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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 4月26日 |
オーストラリアから今回チェアマンズスプリントプライズに参戦するロバート・ヒースコート調教師はとてもリアリスト。
このレースで同郷のライバルにして現状スプリント部門世界トップのシャトーカに対しても謙虚に分析しています。
「自分のレースをされたら、(追い込み馬の)シャトーカは誰も手が付けられない。でも今度の日曜はスタート次第だと思ってる。おそらくペニアフォビアやエアロヴェロシティといった馬が引っ張るレースになるだろうから、ウチの馬はその流れで前々で粘れればね。何と言ってもこの馬は粘り腰、タフさが身上。シャトーカに勝てるとしたら、その展開だね」
今年前半を集計している公式の世界ランキングで、シャトーカは121ポンドを獲得してスプリント部門トップ。
それに続く3頭も今回出走予定で、順にエアロヴェロシティ(119ポンド)、バッファリング(同)、そしてノットリスニントーン(118ポンド)です。
他にも、去年のこのレースの覇者ゴールドファン、去年12月の香港スプリント馬ペニアフォビア、それに伸び盛りの4歳馬からはラッキーバブルズ、アメイジングキッズ、ザウィザードオブオズも出走します。
このメンバーをみてヒースコート師は、
「凄いメンバーだね。ただ、ボクらも活路は見出しているよ。アル・クォーツスプリントでペニアフォビアと当たったのはその一つだね」
とポイントを挙げました。
3月にドバイで行われたこのスプリントG1で、香港代表のペニアフォビアに1馬身差バッファリングは先着しているのです。
「それに、この中間本当にすべてが順調なのが嬉しいね。まさに100%だよ。一点の曇りもない。2014年にここ香港に遠征してきたとき、この馬は100%のデキではなかった。それでもエアロヴェロシティの6着まで粘れた。あのレースも本調子ならば勝てていたとボクは思っているんだ」
と、ヒースコート師は今回の馬の状態に自信を見せました。
馬場状態もこの馬の前には余り問題にならないとも言っています。
「馬場が悪くなっても対応できると思うよ。あんまり悪くなってほしくはないけど、少しくらいソフトな馬場の方が理想だね。ただ、恐ろしいことにこれはシャトーカも一緒なんだよ…」
師は苦笑いしながら答えました。
今や8歳馬のバッファリングはまさに無事是名馬。
そのタフさ、堅実さで地元オーストラリアの競馬ファンを魅了していますが、今回は自身2度目の海外G1を目指します。
2010年初めのデビュー以来、52戦して20勝2着17回、そして数多の3着。
この堅実な成績にヒースコート師は、
「この馬はちょっと癖のあるところもあるんだけど、スタッフみんなベストを尽くして面倒を見ているよ。ボクはこの馬の52回のスタートのうち、不満が残るレースは2度だけだね」
と、馬の頑丈さ、能力の高さを褒めました。
このバッファリングの堅実さを示すデータが他にもあって、32回G1レベルのレースに出走しているんですが、7勝、2着6回、3着7回、4着6回。
出るG1ほぼ掲示板以内というのを8歳まで続けているわけですね。
ちなみに、この馬はG1初挑戦から18回目までは勝つことが出来ませんでした。
ただ、その間に2着を10度も重ねているんですが…。
そんなイマイチ君だったバッファリングがついに開眼したのが2013年のマニカトーS(ムーニーバレー競馬場)。
因縁めいていますが、その時に下したのが、殴りこんできた当時の香港No.1スプリンター、ラッキーナイン。
そこからバッファリングは2か月でG1を3勝するのです。
「もちろん初めてG1を勝った時も印象的なんだけど、忘れてほしくないのは世界的なチャンピオンスプリンター、ブラックキャビアやヘイリストと善戦してきたってことだね」
年を経て、バッファリングは本格化。
G1レベルここ15走では7勝しています。
そして、右回りで10勝、左回りで8勝、直線コースで2勝と死角なし。
豪州代表というとシャトーカにばかりスポットライトが当たりがちですが、どっこい古豪が存在感を見せる場面もあるかもしれません。
少なくとも、陣営は虎視眈々と狙っています。
「老兵は去らず、ただ勝ち切るのみ」でしょうか?
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