飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
9月 8日
昨日のハッピーバレー開幕戦は見出しになるような出来事が様々ありました。
メインレースは大接戦の中からホーホーフィールがクビの上げ下げを制し、キャスパー・ファウンズ調教師は一日3勝の固め打ちで通算700勝を達成しました。
他にも、単勝94.0倍という大番狂わせでスーパーフォームが勝ったり、ハッピーバレー開幕日としては史上最高の売り上げを記録したりと、話題満載の一夜でした。

順に追っていきましょう。
まずは、最後は首の上げ下げのデッドヒートが繰り広げられたこの日のメイン、1650mのコミュニティチェストカップ。
6.1倍の二番人気に応えたのは、デレク・リョン騎手が乗ったホーホーフィール。
オリビエ・ダリューズ鞍上の2着ハッピーコンテンダーとは火の出るような叩き合いでした。
「3番枠といういい枠を引いたからね。レース前の目論見としては、まずは好位でじっとしていようと。何しろ、116ポンドという軽ハンデ。前に放され過ぎると短い直線じゃ捕まえきれないから、そこだけ気を遣ったよ」
と、リョン騎手。
前週末の沙田開催ですでに今シーズン初勝利を挙げていただけに、ここでは気負わず余裕がありました。
「この馬は1650mがベストじゃないね。1800mとか2000mとか、長い方がいいと思う。だから、淀みないペースはこの馬にはプラスに作用したね。折り合いに苦労せずとも流れに乗ることができた。直線はもう追って追って追って。何とかハナ差凌ぐことが出来た。シーズンが始まってこんなに早くメインのカップレースをモノにすることが出来て、素晴らしい気分だよ」
と、饒舌に語りました。
これでホーホーフィールは香港移籍後13戦して3勝目。
クラス3に昇格後、1800m戦で1勝。さらに、1800m戦と2000m戦で1度ずつ2着しています。
管理するデニス・イップ調教師は、
「出来は良かった。昨シーズンの終わりから、ずっと調子を上げて来ていて、今回はその流れを維持できたね。このままの調子を維持していければと思う。次走は、今月28日にハッピーバレーの1800m戦があるからそこを目標に、その後2000m戦を中心に戦っていければと」
と、展望を語りました。

続いて、この日一番の笑顔を見せた人物を紹介しましょう。
キャスパー・ファウンズ調教師。
香港競馬界では、シティトラックと言われるハッピーバレー競馬場をめっぽう得意にしている調教師です。
今までに3度、最優秀調教師に輝いている名伯楽は、ザック・パートン騎手とのコンビで698勝目と699勝目を積み重ねます。
順に、 第3レースの尚德カップ(クラス5)をスピーディウォーリーで、第5レースの愛民カップ(クラス4)では単勝3.3倍の人気に応え、ビクトリーマーベルで勝ちました。
そして、記録の瞬間はカリス・ティータン騎手と。
ブロッカーディーでクラス2友愛カップを勝ち、節目の700勝に到達しました。
「とても嬉しいよ。何と言ってもこのホームともいえるコースで達成できたんだからね。去年も前半なかなか上手く勝ちを重ねられなかったんだけど、このハッピーバレーで立て直して最優秀調教師へのきっかけをつかむことができた。ボクはハッピーバレーを愛しているよ。だから、ここで700勝へのカウントダウンできると思っていたよ」
と、ファウンズ師。
去年はハッピーバレー最多勝をダニー・シャン調教師に譲ったものの、700勝のうちハッピーバレーが366勝。得意にしていることは記録も証明しています。
「今夜勝った3頭とも、ここで終わるような馬じゃない。もう2,3勝してくれると思うよ。むしろ、競争激しいここ香港で勝負する以上は、もう2,3勝させるくらいじゃないとここまで来れないよ」

698勝目と699勝目をもたらしたパートン騎手は、別の調教師とのコンビでこちらも一夜にして3勝の固め打ちでした。
第7レースの華富カップ(クラス3)をハンズディシジョンで差し切り勝ち。ゴールでは1馬身差という測ったような末脚を見せました。

次に、ハッピーバレー競馬場がこの夜一番のどよめきに包まれたのが第4レース順利カップ(クラス4)。
それまで香港移籍後6戦してすべて2ケタ着順というスーパーフォームがティータン騎手の手綱であれよあれよの差し切り勝ち。
2分の1馬身差先頭でゴールを駆け抜け、単勝94倍という大番狂わせを演じ、アイルランドから香港へ移籍後初勝利を挙げました。
「ヨーロッパからの移籍馬に良くあることなんだけど、この馬も香港の水に慣れるまでに時間がかかったね。その上、去年はケガもあって不運が続いていたんだ。それで時間を無駄にしてしまったね。屈腱を痛めたもんだから、前6走鳴かず飛ばずも仕方なかった」
と、管理するトニー・ミラード調教師。続けて、
「今シーズンは馬自身も変わってきて、こちらがしたいように調教が出来るようになった。馬もそれに応えて良くなってくれたね」
と語りました。さらに、
「調教試験で強めに追う必要があったんだけど、先週の芝での追い切りで馬がガラッと変わったね。そこからだよ、流れが変わったのは。ちょっと馬場が悪くても、馬の気持ちは前向きだったね。雨が降ったのもこの馬にはプラスに働いたよ」
と、ミラード師は饒舌に答えました。

最後に、この夜の売り上げは10億190万香港ドルで、去年のハッピーバレー開幕日の9億3800万香港ドルから8.6%増加。合計16600人が詰めかけ、大いに盛り上がったようです。


 
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