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| 飯田コージ |
| 1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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| 9月 1日 |
香港の新シーズンがいよいよ始まります。
今週末、3日(土)に沙田競馬場で、恒例の香港特別行政区(HKSAR)行政長官カップをメインに10のレースが予定されています。
メインのHKSAR長官カップは、クラス1のハンデ戦。
11頭の出走が予定されていて、今シーズンの躍進が期待される若武者を中心に興味深いメンバーが揃いました。
名前が挙がるのは、ブリザード、パッキングピンズ、ラッキーイヤー、ダッシングフェロー、さらに海外でのG1勝ちもある古豪アンバースカイ、昨シーズンの覇者、アイムインチャージといったところ。
この中で、ブリザード、パッキングピンズ、アンバースカイは同じリッキー・イウ厩舎。
イウ師はこの長官カップの第一回の勝利調教師でもあります。
「3対8だね」
と、まずは頭数で対比して見せた調教師。その上で、
「ただ、この3頭はいずれも、4着までに入る力があるけどね」
と、おどけて見せました。
これだけの軽口が飛ばせるのも、師が根本で自信を感じている証拠です。
「ウチの3頭はいずれもいいレースを見せてくれるハズだよ。なぜなら、それぞれ追い切りがとても良かったからね」
昨シーズンはともにHKG1の香港クラシックマイルと香港クラシックカップ(1800m)で3着だったブリザード。
そして、国際G1チャンピオンズマイルで3着に入ったパッキングピンズ。
この2頭は、8月27日(土)にジョッキークラブのプレシーズンカーニバルで行われた芝の調教試験で目を引く動きをしていました。
「カーニバルの夜の1000mのトライアルでブリザードは素晴らしかったし、パッキングピンズも同じく良かったよね」
と、イウ師。続けて、
「ブリザードは疲れも取れてフレッシュだよ。この馬の好きな距離だしね」
この調教試験で最先着は同じく長官カップに出走のダッシングフェローで、2頭は3着と4着。
パッキングピンズは完全に余力残しのフィニッシュ。
こちらは、ブリザードと対称的に、土曜日の距離1200mよりも少し長い距離の方がベストではないかと言われています。
一方のブリザードは、コンビを組むカリス・ティータン騎手との相性は抜群で、ここまで5勝。
さらに、今回の1200mは香港での全6勝のうち4勝を挙げている適距離。
その上、パッキングピンズとは16ポンドの斤量差もあり、今回は本命と言われる所以です。
もう一頭のリッキー・イウ勢、古豪アンバースカイ。
かつては香港短距離界トップの一角と言われていたこの馬。
2014年にはドバイのG1アルクウォーツスプリント(1000m)を勝っています。
沙田の1200mは過去6度挑戦していますが、一度も入着せず。
7歳になり、2013年10月の移籍以来、実はドバイ・メイダン競馬場での勝利以外に勝っていません。
ただ、今回はレーティングが過去最低まで落ち込んだ上、今年デビューの見習い騎手ディラン・モーの10ポンド割引が効きそうです。
「今週の調教では、アンバースカイも非常に良かったよ。いいテンの脚を見せてくれていた。土曜は新人を乗っけるつもり。10ポンドの減量はテンの脚にプラスに働くだろうし、特に10番枠を引いたから助かるね」
また、パッキングピンズについては、
「ホントはチャド・スコフィールドに乗ってほしかったんだけど、騎乗停止だったんだよ。アレックス・ライに依頼したのは、彼がオーナーのリーファミリーの馬にピーター・ホー厩舎時代に良く乗っていてお馴染みだったからね」
と説明してくれました。
キャスパー・ファウンズ調教師は、G1クラスのスターホースの登竜門としてこの長官カップを使ってきました。
ラッキーナインやザデュークがこのレースを足掛かりにスターダムにのし上がっていきました。
今回は、ダンドネルとアイムインチャージの2頭出しです。
ダンドネルは8月23日のオールウェザー1200mの調教試験で最先着。その末脚を見せつけました。
一方、去年の覇者アイムインチャージはそれ以来勝ちがありません。
そのおかげで、今回は去年と比べて5ポンドレーティングが下がっています。
その上、騎乗するベン・ソー騎手の見習い特典で2ポンドの減量もついています。
ホアオ・モレイラ騎手は、こちらもプレシーズンカーニバルでいいところを見せたラッキーイヤーに騎乗。
さらに、2014年のこのレースの覇者ゴールデンハーベストは、アイムインチャージと同じように減量騎手を乗せて軽ハンデ狙い。
今回はケイ・チョン騎手の7ポンド減量で争覇圏を狙います。
また、ジョン・ムーア厩舎からはダッシングフェロー。
こちらは、香港移籍初日に、いきなりメインレース騎乗のサム・クリッパートン騎手が鞍上です。
3か月限定免許での香港移籍初日から7つのレースに騎乗予定のクリッパートン騎手。
調教でも乗った若武者に感想を聞くと、「とてもタフなレースになると思うよ」という答えが返ってきました。
「この馬(ダッシングフェロー)はオン・オフのはっきりした馬だね。調教ではプロフェッショナルそのものだった。ゲートから勢いよく飛び出すと、先団3番手以内に付け、そのまま流れ込んだ。おそらくベスト距離だとは言えないけれど、土曜のレースでは大駆けもあると思うよ。短いながらも夏休みを取って、馬自体はフレッシュになっているし、潜在力も上がっていると思う。有力馬の一頭だと自信を持ってお勧めするよ」
幸先の良いスタートを切るのは、どの陣営か?
シーズンの運勢を占う一日になりそうです。
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