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オリンピック2大会連続メダル獲得の三宅宏美が心に留める父からの言葉とは!

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今回のゲストは、
日本女子重量挙げのエースで、ロンドンオリンピックで銀、
リオで銅メダルを獲得された三宅宏実さんです!



今回は、三宅さんの『相棒』「こだわりの用具」に迫りたいと思います!
重量挙げ選手・三宅さんにとっての相棒は・・・?


−ウェートリフティングにはどのような道具が必要?
バーベルは大会が用意するので、
選手が用意するのは自分が着るTシャツとかですかね!
靴は絶対必要なので、それとベルトさえあれば大丈夫です!
靴は皮で作られており、硬くコーティングされていて、かかとの方が少し上がっています。ウェートリフティング用のアシックスさんの特殊なものです!

−靴に硬さは必要なんですか?
重いものをあげて、倍になって自分の体に吸収されるので、
足が大事になってくるのを考えられて作られています!
これは注文なんですが、他のメーカーさんのもあります!
安いメーカーさんでも、二万円くらいですね〜。

−この靴はどのくらい使うんですか?
使う選手だと、3年から4年ほど使いますね!
でも私は父から靴は大事だと教えられていたので、
1年に1回は変えていました!
それぞれの足の型に合わせて作るので、一足作るのに3ヶ月ほどかかります

−サポーターも大事な道具?
大きいですね〜!
これがないと立てない、これがないと出来ないくらい!
良い道具に出会うと、それに体が慣れるので、
無しとありでは、発揮する力が全然違いますね!

−手首にはサポーターではなく、バンテージ?
手首にサポーターを巻くイメージはないですね〜。
これはウェートリフティング専用のバンテージなので!
あまり手首にサポーターをつける選手はいないですね〜。
幅は手首と同じくらいで、長さは人によって違います!
一番の目的は手首の保護なので、
少しクッションがあると重量の負担を軽減できるます!

−腰のベルトも大事?
これも大事ですね〜。
これが腰を守ってくれる役割をしてくれるので!
腹筋・体幹がしっかりしている選手は、使わない人も結構います!
スナッチとクリーンアンドジャークで使い分けるんですけど、
私はスナッチの時は、ベルトをするとバーに引っかかちゃうのでしないんです!
クリーンアンドジャークは、一番ベルトが必要な競技ですね。
締め付けられているので、重さと同時に腹圧が膨らみ、
反発され守られるので、腰の保護になります!

−ちなみにベンチプレスはどのくらいあげられる?
ベストは69キロなんです!
ちょっと中途半端なんですけど、使う筋肉が違うので・・・。
私たちは上にあげる競技なので!
トレーニングとしてもたまに取り入れるんですが、
そんなにしないですね。
重いものをあげるときに胸が負けないように取り入れるんですが、
あまりつけすぎると邪魔になり、動きがおかしくなってしまうので、
偏りなく筋肉をつけなければならないんです!


んな三宅宏実さんに金子がより深掘りして聴いていくコーナー
『金子の深堀り!』

−東京五輪から階級が変更に!
三宅さんの階級が48キロから49キロに変わる影響は?
階級の1キロの違いは大きいですね〜。
もし47キロか50キロだと、私は勝負できない位置だったので。
なんとか勝負できるところに収まってもらえたので、
チャンスはあるのかなと思っています。
これまでの48キロはベストでもあるんですが、
減量による体への負担も大きいので、1キロ増えた方がそのぶん食事も取れますし、筋肉も増やせるので体への負担は少ないかなと!

−減量の際に、放っておくとどのくらいまで体重は増えてしまう?
放っておくと52、3キロまで増やせちゃいますね!
でも、そこまで増やしてしまうと大変なので・・・。
以前、5キロの減量で結構しんどかったので・・・。
普段から2キロ以内で節制してキープしてますね!
1日10回くらい体重計に乗るので、
どれくらい食べて、体重計に乗ってを体重を把握して、
普段から50キロくらいにキープしてますね。
50キロ以上増えたときには、調整しますね!

−ウェートリフティングの年齢的ピークは?
おそらく26、7歳くらいが良いときなんじゃないかなと。
10年くらいすると競技についても色々わかってくるので、
心技体が揃う年齢だと思います!

−ピークを超えて何を武器に勝負?
やっぱり経験値ですかね。
これまでやってきた経験値と、あとは技術。
試合運びだとか、駆け引きがあるので!
試合に向けての調整のやり方も、
いかにピークに合わせるかで方法も変わってきているので。
1番の目標はオリンピックに出ることなので、
そこに合わせて上手く父がコントロールしてくれていますね。

−東京五輪は楽しみ?怖い?
ハッキリはしてないですけど・・・両方あるかな〜。
でも、そっちの楽しみや怖さよりも、今は上手くなりたい思いがありますね。
早く上達したい、テクニックを磨きたい、やりたいフォームに近づけたい!
理想のフォームへのイメージと、過去にも理想の感覚があるので、
それに近づけさせたいですね。
怪我をするということは、フォームが合っていないサインなので。
もっと効率の良い上げ方、負担の少ないフォームを理解していれば、
そんなに体に負担はないはずなので、その域にたどり着くように毎日練習を積み重ねているところですね。

−いつも何時間くらい練習を?
午前中から初めて、体操も含めて9時から1時。
午後は2時半くらいから5時半、6時くらいまでやります。
実際にバーベルをあげるのは、1時間から1時間半くらいなんですが、
それまでの準備体操で体幹を鍛えたり、
これからバーベルに入る体の準備をしないと怪我をしてしまうので。
そっちの準備体操に2時間くらいかけてやっていますね。

−いつ頃から東京五輪に向けてスイッチを?
もうそろそろですね〜!
今年に入って全日本含め試合を2回しているんですけど、
秋口にも大会がありそこで設定している目標重量もあるので、
もうスイッチは入り始めてますね。


そんな三宅宏実さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『挑戦』

父が挑戦という言葉が好きなのもあるんですが・・・。
練習しているとマンネリ化してくることもあるのですが、
挑戦する心がないと成長が終わってしまう。
どんな時も挑戦する心がないと上には行けない。
競技に関わらず色々なこと含めて、挑戦する思いがないと成長していけないと思うと、好きな言葉ですね。

父の言葉で救われることはたくさんありますね。
力もあり、説得力もあるので。
『今日よりも明日、明日よりも明後日』という言葉も言ってくれたりして、
どんどん良くなるよと、そういう風に持っていってくれますね。

次回のゲストは・・・

ラグビー界のレジェンドで、
元日本代表の司令塔・大西将太郎さんです!

お楽しみに!


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