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【瀬間詠里花(せま・えりか)】女子プロテニスプレイヤー (2009年9月14日〜2009年9月18日オンエア)


毎週様々なアスリートをゲストにお迎えしてお送りしているスポーツリアルトーク。
この番組ホームページでは放送では触れることができなかった部分も含め、
インタビューの内容をお伝えしていきます。
先週のゲストは、女子プロテニスプレイヤーの瀬間詠里花選手です。
姉の瀬間友里加選手とともに美人プロテニスプレイヤー姉妹として注目を浴び、
自身もそのルックスを活かしてモデルとしても活躍中の瀬間詠里花選手にじっくりお話を伺いました。



【瀬間詠里花】(せま・えりか)
東京都出身、1988年生まれの現在20歳。
2つ年上の姉で、プロテニスプレイヤーの瀬間友里加選手の後を追い
7才でテニスを始める。
2003年全国中学選手権大会でダブルスで優勝。
2005年17歳の時に全日本ジュニアで優勝したことをきっかけにプロに転向。
今年は6月に開催された東京有明国際女子オープンで優勝。
トッププレイヤーへの階段を確実に上っている。





【テニスとの出会いは?】
7歳くらいの時です。私より先に姉がテニスを始めていたのでテニススクールには一緒についていっていたんです。私はテニスに興味がなくて公園で遊んでたりしていたんですがそれでもいつの間にかテニスコートに立っていたみたいです。
本当に全然覚えていなくていつの間にかに始めていたという感じですね、姉がいなかったらはじめていなかったでしょうね。
それで小学3年生の時に初めて試合に出るんですが0−6・0−6のストレートで負けてしまって、そこから悔しい思いが出てきて、それまでは楽しいだけだったんですけどそこからもっと強くなりたいと思ったので週3回から5回に増やしてテニスに通うようになりました。姉が強かったので追い越したいと思ったのもあります。
 〜お姉さんともダブルスを組んだこともあるんですよね?
同じ中学校に進んで、私が中学1年で姉が3年の時に組んで全国大会で準優勝しました。今はそんなことはしないのですが、その時は試合の最初から最後まで口をきかなかったりポイントの合間にタッチをしなかったり「お姉ちゃんが悪い」「あなたが悪い」とすごいケンカしていたのを覚えています。
今も姉とダブルスを組むこともあるんですが、テニスに集中しています(笑)


【最大の挑戦は?】
17歳の時、全日本ジュニアで優勝をしよう!と思ってチャレンジしたことです。
その前の年に16歳以下の大会で準優勝。その試合はマッチポイントを握っていて勝てず、すっごい悔しい思いをしました。
次の年は18歳以下にして自分より年上の方も出ていたんですが、そこで優勝して『プロになりたい』という思いがあったのでホントに朝から晩までずーっとテニスをしていました。
 〜そして念願かなってプロになりました、プロの世界はいかがでしたか?
プロになる前は意外と簡単だと思ったんです。『すぐにグランドスラムに行けるんだろう』って思っていたんですよ。
でもぜんぜん違って体も細かったですし小さかったので試合に入った時になめられるんですよ。相手に余裕がある感じは嫌でしたね、
それで少し自信がなくなってきたんですが、今ようやく少し勝てるようになってきて自信がついてきましたね。
前まで苦手だったサーブでエースが取れるようになってきたので、あと前だったら決まらないようなボールも決まるようになったり、体重も増えて重いボールが打てるようになったな、という実感はあります。



