皆さんはゴールボールという競技をご存知ですか?

ゴールボールは、
視覚障がい者が男女別に行うチームスポーツで、鈴の入ったボールを互いに投げあい、得点を狙う対戦型の競技です。
先月7月22日~24日にかけて、足立区総合スポーツセンターで
「東日本大震災支援 2016ジャパンパラ ゴールボール競技大会」が行われました。

初めてのゴールボールの観戦でした!
ずっと観に行きたいなぁ・・と思っていたので、念願叶ってやっと観戦できました。

コート上には選手3人が出場し、選手全員はアイシェード(目隠し)を装着します。
バレーボールのコートと同じ広さのコートの両端に、サッカーのゴールのようにネットが張ってあり、
このゴールめがけて交互にボールを投げあい得点を狙います。


ボールを投げる側は、アンダースローのように床に勢いよくボールを転がしてゴールを狙います。


対してゴールを守る側は、このように3人で音を頼りにボールを止めます。


音が情報の全てなので、会場には「お静かに」のプラカードが出され、審判も「Quiet please!」とボールが投げられる前に言います。
音を使った戦略もあり、ボールを投げる側はわざと3人で手で床を叩いたり、静かに見方にパスを出して思わぬ方向からボールを投げたりします。

そして、私が驚いたプレーは・・・
ボールがゴールに入るのを防いだ時に体にボールが当たってしまい、ボールが背中に反れてゴールしそうな瞬間、
他の選手がその音を聞いてすかさず後ろに回りこんでボールを止める・・というプレーです。
音だけで、体がボールを弾いたこと、そしてそのボールが反れてゴールしそうであるということを、音だけで判断しているんです。
すごいですよね!!

今回の大会には、
日本代表Aチーム、日本代表Bチーム、韓国代表チーム、イスラエル代表チームが出場しました。

決勝は、
日本代表Aチームとイスラエル代表チーム
前半はイスラエルが立て続けにゴールを決めて、3点を先取、日本は1点を返します。
後半に入り、日本はすぐに1点を返しますが・・・
3-2でイスラエルが優勝しました。

ゴールボール女子日本代表は、リオパラリンピックに出場します。
ロンドンパラリンピックでは金メダル、世界ランキングは4位(2016.5.31現在)です。

日本代表の選手は皆さん、口々に「悔しい・・・」とおっしゃっていましたが、
キャプテンの浦田理恵選手は「リオへの課題を見つけたので、それをクリアにして結果を出せるようにしたい。」と抱負を語っていました。

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