飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
10月19日
12月の香港国際レースまであと2か月を切り、各地からのエントリーが集まりつつあります。
その先陣を切って、フランスから参戦の便りが届きました。
競馬界で香港とフランスの間というのは意外と親密です。
1950年代には、3度チャンピオンジョッキーに輝いたマルセル・サマックというフランス人ジョッキーが活躍。
最近では、史上最多の香港国際レース8勝のジェラール・モッセ騎手の名前が挙がります。
さらに、通算7勝で続くオリビエ・ペリエ騎手もフランス出身。
そして、香港国際レースでトリコロールカラーのフランス国旗がセンターポールに上がったのは実に14度。
これは海外勢としては最多勝利です。
今まで、プライド、ジムアンドトニック、ドクターディノ、フリンシャー、ビジョンディタットといった綺羅星の如くスターホースを送り込んできました。

そんなフランス競馬界から今回手を挙げたのは、フランソワ・ロー調教師。
彼は今まで香港国際レースでの勝ち鞍はありません。
地元フランスでG1を8度制している伯楽が今回送り込むのは、サインズオブブレッシングです。
「サインズオブブレッシングは香港スプリントに登録したよ。12月の初めの時点で調子が良ければ、香港へ遠征するつもりさ」
と報道陣に明かしました。
今のところ、今年6戦して3勝のスプリンター。今季最大の勝ち鞍は8月・ドーヴィル競馬場で行われたモーリス・ド・ギース賞(G1・芝1300m)です。
また、6月のロイヤル・アスコット開催、G1ゴールデンジュビリーS(1200m)ではトワイライトサンの小差3着。
先週末のG1ブリティッシュチャンピオンズスプリントSでも勝ったザティンマンに対して堅実な走りで13頭立ての4着と健闘しました。

ロー調教師は、沙田競馬場の硬くて平坦コース、そしてコーナーを回るこの環境がサインズオブブレッシングにピッタリと思っているようです。
ただ、歴史を紐解くと香港スプリントは欧州馬にとっては鬼門。
今だに勝ち鞍はなく、2着がやっと。
それも、2013年に日本のチャンピオンスプリンター、ロードカナロアが横綱相撲で勝った時に離れた2着にソールパワーが入ったのみです。
「坂のあるアスコット競馬場での6ハロン戦は、この馬にはちょっと長かったね」
と、ロー師。続けて、
「平坦コースの6ハロンならベストだよ。だから、負けたとはいえアスコットの走りには満足しているんだ。非常に堅実な馬だし、世界でもベストスプリンターの一頭だと思っているよ。直線よりもコーナーのあるコースの方が得意なので、それも香港が合うと思う理由の一つだね」

フランスからはもう一頭、エレイン・ド・ロイヤル・デュプレ調教師が管理するワンフットインヘブンが登録しています。
ロイヤル・デュプレ師といえば、香港の競馬ファンにはもうすっかりおなじみ。
特にこの12月の国際レースには毎年のように来港していて、2006年にはプライドで香港カップを、そして2009年にはダリャカーナで香港ヴァーズをモノにしています。
去年はダリヤンで参戦。
このダリヤンはダリャカーナの息子で、香港ヴァーズでハイランドリールの3着と健闘しました。
そして今回もまた、かつての勝ち馬の息子での参戦です。ワンフットインヘブンはプライドの仔なのです。
「ワンフットインヘブンの香港ヴァーズ参戦はプラン通りだよ」
と、ロイヤル・デュプレ師。近走はファウンドが勝った凱旋門賞で6着。
最近の勝ち鞍はG2コンセイユ・ド・パリ賞(2400m)ですが、過去2002年のアンジュガブリエル、2003年のヴァリーエンチャンティーがここを勝って香港ヴァーズも勝っています。
去年はこのレースを勝ったミンダイナスティが香港ヴァーズで4着に入っていて、有力なステップレースであることは変わりないようです。

「コンセイユ・ド・パリ賞を勝った時は道悪だったんだけど、ボクはこの馬は本質的には道悪よりも良の方がいい馬だと思っているんだ。6着に入った凱旋門賞のような馬場だね。だから、硬い香港の馬場は合うと思うよ」
と、ロイヤル・デュプレ師。続けて、
「もう2、3週様子を見て最終的に遠征を決断しようと思う。それに、シャンティーで勝った反動がどれだけあるかも見なくてはね。でも、今のところ障害は何一つないよ。4歳馬なのでさらなる変わり身も期待できるし、お母さんのプライドの時よりもさらに状態良く遠征できると思うよ」
と、自信を見せました。

ちなみに、香港ヴァーズは特にフランスの独壇場。
直近ではアンドレ・ファーブル師管理のフリンシャーが2014年に勝っていて、これが10勝目。
11勝目を決めて、またトリコロールがセンターポールを飾るのか?香港国際レースは12月11日です。


 
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