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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 6月 4日 |
いよいよ明日に迫った安田記念。
香港代表のコンテントメントを送り出すジョン・サイズ調教師にとっても力の入る一戦です。
2008年にアルマダで2着した実績のあるサイズ師。
それ以来、今回のコンテントメントを含め8度安田記念に挑戦し続けているサイズ師ですが、今回の感触はアルマダの時と似ているようです。
香港競馬で7度チャンピオンに輝いているサイズ師。
コンテントメントを安田記念に挑戦させる構想は、実は一年前に沙田のマイルを2勝した時から温めていたそうです。
しかも、勝ったのは重賞ではなく、クラス2戦とクラス1戦に過ぎなかったんですが、この馬の実力を見極め、目標を決めていました。
「1年前にここ(東京競馬場)に来ることを決めて、今シーズンは当初からここを最終目標に据えていたんだ。今回、その真価が問われるわけだね」
と、サイズ師。
「(あの時と違い)今やこの馬も国際G1馬だし、今回はその力を証明してくれると思っているよ」
と続けました。
アルマダの時と似ている点は馬の状態のみならず、相手関係からも言えそうです。
2008年の安田記念、アルマダが先着を許したのは伝説の牝馬、ウォッカでした。
今回立ちはだかるのは、おそらく歴史に残る馬、去年の日本の年度代表馬、モーリスです。
「アルマダの時には、ボク自身少しとまどった部分があった。何しろ日本への遠征はあの時が初めてだったからね。その上、枠もかなり外枠だった。アルマダはそれらを乗り越えてくれたわけだね」
その後、サイズ師はこのレースに相次いで挑戦。
2009年、12年、13年、14年と遠征し、7頭を送り出してきました。
「今回は、あの時のアルマダと非常に良く似たコンテントメントを出走させるわけだけれど、今回の方がよりいいレースをしてくれると思っているよ。でも、アルマダの時は敵はウォッカ一頭と思っていたけど、今回はモーリスの他にもリアルスティールという手強いライバルがいる。1頭じゃなくて2頭の高い壁を乗り越えなきゃならないなんてね!」
もう一つ乗り越えるべき壁があります。それが、距離。
コンテントメントが初めて勝った国際G1が、2月のクイーンズシルバージュビリーカップ(1400m)。
前走のG1チャンピオンズマイルでは200m伸びたことを感じさせないいい競馬をしましたが、ゴールでは前に一頭交わせなかった馬がいました。
2馬身先で余裕綽々先着したのは、今回最大のライバル、モーリスでした。
「たしかに、あの時(チャンピオンズマイル)以上に驚くほど状態が良くなることはないと思うよ。あのレースは本当にいいレースをして、勝てると思った。でも、モーリスはそれを上回る競馬を見せたんだ。レーティングだってモーリスの方が高いしね。それはリアルスティールもそうだけど。でも、こちらも少しは状態も上向いているし、チャンスが全くないわけじゃないよ」
と、闘志を燃やしたサイズ師。距離に関しては、
「机上では、コンテントメントにとっては1400mがベスト距離ってことになるんだろうけど、1800mや1600mでも勝っているからね。もちろん、相手関係やレースの流れによる部分はあるだろうけど、1400mじゃなければ戦えないわけじゃない。今回もそうだけど、世界の主要G1は1600mが大部分で、1400mじゃない。慣れるしかないよ」
安田記念には今まで34頭の香港所属馬が挑戦してきました。
最初に遠征したのは、1994年、ネヴィル・ベッグ厩舎所属のウィニングパートナーズ。
16頭立ての14着に終わりました。
その後、日本のファンの記憶にも残る2000年のフェアリーキングプローン、2006年のブリッシュラックでの勝利があります。
しかし、その後は良績を挙げられず、日本のマイラーの後塵を拝してきました。
「日本の馬は本当に強いし、ここで勝てるかどうか自信はないよ。でも、挑戦はしたいんだ。このレースが国際レースだってことの証明にもなるしね」
と、サイズ師は語りました。
馬自身も上々の出来のようで、サイズ師もホッとしています。
今朝も日曜の本番に向けてアピール。
レース直前のルーティンを遠征先でも披露し、角馬場でしばらく運動した後ダートコースでキャンター。
気持ちよさそうに体を動かしていました。
それを見たサイズ師は、
「レース前に力を溜めている様子だね。いつも通り、すべて順調だよ」
と、目じりを下げました。
一方、ライバルとなるモーリスも検疫の関係で東京競馬場にいます。
勢い、コンテントメントの取材に集まった香港メディアも注目してその調教を見るわけですが、こちらも順調でした。
五月晴れの日差しの下、角馬場で運動を行ったモーリス。
その後ダートコースに入ると、駈足から直線軽めに追い、汗を流しました。
モーリス断トツ人気で幕を開ける安田記念。
香港勢10年ぶりの戴冠はあるのか?
海の向こう、香港からもファンが熱視線を送っています。
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