飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
12月16日
ヴァーズ、スプリントと日本馬以外が勝った香港国際レースを見てきましたが、いよいよ真打登場です。
香港マイルを見事に勝利したモーリス。
日本調教馬がこのレースを勝ったのは10年ぶり。
騎乗したライアン・ムーア騎手はこの日国際レース2勝目という大活躍を見せました。

直線先に抜け出したのは、一番人気に推された地元・香港のエイブルフレンドでした。
その姿は、去年勝利した時を彷彿とさせる早め抜け出しでした。
しかし、その脚の勢いは去年と比べると物足りないもの。
追ってくる日本の4歳馬モーリスを振り切るのに足りないのはもちろん、同じ香港のジャイアントトレジャーにも先着を許し、4分の3馬身+短頭差3着に敗れています。

ゲートが開いてペースを作ったのは、シークレットシャム、コンテントメント、ビューティフレイム、トールモアの4頭。
しかし、直線入り口で脚が残っていた馬は一頭もいませんでした。
残り200mのポールを通過するころにはすべて入れ替わって、エイブルフレンド、モーリスというこのレース2強に順当にスポットライトが当たりました。
両雄の叩き合いで華々しく勝負がつくと思いきや、残り100m、ピンスポットを浴びたのはただ一頭、モーリスでした。
今シーズン負けなし、2つのマイルG1をすでに制した実力は伊達ではありません。
最早敵なし。勝負はついた。無人のゴールに先頭で駆け込みました。

今週香港に入ってから、モーリスの調教に関してはネガティブ・ポジティブ双方の情報が入り乱れていました。
そうした事情が、今回2番人気にとどまった原因ではないかとムーア騎手は分析しています。
「輸送と中間の状況について、今日は少し心配していたんだ。調教で乗れずに、香港ではレースで初めて跨ることになったからね。でも、先行馬を見ながら自分のペースで進めてボクはハッピーだったよ。反応も良かったし、リラックスしていたしね」
と、ムーア騎手。そして、
「最後200mは必死に追ったよ。まさに死力を尽くしたね。前半速かったのがこの馬にはプラスに働いたね」
と、決して楽な戦いではなかったことを強調しました。その上で、
「日本のマイルチャンピオンシップの方がデキは良かった。中間輸送もあったしね。前走が長期休養明けで目一杯走って、そこから中3週で海外遠征だからね。この馬は素晴らしい馬で、前走京都もタフなレースを勝ちあがってきた。今回も本調子にはあと一歩のところで勝つことが出来たからね。疑いなくトップクラスのマイラーだよ」

おそらく日本のリーディング調教師を取るだろうと香港でも報道されている堀調教師は、
「5度目の香港で、今回はいいデキで愛馬を送り出すことができた。中間はすべてプラン通りだったよ。これから、オーナーとこの馬の今後を話し合うつもり。まだ決まっていないよ」
とレース後話しました。

一方、負けたエイブルフレンドを管理するジョン・ムーア調教師はあくまでも陽気でした。
「前脚をぶつけてしまったらしくて、ボクはレース中持ってくれと祈っていたよ。右前肢の軽度のハ行ということなんだけど、今朝の段階ではどの程度かはわからなかった。ただ、いつも通りにルーティンをすべてこなしていたし、レースまでに3度獣医のチェックを受けてOKだった。この結果は受け止めるしかないよね」
騎乗したホアオ・モレイラ騎手は、
「前へ前へという闘争心は見せてくれたんだけど、残り100mで急に手応えがなくなっちゃったね。なぜかは分からない」
と、意気消沈気味でした。

4着にはフランスのエゾテリックが入り、5着は地元香港のコンテントメント。
そして6着に香港期待の若武者、ビューティフレイムが入りました。
勝ち時計は1分33秒92でした。


 
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