飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
11月19日
香港郊外の沙田競馬場は、基本的に土・日のどちらかの昼間開催が主体です。
中心部から鉄道で20〜30分ほどかかるという立地ゆえ、平日のナイター開催はなかなかハードルが高いからです。
ただ、競馬場の周りは1970年代後半から開発が進んだ新興住宅地。
高層マンションがいくつも立ち並び、抱える人口は相当なものです。
ナイターをやって全く採算が見込めないわけでもありません。
ということで、年に2回ほど平日夜のナイター競馬も編成されています。
その今シーズン第一回が、昨夜行われました。
メインレースはオールウェザー(ダート)1650mのクラス1、ジャクソンハンデです。
普段の沙田ナイターはのんびりしたものですが、今年はダート路線の新たなヒーロー誕生にスタンドが沸きました。
素質馬ガンピットが期待に応えて見事に勝ち、来月日本の中京競馬場で行われるG1チャンピオンズカップの香港代表に名乗りを上げたからです。

12月6日に行われるチャンピオンズカップ、かつてはジャパンカップダートと言われていたレースです。
キャスパー・ファウンズ厩舎の異色のスターは、ダート路線で密かに連勝を重ねてレース時のレーティングは112ポンド。
今回の勝利で連勝を7に伸ばしました。
「今後2、3日、馬に疲れが残っていないか見極めて、日本に遠征するかどうかを決めるよ。ただ、ここまでは狙った通りに進んでいるよ」
と、ファウンズ師。
陣営の計画としては、まず日本遠征で遠征慣れさせた上で、最終目標は3月のドバイ遠征に置いています。
昨日のレースではザック・パートン騎手を背に、道中は中団待機し直線で末脚を爆発。
あっという間に2着に2馬身差をつけ、悠々とゴール板前を通過しました。
「いやぁ、楽勝だったね。132ポンドは今まで背負ったことがなくてハンデがキツイかなと思ったんだけど、最後は2着を突き放したからね」
と、ファウンズ師は勝利を称えました。
勝ち時計は、1分36秒34。
「この馬場(ダート)ではこの馬は非常に良く走ってくれるよね。いよいよ目の前が開けてきた。もっと大きくて注目される舞台に挑戦するタイミングだよ。この馬はそれが出来るだけのものを持っている」
ファウンズ師の目線は先を見ています。

さて、次に挑戦するチャンピオンズカップは中京ダート1800m。
ガンピットは1650mより長い距離で勝った経験がありません。
ただ、これはたとえば10着に負けた昨シーズンのHKG1香港ダービー(2000m)のように芝のレースでのこと。ダートは別です。
「チャンピオンズカップの距離(ダート1800m)なら問題ないと思っているよ。十分戦えるだけの力は持っている。ただ、日本のダートがこの馬に合うかが問題だね。今まで経験してきた馬場とは全く違う馬場だからね」
と、ファウンズ師は不安ものぞかせました。しかし、
「最後はやってみるしかないんだけどね。ただ、この馬はとても素質のあるいい馬。きっとこなしてくれると思うよ。そして、3月にはドバイ。これが最終目標さ」
と、将来の目標を語ってインタビューを締めくくりました。

一方、主戦のザック・パートン騎手は手放しで大喜び。
7月1日以来の実戦で、休み明けとは思えない素晴らしい切れ味に名手も驚いたようです。
「いやぁ、速かった!この馬場では走るとは聞いていたけど、想像を超えてこの馬は速かったね。この馬が戻ってきてくれて、うれしいよ!」
2着にはジョン・サイズ厩舎のエロイコ(111ポンド)、3着には勝ち馬と同じファウンズ厩舎からアクセスイヤーズ(124ポンド)が2着から2馬身4分の1差の3着に入りました。


 
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