどうかが、サラブレッド産業が中国本土で成功する上で不可欠な要素だ。多くの分野で我々の経験を中国馬業協会と共有できるというのは非常に楽しみだし、中国本土や国際的に競走馬産業を発展させるのに資すると思っている」
と話しました。
中国農業省も長期的なパートナーシップを歓迎していて、中国本土での古来からある多様な馬事文化を鑑みるとき、近代的なサラブレッドビジネスは根付く可能性が高いとみているようです。
「中国馬業協会は本土の馬産への香港ジョッキークラブの援助を感謝しています。そして、このパートナーシップを末永いものへと発展させていきたい。中国本土での近代馬産というのはまだまだ基盤も脆弱で発展途上だが、今後は世界とつながりを持ち、産業発展を図っていきたい」
と、会長の賈幼陵氏。
一方、秘書長の岳高峰氏は、
「130年の歴史の中で、香港ジョッキークラブは競馬の公正性、世界屈指の競走馬の福祉、馬主や顧客の権利保護などの面でのフェアネスが世界的に評価されている。クラブから学ぶべきことは多種多様にあると思う。中国馬業協会はこれから馬産業の基盤を作り、産業チェーンを構築していきたい。この点について、ジョッキークラブとの協力を楽しみにしている」
と語りました。
競馬の世界でも世界進出を目論む中国本土。
これもソフトパワー外交の一環でしょうか?
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