【壁・挫折は?】
プロに入って2年目に入になった時です。1年目は勝てなくてもしょうがないと思ったのですが2年目になってもなかなか勝てない日々が続いたんです。何もする気にもならないし食欲もわかないし体重も一気に落ちて動けなくなってしまって、その時は1カ月近くテニスをしませんでした。
周りの目もありましたし焦りとプレッシャーが厳しかったです、ちょうど姉も遠征に行っていて相談できなかったので家にいることが多かったですね。
それで姉が「家にいても仕方ないから一緒に遠征に行こう、そこであたしが試合してるのを見ててくれる」と言ってくれて一緒にアメリカに行きました。
日本だと「そんなに痩せてて大丈夫?」という風に見られていたんですけど、アメリカに行ったら「ただのちっちゃい子だね」みたいに見られて、それがすごい楽で「外国の方は気にしないんだな」と思ってそれでまたテニスしてみようかな、と思って姉の試合の後などに一緒にボールを打ちだしました。
ボールを打ってみてやっぱりテニスが好きが改めてわかって、もう一度頑張ってみようと思いました。
 〜その後勝てるようになったきっかけは?
それまでは諦めてしまうことが多かったんですが、テニス自体より気持ちで負けないよう最後までファイトしよう、と思うようにして。
それが出来るようになってから自然と勝てるようになって、それが自信になっているんだと思います。



【チャレンジソングは?】
集中したい時に聞いている曲はMONKEY MAJIKAround The Worldです。
歌詞がすっごくよくって自分に負けるな、といった歌詞なので、対戦相手がいるのは当たり前なんですがやはり自分自身に負けいようにしようと思って毎試合前に聞いています。
 〜viviのアスリートモデルをやられていますが、そちらの活動はいかがですか?
普段はかないヒールとかも履くので撮影が終わった後は試合以上にドット疲れが出ます(笑)
ホントは私服でも履きたいのですが、何かあったとき捻ったりしたら怖いので履けないんですよ。
あと私は日焼けしてますしそれに靴下焼けがすごく目立つんですよ、くるぶしのところが白くて。ヒールを履くと目立つのでそれでヒールが苦手というのもありますね、なのでそこがうまく隠れるようにラインがあるような靴を選んで努力しています(笑)



【将来の目標は?】
グランドスラム・4大大会の本選に出場することです。まだ予選にも引っかかっていないので、まずは来年とか再来年には出たいなと思います。
今年は世界ランクの200位台というのが目標だったんですけど、それも達成できたので出来る限りランキングを上げて200位台の前半に入れるようにしたいです。
あとは、今、英語を話したくなりたくて英会話に通っているんです、それで英語が話せるようになったら次はスペイン語を習いたいです。
テニスの選手はスペイン語をしゃべる方が多いので、英語でも話せるんですけどスペイン語を覚えたらもっと仲良くなれるのかな、と思いまして。
それと父がフランス人なんですが、家では日本語だらけだったのでフランス語は全く話せないんです(笑)
父はフランス語の先生をしているので家で教えるのも嫌だと思うので頼めません(笑)
選手としては小さい子から「瀬間詠里花選手みたいになりたい」と言ってもらえるような選手になりたいので、そうなれるように頑張ります!






インタビューを終えて
以前に、この番組のゲストに来て頂いたお姉さん・友里加さんとはまた違った雰囲気の詠里花さん。いかにも、末っ子さんらしく…甘く可愛い話し方…しかし、しかし、お話が進むに連れてその、隠された「しっかりさ」に圧倒されてしまいました。

お姉さんの背中を追いかけながら、また早くからプロを意識して過ごしてきた経験が、若さと、その可愛らしい外見からは意外なほどの意志の強さを作りあげてきたのでしょうね。

お姉さんを心から尊敬しながらも、比べられるツラさもあって…きっと注目される”姉妹”の妹ならではの苦労もあるでしょうね。


でも、詠里花さんの魅力とパワーは、そういったプレッシャーをはねのけるに充分過ぎるものを感じました。これからの活躍、目を離さずに見て行きたいと思いました!!!

お互いを思いやり、支え合い…と、とても仲良しの瀬間姉妹。それぞれの、それぞれらしいご活躍を応援していますからね!!!

(政井マヤ)






政井マヤ
パーソナリティ:
政井マヤ
メキシコ生まれの元フジテレビアナウンサー。フジテレビ時代には、スーパーニュース、ワッツ!?ニッポンなど情報番組を主に担当。2007年3月に俳優の前川泰之さんと 結婚、女児を出産。2008年からスポーツリアルトークのパーソナリティを務めている。
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